武田邦彦先生の提言

まあしかし、NHKのために、ものすごい僕らは暗い人生、発展しない日本、不平等な社会を作ってきましたからね。やっぱこれはやはり、我々はもうちょっと考えて、NHKの改善を国民全体でやらなきゃいけないと思うんですよ。
私はあの、NHKに文句言ってる、文句言ってるっちゃ文句言ってるんですけど、私はね、受信料払うなとか、それから潰せとかいうことじゃなくて、やっぱり人材もいるし、目を覚ましてほしいって言ってるわけですよ。

もうお金に目が囚われちゃってんですね。NHKの人たちが、お金に目を囚われちゃってる。本当のことを報道するんではなくて、視聴率が上がることを報道する。こういうことですね。それにもう山ほど自分たちで理屈をつけて、自分の心をごまかしてるというふうに思うんですね。

今日は誤報の4回目ですね。
誤報のことを、誤報が修正されてないということを、ここ4回に渡ってやったんですよね。心の問題もあるし、日本人の命の問題もあるし。

今日はお金の話なんですね。この誤報が一番大きいっていう人もいっぱいいますけども、私は、それはお金も大切ですよ。お金も大切だけど、命が大切です。STAP細胞で一人の命が失われて、一人の人生が失われた。それの主役がNHKだったわけですから。まああんまりひどい言葉は使いたくないですけど、言わば主犯なんですよ。

このお金もそうです。お金によって、ものすごく大きく人生が狂った人がいますからね。そのうち、もっといろいろありますよ。NHKの誤報にはいろいろあるんですが、最も大きいのはやっぱり、子供にツケを回すなってやつでしょうね。
国の借金。日本国には借金ありませんよ。日本国は貯金があるんです。ちゃんとデータを見れば、どこにも書いてありますけども。だいたいどのくらいでしたかね、300兆円だか何だか、黒字なんですよ。ものすごい黒字なんです、日本は。全然借金なんかないんですよ。日本国に借金はありません。日本国の中に、ある人が、借金があるんですね。もちろん個人だってそうですよ。国民全体が借金があるかどうかって話と、ある個人が1,000万の借金をしてるって事ありますからね。だからその、ある人がしてたら国は全部してるんだっていう、それは間違いに決まってるわけです。しかしこれはNHKが意図的にやったことですね。

財務省と阿吽の呼吸だったか、打ち合わせたか。電話ぐらいは連絡したか分かりませんよ。それは警察がやることですから私のやることじゃないんですが。
この国の借金。もうこれ言い続けたんですよ。国の借金、国の借金って。国って言ったら日本国ですから。国が日本国じゃないということあるんですかね。日本国ですよ。ところがこれは違ってるんですね。政府の借金なんですよ。政府の借金っていうのは、なんか国と政府と一緒だって。いやいや国はですね、まず国民がいるでしょ。もちろん国には国民がありますよ。会社がありますね。もうそういうのはあらゆるものがあって、日本国というのを構成してるわけですね。

政府というのは単にその一つの機関にすぎません。三権分立だって、裁判所、政府、国会っていうぐらいですからね。
政府は借金しちゃったんですよ、日本政府は。ですから政府の借金はあるんです。国は借金ありません。国はお金持ちで、貯金があります。だから貯金と借金を間違って、っていうか、間違ってじゃないです。これを誤報道っておかしいですね。悪意の報道ですよ。意図的な悪意の報道。一時、ものすごくやったんですよ。どういう時期にやったか。消費税を上げる時です。消費税を上げる時に、「国が借金している、これを返さなければいけない。だから子供に我々の世代で子供にツケを回しちゃいけないから、我々の世代で返しとこう。」
全部ウソなんです。全部ウソですよ。だってまず国には借金がない。僕ら日本国民は何百兆という貯金を外国に対してしてます。我が家に借金があるかどうかっていうのは、我が家が他に対して借金があるかどうかだけであって、我が家の中で親父と息子の間が借金があるって、これ関係ないですよ。国の借金じゃありませんよ。武田家の借金って言ったら、武田家が外に対して借金しているのを武田家の借金という。全部日本語そうですよ。ここだけ意図的ですよ、だから。

だいたい放送局は、用いる用語をちゃんと使わなきゃいけないんですからね。国民が政府に1兆円のお金を貸してるんですよね。まあ今1,500兆ぐらいになったかもしれませんね。国民が政府に貸してるんです。よろしいでしょうか。国民が政府に貸してるんである。全然国とは関係がありません。内部の貸し借りだけです。なんでそれは借金なのか。ようするに税金じゃないんですよ。税金はちゃんと国会で決めただけの税金でやってるんですが、借金っていうのは勝手に政府が国民から借りて返さない金、これが1,000兆円になった。それが将来政府が逃げて、どっか外国に逃げていなくなっちゃったら、そのお金はまあ国民が払わなきゃいけないでしょうね。政府がいなくなっちゃった。息子がトンヅラしちゃったと。親父がしょうがないから息子の借金は棒引きにするしかないと、こんな感じなんですね。身内のことですよ。

これはだから国民は今政府に1,000兆円とか1,500兆円貸してるので、国民は子供に貯金を残しているわけです。
いや何ということですかね。これを延々と、NHKやったんです。今頃経済評論家で、これ言っていただいてもいいんですよ、全然批判しませんが。これはウソだったとか言ってる経済評論がいますが、私も含めてNHKが言ってる時から言った人と、それからNHKが言うのやめてから言った人と、2ついるんですよ、学者でも。
NHKが言ってる時に言うと叩かれるんですよ。みんながNHKの言うことが正しいと思ってますから。だって自分たちが受信料払ってるところが、自分に対してウソつくはずがないとこう、普通思っちゃうんですよ。人間って、そうですから。人間社会ってそうですからね。日本の中でNHKだけですよ、お客さんにウソをつくってのは。

なんか反社じゃないけど、反社はもっとちゃんとしてますからね。そういう人もいないじゃいませんけどね。まあそういうことです。それでこれをどうするかっていう問題について、2つ考えがあるんですね。
一つは棒引きしちゃえと。つまり国がそれだけ金を出すとか日銀が出すとかなんとかしてですね、処理してしまえという意見と、それからそんなことしたらインフレになっちゃうから、ちゃんとした財政均衡論っていうもので処理をしていくべきだと。要するに価値の
あるものをそれだけ作って、そしてその価値のあるものとの間の棒引きをしたらいいと、こういうやつですね。
まあ分かりません。なんで分からないか。これに対して僕は意見言っちゃいけないんです。僕の考え方は、専門の経済学者が合意してないことを、経済学の専門家以外の人があまり過度に口を出してはいけない。多少はいいですよ。多少はその、こうじゃないかとか言ってもいいけど、経済の専門家同士が言い争ってる時に、経済の専門家じゃない人が口出したってしょうがないですよね。

僕もよくあの地球温暖化とかね。ある時にテレビタレントの元野球選手が私にね、武田先生、武田さんって言ったかも知れませんね。そういう人は武田さんて言うでしょうね。
「武田さんの温暖化の話は、私は納得できません。」
私、「違う意見も結構です」って言ったんですよね。だって何にも計算できないですから。人の顔色見て決めてるだけのことですからね。やっぱり専門家たるもの、本当に私が言ってる歴史なんかでも、私はちゃんと自分で調べて、歴史学者と同程度になってから歴史を喋っております。経済学は経済学者と同程度の実力は、自分にありません。したがって経済学者が合意してくださいねと、いうように言ってるだけですね。

インフレになったら困るんですよ。今度の物価高ありますね。今どんどん物価高いでしょ。これが何の狙いだか分かりません。2%の経済成長率が正常だ、なんていうのも怪しいですね。まあ借金を減らすには物価を上げるのが一番いいですからね。ドイツの1932年のハイパーインフレのようにですね、1ヶ月で1万倍、1万分の1に貨幣価値を落とせば、現在の1,000兆円の借金っていのは1億円の借金になりますからね。簡単に借金を棒引きできます。
だから今の政府はね、ものすごく悪辣ですし、悪辣の政府をNHKが、まことしやかに解説しておりますので、今国民はどういうことになるか分かりませんね。なんつったってこの30年間、GDPが増えなかった国、つまり国民の給与が増えなかった国は日本だけです、世界で。200か国の1番ビリ。それはね、日本の科学技術、日本の生産体制、会社の運営の合理的さ、日本人の真面目に働く働き方を考えれば、経済的には世界の第10位にはいます。まあベスト10以内でしょうね。その国が世界の200位、最下位ということはどういうことかって言ったら、その間に何か悪さをしてる人がいるんです。その悪さの加担をNHKはしてはいけないよって僕は言ってるんです。

そんなことあなた、もう死ぬ時に反省するよって言ってるんですね。また今回も言いますけど、NHKの方、まず1つは回答してください。それからまた、自分の心の中を見つめてください。私はそう思いますね。

武田邦彦　ヒバリクラブ
NHK（6）「誤報は修正されたか？（4）貯金と借金の誤報道」令和5年2月19日
https://youtu.be/sVqAdFvWXRc


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