2020年10月21日
古代ローマ
西ローマ帝国が滅亡したときをもって古代が終わり、ビザンティン帝国が滅亡したときもって中世が終わったと歴史家たちは区分します。
ビザンティン帝国は元々東ローマ帝国であり、為政者も市民も自分たちの国はローマであり自分たちはローマ市民と思っていたようですが、歴史の目で見るとまったく異質の国柄になっていたようです。
ですから古代と冠のついたローマ世界は西暦476年で終わったとするのが妥当でしょう。
紀元前753年に初代ロムルス王の就任したときから古代ローマが始まりました。イタリア半島の小さな都市国家から始まりました。
国家体制は、王政→共和制→帝政と変遷しましたが、一貫して元老院と市民による政治体制という形態をとり続けました。
古代ローマの正式名称は「元老院ならびにローマ市民(Senatus Populus que Romanus)」です。正確には共和制以降に正式に使われていたようですが、ロムルス王のときから元老院は存在していました。
753年+476年=1,229年、古代ローマは千二百年余続きました。
ちなみに、ヴェネツィア共和国は、始まりはは697年、終わりは1,797年、1,797−697=1,100。
千百年の歴史を刻んでいたのですね。
ビザンティン帝国(東ローマ帝国)またはビザンツ帝国、ギリシャ帝国。成立は395年、滅亡は 1,453年。1,453−395=1,058。千年余の寿命を生きてきたんですね。
日本は、神武天皇即位の紀元前660年を起点と考え、神武王朝が現在も続いているとすると、660+2,020=2,680で二千六百余年続いており、なお継続中。
神話や伝説の曖昧な部分が嫌なら、継体天皇以降継体王朝が続いているとみると、継体天皇即位年は507年で、2,020−507=1,513となり、千五百年余り続き、今なお更新中です。
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