特にカーモデラーにとって天敵とも言える
【染め上がり】
樹脂に含まれた色が塗装した面に出てきてしまう現象
白いデカールが全く違う色に染まるなど、染め上がりはカーモデラーにとって頭痛の種です。
染め上がり対策は今の所
これと言った決定打はありませんが、ここで一つの実験を行いました。
染め上がりするプラ材に
サーフェイサー
ホワイト
艶消し黒
シルバー
この4色を下地として塗装して、染め上がりがどうなるか?
既に白は塗装した時点で、ややピンクになってしまう程
このプラ材は染め上がりがキツイです。
某T社の1/12カーモデルのルーフ部分をテストに使用しています。
下地塗装の上から、さらに全体にサーフェイサーを塗装します。
サーフェイサー部分はさらに厚くサフを入れた感じになりますね。
一応ピンクになりつつあった白の箇所もサフ色になりました。
サフの上から改めて白を塗装します。
サフ下地→サフ→白
艶消し黒→サフ→白
白→サフ→白い
シルバー→サフ→白
現状はこう言った感じになっています。
更に上からクリアーを重ねます。
本来なら各工程でセッティングしなければですが、今回は実験の為
エアーブローで表面に乾燥だけさせた、重ね塗りを行っています。
見事に染め上がりしました(笑)
がよくみていただくと、下地によって染め上がりに大きな差が生じてるのがわかるかと思います。
従来、染め上がり対策として言われている『下地シルバー】ですが、今回の実験では一番染め上がりが出てしまっています。
サフと白下地に関しては、ほぼ同レベルと言った感じで
結果としてピンクになってるので、染め上がり対策としては無効だと言う事がわかります。
そして白とピンクがまだらになっているのが
【艶消し黒】下地です。
実は塗装の師匠より染め上がり対策は艶消し黒が良いとは聞いてはいましたが、それは全行程を2液性塗料で行うと場合でした。
艶消し黒で塗装した部分で白い箇所とピンクの箇所があるのは、下地の艶消し黒塗装のムラがそのまま反映された結果とでしょうか?
少し厚めに均等な塗膜で艶消し黒を入れれば、染め上がりは防げるかもしれません
と言いつつ
過去に艶消し黒下地で製作を行なっております。
艶消し黒を厚めに塗装したのを下地として製作したのが。写真のプラモデルになります。
なので、かなり高確率で染め上がりを弱める事は可能です。
染め上がりには【艶消し黒】
一度お試しください。
(注意点)
実はこの方法でも染め上がりが完全に防げません
最終上塗りに【ウレタン塗料】を使用すると、染め上がりします。
全行程をアクリルラッカーで行う
もしくは下地の、艶消しはウレタン艶消し黒を塗装すればウレタンクリアー使えるかも?ですけど
残念ながらウレタン艶消し黒は所持してないので実験出来ずです。
まぁ何かの参考になれば嬉しいです。
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