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2023年01月17日

メディア、国会、日本人の問題点

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ひばりクラブご覧の皆様こんにちは、武田邦彦です。

日本人っていうか日本社会というかメディアっていうか、どこに問題があるかっていうのはちょっと考えなきゃいけないんですが、ここにちょっとタイトルを書きましたけどね。日本をダメにする劣情報道。要するにですね、日本ではなんかポイントがありましてね。女性週刊誌が書き立てるようなことを出せば、国家の大事なことを隠すことができるっていう、簡単に言えばそういうことなんですね。

もちろんこのような悪いこともあり、いろんなスキャンダルもあるんですね。そのことを持ち出すことによって、非常に重要な、いろんな問題が潜んでいる事件とかいろんな物事について、人の議論を封殺してしまうっていうのがあるんですね。
この典型的なものが、沖縄返還に関係する、アメリカが日本に沖縄を返還する問題ですね。1970年から72年に行われたこの沖縄返還の問題について、当時の毎日新聞の記者が、日米政府間で密約があったんだという極めて重要な情報を国会に流したっていう点もちょっと問題で、とにかく暴露したわけですね。

この問題は非常に問題なわけですよ。つまり国民がどのくらい知ることができるのか。沖縄が帰ってくるのは非常に望ましいけれども、その時に日本が非常に不利な密約をして、その密約と交換で沖縄を返還されたのか、それとも純粋に沖縄の施政権が日本に移ったのか。施政権とちょっと返還の問題とは少し法律的には違うんですが、まあ一般的に言えばですね。

まあそういうことが問題になって、これはあの毎日新聞が結局は悪いことになり、日本社会で、販売も減り、収益も極めて悪くなり、現在のような非常に冴えない毎日新聞になる一つの大きなきっかけが、今から50年前にあったんですね。

で、私はこの時にはまだ青年でありましたが、非常におかしいと思いました。それで私の記憶からもかなり消えようとしてたんですが、ちょっとネットでもう1回調べました。とにかく私の頭に残ってるのは、その時に政府側が言った、「密かに情を通じ」っていう言葉なんですね。
これは社会的に有名になりました。つまりこの毎日新聞記者が、公務員の女性の事務官と親しくなりまして、男女関係があったと言われるんですが、それで情報をもらったと。まぁその他に女性週刊誌的に言えば、この西山さんがその女性の夫婦関係なんかについてもちょっと誹謗中傷的なこと言ったり、それからまあとにかく、「情を通じ」という表現に、もう日本人がカーッときちゃってですね、ある事ない事山ほどかき立てたということによって、実はこの話というのは全然訳が分からなくなっちゃったわけですよ。

つまり国家秘密法に背いたとか、その女子公務員の人は罰せられましたが、これも問題ですよね。
つまりこの事実というのはアメリカではもうオープンにされておりましてね。日本だけは秘密にしてたっていう、秘密にする必要はあるのかないのかという問題もありましたし、最終的には西山記者も罰せられたし、毎日新聞自身も腰が砕けて、その後の報道をしませんでしたね。
それから他の報道各社はこの時とばかり、毎日新聞を叩くということですね。

私も毎日新聞はいい新聞じゃないと思います。
昔は毎日新聞の記者に非常に立派な記者の方が多かったんですけれども、それは戦前ですね。
戦後の毎日新聞はどんどん凋落しまして、私がよく言うエロ記事を1年間出したり、そういうちょっと変な新聞に成り下がってしまったんですけれども、昔は魂のあるちゃんとした新聞だったと私も思います。

しかし今日議論するのはこの毎日新聞のことではなくて、この西山記者が女性事務員と情を通じたということでいっぺんにですよ、これはもうこの言葉が出た途端に、日本中の雰囲気がガラッと変わって。
それまでは政府が機密をそのままにしといていいのかと。密約っていうのが本当に沖縄であったのかと。まあ政治のことですから若干の密約が必要だったのにしろですね、それをオープンにするのはどのくらいの時間が経ってからかと。アメリカですと、最近ケネディ大統領の暗殺に関する秘密文書も公開されようとしてますが、いずれにしてもですね、時間が経って、もうこれは公開していいというのがあれば次々と公開する。つまり民主主義においては、国民が主人であって、それをまあ仮に政府だとか知事だとか、そういう人に委託してるだけであって、決して封建主義じゃないんですけども、そこら辺が曖昧なわけですね。
で、この場合も第一審の地方裁判所は、事務員の方には公務員の罰則で適用しました。記者の方は無罪だったんですが、高裁、最高裁と行くに従って、やはり封建主義の日本という風になっちゃってですね。まあこの話は女性週刊誌の話となって闇の中に消えたわけですね。

これとほとんど同じなのが、私が参政党の松田党首とちょっと松田さんのチャンネルで議論したんですけども、このことは経産省の上の方の役人が退職した後、天下りして、それで混浴したと。これは大蔵省のノーパンしゃぶしゃぶ事件と同じなんですけども、大蔵省のノーパンしゃぶしゃぶ事件も、この西山事件も、それから今度のTOKAIの事件もですね、いずれも非常にこう道徳的に敏感な日本人の、道徳と言ってもですね、こういったことは全部犯罪じゃないんですよね。犯罪ではないものを取り上げて、男と女の問題だから女性週刊誌がワーワー言うのはしょうがないにしても、この場合は週刊新潮が火付け役になってるんですけども、それによって国の大きな議論がですね、常に闇に葬られちゃうんですよ。

今度のTOKAIの事件では、公務員の退職後の待遇が本当に正しいのか。天下りというのを一方的に避難するけれども、退職した公務員の立場から見て、また日本の国益から見て、どういう風にするのがいいかっていう議論は、そのコンパニオンと混浴って話が出た途端に全部できなかったんですよね。
この西山事件もそうですし、いろんな事件がそう。

それで思い出すのが実は安倍政権ができて、森友問題とか加計学園問題だとか、桜の事件なんかありましてね。これはいずれも人間の劣情に訴えるものなんですよ。
劣情っていうのは人間にはあるんで仕方ないんですけどね。男女のこととかですね、それからお金のこととか、お金と言ったって政治的な活動にお金を悪用したっていうのは、これはもう全然ダメなんですけど、そうでもなくて、まあいわば人間の性(さが)に、性格によるようなお金の話ですね。
こういったものが話題になった途端、日本はもう全く政治的議論が止まっちゃうんですよ。

ここにちょうどテレビがまとめた、その当時のものがありますが、森友学園問題を国会では1時間21分やったと。
加計学園問題で52分やったっていうから、2時間13分かなんかを費やして、森加計ばかりやってましたね。 経済はまあ1時間ほどやってますからいいんですけども、国会がやるべきなのは社会保障の問題だとか教育だとか、それから国防の問題だとか、そういうのが非常に重要なのに、ほとんど時間が割けなかったわけですよ。
国会は、この森加計桜の問題、桜ってのは新年の会ですね。代々木の公園でやったやつですね。いやまあね、度が過ぎてるんですよ。そして劣情の報道が入ると、全てダメになっちゃうんですね。

フランス大統領がどっか彼女のところに行く前に、記者が「今からどこ行くんですか。」「なんかお前に関係あるのか」って話が有名ですけれども、やはり人間が政治をやる以上はですね、いろんなそういうことがあるんですが、それを日本人の清廉潔癖さに訴えて、そして日本の国益を大きく損なう方向に持っていくということはいけませんね。
まあメディアの方にも反省を促さなきゃいけないし、我々国民側も、悪いことは悪いんですが、悪いからと言って全部を非難するというのはちょっとやりすぎなんですね。

安倍さんの場合も、私も随分テレビとか言ったんですけど、お金の問題とか誠実さの問題と問題ではあると。しかしそれは国会の予算委員会だとか本会議とかそういうところでやる問題じゃないんじゃないかと。それは国会側も指導しても調べる必要があると考えれば、国会に特別委員会を設けて、アメリカなんかもそうしてますね。アメリカを参考にするわけじゃありませんが、あの特別委員会みたいな小さな委員会を設けて、それぞれ1年でも2年でも、そこで調査すればいいし、必要があれば検察が入って法律の問題として取り扱えばいいと。政治の問題ならば国会の特別委員会にすると。国会はあくまでも国防とか経済だとか教育とか、そういった大きなことですね、日本文明の問題とか、こういったものをやるっていうことが必要で、それがもうここ30年間やられてきてないということが、ものすごく大きな損害を日本に与えてしまった。

例えば教育のいじめの問題も解決しない。それから賃金が上がる問題も解決しない。いろんなものが解決しないで残されておりましてね。そして今やいろんな問題で世界は、日本は一番悪いというような、輝ける日本からもう、くすんだ日本に変わってしまったという原因の一つに、密かに情を通じというようなことを、これは政府が言ったんですが、政府は言わないようにして、まあ週刊誌が騒ぐのはまあ週刊誌という存在価値から言ってしょうがないかもしれません。それは人間の心の中に存在するものですからね。それはいいにしても、それを国民が大きく捉えずに、やはり国防だとか経済だとか人生の生き方、街づくりだとか、そういったものに関心が行くように一つするべきだろうと思います。

その点で最近はTOKAIの事件があり、思い出せば50年前にこの西山事件がありですね、それから最近では安倍さんの政権時代での森加計問題があり、随分日本は損してるなと思った次第であります。

武田邦彦 ヒバリクラブ
日本と科学(9)「日本をダメにする劣情報道・・ひそかに情を通じ・・」令和5年1月9日
https://youtu.be/R1BUJggOzVY


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