2023年01月25日
リアルな経済の話。
今日は哲学的じゃなくて、この世のことですね。経済のことをお話しします。
経済のこと喋るのは嫌なのは、武田は何も知らないで、とかすぐ来るんですよ。
まあ、経済について専門とは言えませんが、一応東洋経済新報社から本も出しておりましてね、経済の本も。 それからこの前なんか、武田はお金を作るのは銀行だってこと知らないのかって。よく知っとります。そういう仕組みはよく知っておりますね。
別にそれほど深い勉強しなくてもですね、5、6年経済の勉強したら、ケインズだとかそういったものとか、最近の動きとか、学問の動きとか経済学の動きとか、ましてMMTみたいなね。
ただ僕はあんまりMMTって言葉を覚えたくないんですよ、実は。だからMMなんとかとか言ってますけどね。それは僕のジェスチャーなんですね。
いずれにしても、お互いに非難をして、日本を悪い方に引きずるんじゃなくて、お互いに知恵を絞っていい方向に導きたいと思いますね。私は技術者でもあって、前向きなんですよ。過去のこと考えてもあまりいかないし、悪いことを非難しあってもダメなんで、前向きに行こうということで。
今日の経済の話は相当違いますんでね。いろいろ有名な経済の方とか、金融の方が話してることと相当違うんで、ちょっとこれも非難されるかもしれませんが。
私は、経済学っていうのはお金のためにあるわけじゃないと思うんですよ。金融学とかね。お金のためじゃなくて、人生のためにとか国民のために、と言ってもいいんですけど。国民の人生のために経済学とか金融学があるんであって、逆になっちゃってるんですね。
例えば財政を均衡させたらいいとか、MMTでお金をうんと刷ったらいいとか。それから日本は財政出動が弱いとか、財政出動のポイントが外れてるとかいうのは、私に言わせれば、そうじゃなくて。お金中心の人はいくらでもいますから。お金中心だよと。武田、お前、お金なんか何でもないなんて言ってるのはダメだよと。人生はお金で幸福が決まるんだっていう考えの人、いますから。
僕は人生はお金では決まらないと思ってる人なんですね。そういう人から現在の経済の議論を見ると、虚しく感じちゃうんですよ。
1990年にバブルが崩壊した時に、財政均衡論が強かったので、財政出動しなかったと。それが日本経済を停滞させたとかね。2009年のリーマンショックの時も同じようなことで、アメリカ、ヨーロッパはどんどんどんどん金融緩和したのに日本はしなかったからリーマンショックからの立ち上がりが遅れたんだとか、山程あるんですね。しかし僕はそういうのは、まあね、一応そういう議論があってもいいと。とにかく経済っていうのは、学問としては基本的な欠陥があるんですね。学問っていうのは未来が分からないのですよ。どうしてかと言ったら、未来は変わりますからね。
2020年なんかいい例ですけど、2020年の予測なんていくらしたってですね、もうコロナは前年の11月30日から中国で流行ってるのに、日本では1月の20日ぐらいまでは、経済予測に全くコロナは入っていません。ですから全然、2020年の予測というのは違うんですね。これはどうしてかっていうと、学問っていうのはデータがしっかりしないと結論が出ないんですよ。学問というのは、そういうしっかりしたもんなんですね。言って逃げればいいっていうものじゃないんですね。
で、私はね、こう思ってるんですよ。本当は経済っていうのは人生のためのものだから、1990年まで30年間で日本の所得は3.8倍になりました。日本は一流国になりましたね。それから30年、1990年から2020年の間は全く伸びがゼロになりまして。0倍。少し減ったという説もあるし。消費税なんかもありますから、細かいこと言ったら色々あるんですけどね。
この原因はもちろんですね、普通に言えばですね、外資に行っちゃった。つまり外国に金を流すのが好きな人が日本人にいるんですよね、困ったことに。それで外国に行っちゃったり、途中でピンハネしたり。ピンハネ率が高くなったりしたんですけども。
だから、日本人が100が働いて100万円もらうというのが、それまで1990年までだったんですね。1990年以降は簡単に言うと、100働いて50万しかもらわないっていう。あとの50万はいろんなとこで取っちゃったって感じですね。
リサイクルもそうですよ。リサイクルなんかやったら、税金が増えるだけですから。何にも、ものの節約なんかなりません。まあこういった間違いが、今では温暖化だとかSDGsとかやってます。同じことですね。
国民が働いてる金を、横から取っていこうという計画ですからね。
まあそうじゃないという人もいますけど、私はそうだと思いますし、きちっと議論すればすべては暴かれると思っております。
私は、基本的な原因は1990年の時点で、日本人はもうこれでいいと。もちろん、遠い将来を見れば違うかもしれないけど。
家も小さいし、通勤も大変だけど、まぁ家族で楽しくやっていけるだけの基本的な生活はできるようになった。テレビ、冷蔵庫、洗濯機、みんなある。家も一応整ってる。その頃はもう、テレビ、車とかクーラーなんかも、手を伸ばせば買えたんですよ。
子供を高校、大学に行かそうと思ったら行かせられるし、一応、毎日白いご飯を食べられる。
これ以上頑張ってもいいけど、頑張る必要もないかなと。
女性が社会進出して、この時に日本の物理、物理というか機械、電気が弱くなったっていうのがちょっと問題ではありました。
女性が社会進出するのは結構なんですが、それによって男性が、機械、電気が日本の儲け頭だったこれを損失したっていうのがちょっと大きかったと私は思いますけどね。
だけど全体としては、1990年の生活レベルで日本人が満足したんです。いいことですよ。どこまでも経済発展なんてしなくていいんですから。
あの頃、足るを知るなんてちゃんと言った人がいてね。今頃また違うこと言ってるんですけど。
日本人は足るを知ってるんですよ。まあこのぐらいでいいとね。部屋の大きさも6畳でいいと。6畳を12畳にする必要はないと。何も鳩山御殿に住まなくても、ちゃんとこじんまりした住宅で十分だと。こういうふうに思うわけですね。ご飯を食べるのも、毎日毎週、なんかデラックスな、1食1万円もするようなものを食べなくていいと。
家で家族と一緒に焼いた魚を食べ、味噌汁を飲み、そうしていけばいいんだと。お金があって、なんか食べ過ぎて、動物、植物の命をいただき過ぎて、肥満したからっていって20万払ってダイエットやるなんての、これ人間として崩れてますよ。明らかに。
ヨーロッパとか中国は、元々金があればいいんだっていう社会ですからね。金のために嘘ついてもいいんだっていう社会ですから。私、今年の正月の1月1日に、今年はそういう視点からものを見るんだということをお話しましたけど、日本人は違うんですよ。日本人はやっぱり誠実とか、正直とか、自分の人生とか、自分の仕事とか、恩義とか、そういうものの方をお金よりか上に置くんですよ。そうするとね、例えばまあ家に住むっていったって、やっぱり家を作る木とかね、障子に使うやつとか畳とか、みんな生きてるものですよ。日本は、食べるものもそうです。毎日ね。だから我々は節度を知って、楽しい人生を送るためには、物がそれほどいるわけじゃない。もっと大事なことはあるんだ。僕はそう思いますよ。
私が完全にそういう心境になって、実際に自分が好きなものを食べられるようになったのは、それから生活も、別に派手なことをしなくてもいいと思うようになったのは40歳からですね。40歳から、本当に僕はそういう、くびきが取れましたよ。出世するとか、お金が入るとか、そういうものとは全く縁がなくなりましたね。 だから一時私のこういうネットのブログはね、ものすごく見る人が多くて、他の人はあまりブログやってなかったですからね。なんか月600万とかいうことになるからっていう風に言われて誘われたことあるんですけど、お断りしました。
別にお金がいらないなんていう気障なことは言いませんが、ネットで私がこうヒバリクラブとかやるのはですね、私自身のやっぱり職業上の思いなんですよね。できるだけ真実を伝えたい。
本当はNHKとかやってくれればいいんだけど、嘘ばかり言ってるんで、しょうがないから。耐えられないですよ。
僕はNHKの受信料を払ってますけど、耐えられないですよ。自分の考えと違う情報をもらうのに。
事実を報道してくれりゃいいですよ。まあ僕に言わせれば嘘ばかり。NHKは自分が本当のことやってると思うんでしょうね。
紅白歌合戦だって、ある芸人が僕にね、「武田さん、我々はNHKを批判できないんですよ。なんでかったら、紅白に出るか出ないかでギャラが3倍違うんですからね。NHKは、NHKを非難した芸人は絶対に紅白に出しませんから。」これ言論統制ですよ。心の自由を奪ってますよね。そういうまあ、江戸の敵は長崎というかね、そういうやり方をするところが、いかにも善人な顔してるのが嫌なんですよ。
だから僕は、もちろん1990年から日本人はもうこれでいい。満足した。これは素晴らしいと思います。その代わり、ちゃんと社会は面白いですね。本よりお金、人生よりお金という人が出てきたわけですね。そして最後に私がちょっと別の機会にもう1回お話しますが、今親が子供を教育している時に、「勉強しなさい」、「なんで勉強するの?」、「将来金持ちになるために」って言うわけですよ。それでお金が儲かれば人に嘘をつく。日本のことは全然考えない。自分だけ、今だけ、金だけというのかな。そういう日本の社会にはいなかった人達が出現してきたということで、辻褄合ってますね。
1990年で善良な日本国民が満足した。で、お金が余るようになったので、お金はもういいっていう人が外国に金を渡したり、自分たちが取ったりして。
例えば機械、電気が大切なのに機械、電気をやらずに。機械、電気が大切だっていうのは、私が物理をやってるからじゃないんですよ。日本っていうのは電気産業、電子産業ね、自動車産業。全部そういう人たちの頑張りで、我々は豊かな日本に住んでるわけですから。それは全部電気、機械ですからね。これを、恩を忘れるっていうやつですね。だから教育も親もですね。やっぱり1990年を境に、なんだか訳が分かんなくなっちゃったっていうところに問題があるんじゃないか。それで私は均衡財政だとか財政均衡だとか、MMTとかいうのはですね、あまり議論しちゃいけない。それは経済の人が議論するのはいい。理論をもっとしっかりしてほしい。だけども、本当の原因ですね、本当にこの30年間日本が発展しなかったっていうのは、私の感じでは、日本人自身の希望だったと。希望がそうしたんだ。ものはいらない。ものがいらないわけですから、もちろん供給能力に対して需要は減りますからね。そこのところ2割だけ財政出動したところで、元々みんなが買う気がないんですから、それは経済が停滞したものの当たり前。これがヨーロッパなんかと違った、本当の人間の社会の状態であると私は思います。
武田邦彦 ヒバリクラブ
日本と科学(17)「お金のための経済?」令和5年1月17日
https://youtu.be/KJ5I3n66ulE
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