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2020年11月05日

唯一無二

地球圏外に探査機を飛ばすようになって随分と経ちますが、太陽系内惑星では未だに生命の痕跡すら発見されていません。
もう少し詳しく調べていったら、いずれ発見されるだろうという楽観的な見方と、もはや太陽系内で生命が生まれたのは唯一地球だけじゃないのか、という悲観的な見方が交錯しています。

それまで暗幕の小さな穴から漏れる光の点だと思っていた夜空に輝く星々が、実は太陽にように自ら光り輝く恒星だということが分かったのは、恒星から届く光をスペクトルに分解して調査研究できるようになった19世紀中頃以降です。
しかし、恒星は太陽と同じように自ら輝いていることが分かっても、太陽と同じように惑星をもっているかどうかは分かりませんでした。

ところが、1995年にスイス・ジュネーブ大のミシェル・マイヨールとディディエ・ケローが、ペガスス座51番星の周りをわずか4.2日の周期で公転する惑星を発見しました。それ以降、現在までに約3000個以上の太陽系外惑星が発見されています。今では、太陽に似た恒星のほとんどは惑星をもつことが分かっています。

恒星が誕生すればその周囲に必然的に惑星系ができることまでは分かりました。惑星系ができれば、必然的とまではいわなくとも生命が誕生した惑星があってもいいのではないか、とまでは思うようになりました。

いろいろ思いを巡らせるのは自由ですが、今のところ生命が住んでいると言えるのは地球だけなのです。太陽系の惑星探査も進展し、同様に系外惑星の観測も進化し、生命の兆候を捉える日がくるかもしれません。
しかし、その日が来るまでは、生命を宿していると断言できる星は宇宙で地球が唯一で無二なのです。

*ちなみに、ミシェル・マイヨール(写真左)とディディエ・ケロー(写真右)は「太陽と似た恒星の周りを公転する系外惑星の発見に対して」2019年のノーベル物理学賞を受賞しました。
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