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10万円が400万円に(3)


2006年4月‐12月のEUR/USDチャートをご覧ください。
チャートの教科書に出てきそうなフォルムですね。

当時のEUR/USDは政策金利で2%前後の金利差がありました。
金利に関する基本的な考え方は非常に重要なので別項で改めて書きたいと思います。
USDは金利4%台だった前年から利下げ観測が優勢でしたが、その中で徐々に金利を上げ、5%台に入っていたかと思います。EURの方はというとこちらは長期的な利上げが確実と報道されていましたが、0.25%の利上げを発表した日に失望売り(確か5月に300Pほど垂直落ちしている部分。記憶が曖昧ですみません。)が起こるなど、利上げが織り込まれていることも露呈されていました。

チャートを見ると4月の1ヶ月間、1.30を目前にもみ合った後、内側(下側)に折れ、次に5月も1ヶ月にわたり1.25を目の前にもみ合い、またも内側(上側)に折れています。そして6月、未曾有の長期極狭レンジでの逆張りナンピントレードがスタートしました。あまりに狭いレンジなので利益が薄そうに見えますが、なにしろナンピンしていればすぐに利確出来る状況。資金が高速回転したために加速度的に利益が増えて行きました。当時はGBP/USDも同様なレンジ相場を形成していました。

当時のブログhttp://blog.livedoor.jp/asatono/でも極狭レンジの恩恵としていますが、9月にはレンジブレイクの警戒に関する記述が増えていますね。ブレイクしたときの考え方は1.25‐1.30を超えたところでストップ&リバース(売り買い逆転)です。
( VノェV)後付じゃないよ。
資金に余裕があり回転の必要がない人はブレイク狙いが中心ですね。このブレイク狙いの考え方も別項で改めて書きますね。

さて、こんなセオリーを絵に描いたような状況からスタートできたのでかなりラッキーではありましたが、当時は円売りでも円買いでも利益を出していたんですね。どうやったんだっけなー。
各論の戦術はまた書きたいと思いますが他のトレーダーさんの良いブログもあるとおもいますので、次回からはしばらく、相場の状況に左右されないFXの原則的なところ記述してみたいと思います。


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