2010年02月06日
4時間足で見る株と為替の違い
ドル円の4時間足を調べてみました。
手元には2009年10月9日から2010年2月5日までのデータしかなかったので直近の4ヶ月のデータを分析してみます。
外国為替のニュースで東京マーケットという表現をよく聞きますが、ご存知のとおり東京に為替市場があることを示したものではありません。ロンドン、ニューヨークも同じですね。FXの東京、ロンドン、ニューヨークは時間を示すために使われます。例えば東京とロンドンは9時間の時間差がありますから日本時間の18:00に相場が急変した場合、「ロンドン時間を迎えてユーロドルが急上昇」などと使われます。
世界市場の連携は2000年以降ますます緊密さを増し、NYダウの騰落が翌日の日経の寄付き値に影響するのは誰でも知っています。株が暴落するときはアメリカ⇒アジア⇒ヨーロッパと時計回りに影響を及ぼしていく様を経済番組で何度も目にするようになりました。ちなみに今日の経済ニュースのトップラインは「世界同時株安」ですね。
さてFXの世界でも同様なことが起こるでしょうか、例えばロンドン時間にドル円が暴落した場合、NY時間の取引に何らかのバイアスがかかってしまう方もいるでしょう。では簡単な集計表で検証してみましょう。
NY時間の4:00の行はNY時間の0:00から4:00までの値動きを示します。ドル円レートが上昇した場合と下降した場合とに分け、それぞれの回数と合計pipsを出してみました。合計pipsの右には該当する4時間の次の4時間の値動きを合計したものです。ざっくり分けると4:00、8:00がロンドン時間、12:00、16:00がNY時間、20:00、0:00が東京時間になりそうです。
表を見て判るとおり、結論から言うと株式相場のようには影響しないようです。これが寄付時刻が決まっている株式相場との違いですね。この4ヶ月はむしろ逆相関が出ていますが、これだけで傾向が現れたとは判断できません。必ず達成される1つの条件のみに基づいた仮説(「4:00になれば騰落が反転する」のような条件と仮説)はあまり検証の価値がないと考えるからです。
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世界市場の連携は2000年以降ますます緊密さを増し、NYダウの騰落が翌日の日経の寄付き値に影響するのは誰でも知っています。株が暴落するときはアメリカ⇒アジア⇒ヨーロッパと時計回りに影響を及ぼしていく様を経済番組で何度も目にするようになりました。ちなみに今日の経済ニュースのトップラインは「世界同時株安」ですね。
さてFXの世界でも同様なことが起こるでしょうか、例えばロンドン時間にドル円が暴落した場合、NY時間の取引に何らかのバイアスがかかってしまう方もいるでしょう。では簡単な集計表で検証してみましょう。
NY時間の4:00の行はNY時間の0:00から4:00までの値動きを示します。ドル円レートが上昇した場合と下降した場合とに分け、それぞれの回数と合計pipsを出してみました。合計pipsの右には該当する4時間の次の4時間の値動きを合計したものです。ざっくり分けると4:00、8:00がロンドン時間、12:00、16:00がNY時間、20:00、0:00が東京時間になりそうです。
表を見て判るとおり、結論から言うと株式相場のようには影響しないようです。これが寄付時刻が決まっている株式相場との違いですね。この4ヶ月はむしろ逆相関が出ていますが、これだけで傾向が現れたとは判断できません。必ず達成される1つの条件のみに基づいた仮説(「4:00になれば騰落が反転する」のような条件と仮説)はあまり検証の価値がないと考えるからです。
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