2023年01月15日
気温の上昇と海水面の上昇について考える
昨日は大正天皇の話って結婚式の話。生活に直接的に関係するものと天皇陛下の関係を、ちょっとお話しいたしました。
今日は、私は今年、頭を回そうっていうのを少しやろうと思ってるんですね。と言うのは、まあ昔だったら大の男がって言うんですけど、最近そんなこと言うと、女性を蔑視するのかって言われるから言えなくなったんだけど、まあ社会的に地位も高くですね、非常に教養の高い人たちが、なんか地球温暖化だったらまだいいんだけど、SDGsとか言ってですね、バッジなんかつけてですね、私は科学はどうでもいい、お金が欲しいんだなんて言ってる人が多いもんですから、SDGsのバッジ付けてる人をバカにしようっていう、そういう企画をやろうと思いましたね。
で今日は頭を回そうと。で、少し学問的にはややこしい。学問とは、結構もうややこしいんですよ。単純じゃないんですね。で、それをちょっとお話をしたいと思います。
こういったシリーズを何個かやりまして、まあとにかくNHKが日本人をお馬鹿さんにしようと思って必死なもんですからね。
本当あの受信料を取って、日本人をバカな頭にするのに必死ってのは、一体どういうことかと。僕は犯罪じゃないかと思ってるんですけどね。
これはですね、グラフが2つありますね。両方とも気象庁ですよ。グラフのスタイルが、気象庁のグラフであることは分かると思いますが、上が海面水位、平年値ですね。日本の周りの海の海水の高さですね。よくあの温暖化すると海水面が上がるとかですね、それからなんか海水の温度が上がって、それであの日本海に雪が多く降るだとか、もう無茶苦茶なこと言ってる人が多いんで、一応ね、仮にもNHKに出てテレビで話すとか、国の何かの仕事をしてる人とか、大学で職をしてる人は、もうそういうこと言ってもらっちゃ困るんですよね。
それはちょっとお話しします。
下がこれも同じく気象庁のデータですが、年平均のまあ隔たりと言いますか、いつも平均値からの問題は言いますんでね。今、気象学の視点の平年値とかそういうちょっとあんまり議論しないで、このままグラフ読んでいいっていうことなんで、いいってまあもちろんそういうことなんですが、それを元に、できるだけ本質的なものをお話しします。
これをお聞きになってる人で、いつもお前バカかーと僕に言ってくる人いるんですけど、その人もちょっとですね、もしバカというんなら理由をちょっと示してもらいたいと思いますね、コメントで。
私は構いませんが、そういう、人を罵倒するような生活をずっとしてると、ご本人が不幸になるんで、それが気になって言わないですね。
まずですね、下ですね。下が基準ですが、基本はここ100年。これは上と下と尺度を一致してます。西暦1900年とこは1900年、2000年のところも合わせておりまして、その点でこのグラフはですね、縦横が少し伸ばして書いてありますので、きちっとそのまま見ればいいようになっておりますので、安心して上と下と見比べるようになっております。
それで基本がこう100年上がってるって言いますが、まあちょっと見ていただくとですね、だいたい1900年、グラフの左ですね。下のグラフの左ですね。1900年から1960年、戦争が終わってしばらく経ったところまではですね、まあ一応これは少しずつ上がっていると見ていいでしょうね。
ただ1960年から1985年ぐらいまでは、これ変わらないと言ってもいいし、少し下がってると言ってもいいですね。
これはあの赤い線をパンって引いてるんですけども、これはちょっと世論導入ですね。やっぱりこのグラフですと1900年から1960年までは少し上がってるグラフを書いて、1960年から1985年ぐらいまではちょっと折らなきゃいけませんね。無理やり引いてるんですけどね。そうするとまあ100年間、徐々に気温が上がってきたと言ってもよろしいですし、途中で、まあ25年から30年お休みがあったと。あまり気温が上がらない。むしろ少し下降気味なところがあったというふうに言ってもいいでしょうね。まあどっちでもいいっていうか、科学はそのくらいの余裕を持ってみるって事ですね。
それを頭に入れた後、上のグラフを見てください。
上のグラフを見るとこれは明らかに1900年から1950年ぐらいまでは海水面が上がっておりますね。
だいたいマイナス40からプラス60まで上がっておりますね。
そしてそれから1950年。1950年を境にグーッと海水面が下がりまして、1985年ぐらいまで、どんどんどんどん下がっておりますね。それから1985年からまた上がり始めまして、現在に至ってるっていう風に、もうこれはもう歴然としてますね。さすが気象庁もこれには海水面が上がっているという赤い線は引いておりません。
事実上がってませんからね。
それで現在の、まあ2015年ぐらいまでのデータですが、現在の海水面の平年値っていうのは1950年とほぼ一緒ですね。
プラス60。ですからまあ、どんどんどんどん100年間上がってるなら1950年よりも今の方が高いはずですね、海水面が。同じになってる。つまりこう上がって下がって上がってるっていう感じですね、海水面は。まず一応そういうことを見るっていうのが科学なんですね。
頭を回すというのはまず全体を見る。だんだん細かくしていく。それを細かい方から見る人がいるんですね。そういう癖があるって言ってもいいし、そういうような頭の使い方の人もいるんですね。しかし科学は本当に心を素直にして、自分が得をしようとか自分の意見に相手をねじ伏せようとかすることがあっちゃいけないんですね。
科学と言うのは非常に難しいんですよ。人間の頭の方が自然よりかずっとポンコツなもんですから、素直に見なきゃいけない。まずそう見なきゃいけないですね。あれおかしいな、気温はずっと上がってるのに、海水面は上がってないで、今から60年ぐらい前と一緒っていうのが変だなあと、まずこう思うんですね。だからどうってやっちゃいけませんよ。だからどうは後ですね。
もう一つ科学はですね、あのちょっと科学の訓練を受けてない人に言いますとですね、科学は次に今度はそういう大枠ですね。気温が上がってるのに海水面が上がったり下がったり上がったりしてて、あれあまり比例してないな、温暖化すると海水面が上がるってどういうことかなって、まずそういう疑問をまず持って、そこで止めとくんですね。それ以上推定しちゃいけませんね。
データの範囲で考えるということです。
もう一つはですね、ちょっとおかしな点があるんですね。
気温は1960年が一番高いんですよ。ところが海水面は1950年が一番高いんですね。あのだいたい気温が上がって、それが海の水を温めて、それで海水温が上がって膨張して、海水面が上がると、こう説明してるわけですね。そうしますと気温が高くなった後に海水が温まり始めますから、だから海水面が一番高くなるのは気温がピークを越した後に、海水面のピークが来るはずですね。
必ずそうですね。
空気の温度が水に移るっていうのは結構大変なんですよ。これはお風呂を沸かす時分かりますよね。
お風呂を沸かせば、つまり水があったかくなると、風呂場の温度は温かくなります。ところが風呂場に石油ストーブを持ち込んで部屋の空気を温めても、水はあんまりあったかくならないですよ。遅れますよね。随分ね。温めにくいですからね。
ですからこの1960年に気温のピークが1回来て、それから1990年までほとんど変わらないですね。だから1960年の後、1970年ぐらいに水面が高くなるのは分かるけど、その気温が1960年の前の10年前にですね、水温の方が高くなったってことですよね。
もし水温が海水面に影響するんだったらね。だから逆の傾向になってるって事なんです。
それからもう一つは、今度は逆にですね、1985年位が一番海水面が低いですね。ところが気温の方はそれよりかずっと前から高くなっているということで、こっちもどう考えるか別にしましてね。で、一応そこまでで、このグラフは考えるのやめといた方がいいですね。これ以上深く考えると、全部推察になりますからね。推察はしないってことです。ここまで考える。そうすると今度誰かがね、いや気温が上がってるから海水面が上がるんだって言われるとするとね、このデータを持ってきて。
ところでちょっとご説明してほしいんですが、必ずしもそうなってませんねと。全体の傾向がそうなってませんねっていうのがひとつと。
もう一つは、今言われたように気温が上がって海水面が上がるというなら、ならですよ。海水面の方が1950年に一番高くて、つまり海水があったかくなって膨張して、それから気温が高くなってるのに、海水面が下がるってこれなんですかね。もしかすると、これ気温が暖かくなったりしてるっていうんじゃなく、海水があったかくなったりしてるからじゃないですかと。
地下のマグマかなんかが海水を温めて。で、海水の温度が先にあったかくなって、それに釣られて気温が上がってるんじゃないですかと。
CO2とか言ってるけど、これ海水があったかくなると気温が暖かくなってるっていう風にも見えますし、海水が少し冷たくなると気温も下がってるように見えますが、なんであの気温が先にあったかくなんなきゃいけないんですかと。
この図を見ますと、日本の気温と日本の周辺の海水の海水面を見ますと、なんか逆のように見えますけどいかがですかと。
これがね、素人が専門家に質問するいい質問なんですね。で、これでどう言ったっていいんですよ。専門家はもう一個なんか持ち出してもいいんですね。それでまあ、もしもう少しなんか知識があったら、水のこの比熱って言いますか、熱容量と空気の熱容量、つまり熱を抱く力はまあ水の方がなんか私1,000倍以上あるって聞いたことあるんですが、そうすると空気が水を温めるのは大変だけど、水が空気を温めるのは楽だと思いますと。
私の家の風呂もそうですが、風呂を沸かせば風呂の部屋の空気温かくなりますけど、その部屋の空気を温めて、風呂沸かすって結構できないんですけどねと。 これこの傾向から言いますと、これは海の方がお風呂のお湯みたいで、それで変わってるんじゃないですかと。
本当に地球が温暖化してるとか、CO2とかそういう問題なんですかっていうふうにこう聞きますとね、割合とはっきりしてますね。
頭を回そうっていうのはそういうことだという一例を示しました。まあこの他にも、もっとあの食品の安全だとか、健康の問題なんかについても、どういうふうに考えればいいかということを、少しずつ今年は進めていきたいと思います。
武田邦彦 ヒバリクラブ
日本と科学(8)「頭を回そう@:大雪と海水温」令和5年1月8日
https://youtu.be/c17JHK8RT30
グラフ出典
気象庁 日本沿岸の海面水位の長期変化傾向
https://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/db/tide/archive/a_1/sl_trend/2015/sl_trend.html
気象庁 日本の年平均気温
https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/temp/an_jpn.html
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