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2022年08月18日

別名「八剣宮」と称される「高倉神社」へ

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情報


名前:高倉神社
住所:遠賀郡岡垣町高倉1113
創始:199年
社格:県社
御祭神:大倉主命(おおくらぬしのみこと)
    菟夫羅媛命(つぶらひめのみこと)
    天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)
御神徳:交通安全、事業発展、所願成就、縁結び
御朱印:有


由緒


旧遠賀郡の遠賀川西24村の総社として崇敬される高倉神社は、熊襲征伐で仲哀天皇が親征したことを記した『日本書紀』に記されている古社です。

仲哀天皇8年(199)の春、正月、仲哀天皇は、熊襲征伐のため親征し、筑紫(九州)に向かいます。
その途上、岡浦(遠賀郡芦屋町)に入ります。
しかし水門に進むと船が進まなくなります。
仲哀天皇は、熊鰐に理由を聞くと、
「私のせいではなく、この浦に男女の二柱の神がいます。男神を大倉主、女神を菟夫羅媛と言います。この神の御心によるものと思います。」と答えます。
仲哀天皇は、二柱の神に祈祷するため、倭国の菟田の人の伊賀彦を神官とし、神事を執とり行うと、すぐに船は進むことができました。

一方、別の船で南の航路の洞海から入った神功皇后も、潮が引いて干潟となったため進むことができなくなっていました。熊鰐は、洞海の河口に急ぎ戻って、皇后を迎えました。
そして、心を和ませるため魚沼・鳥池を作り、魚と鳥を呼び寄せます。
その魚と鳥たちが遊ぶを見て、神功皇后の怒りはようやく解け、潮が満ちた後、岡津に入り、泊ったとされてます。

この御幸の時に、大倉主命菟夫羅媛命の二柱の神を高倉大神として祀まつり、社殿を古宮の地に建てたのが「高倉神社」の始まりとされています。


八剣宮と称される理由


天智天皇のころ、新羅の道行という僧が、尾張国の熱田宮に祀まつられていた草薙剣を盗み取って、逃げます。しかし筑前国博多まで逃げたものの、取り押さえられます。

このとき奪い返した神剣を送り返すまでの間、再び盗まれるようなことがあってはという配慮から、高倉神社が清浄で、とくに堅固な土地だからということで、剣はこの神殿に安置されたとされています。

それとともに鍛冶工に命じて神剣と同じ剣を七振作らせ、神社に別殿を建てて、八剣を納おさめます。

そのため高倉神社のことを、八剣宮とも称したと伝えられています。







まず、草薙剣がこの福岡の地に少しでもあったということが驚きです。

7本の剣を作らせたのは、どれが本物か分からなくする為でしょうか?



散策


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鳥居をくぐって、拝殿に向かいます。

ちょうど鳥居のところを工事中でしたので、写真の撮影はしてません。

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身を清めて、いさ拝殿に。

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玉櫛を拝殿横に生えてある榊を取って、拝殿の中でお参りすることができました。

神様の近くに行け、参拝できたことは凄くありがたいことでした。

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玉櫛の参拝方法です。

初めての方も安心して貴重な参拝を行うことが出来ます。

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社殿の向かって左手前の石玉垣に聳える「綾杉」の御神木です。

三韓征伐から戻った神功皇后が神功皇后摂政2年(202)5月の午の日に神祠を創建したのに合わせ御手植えしたものと伝えられています。

手を添えるとパワーを頂ける感じがします・


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神輿がいつでも見れるようになっていました。

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高倉神社が管理されている高倉稲荷神社です。

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この場所で不思議体験が起こりました。

この鳥居の「紙垂(しで)」の一枚がひらひらしていて、くぐった瞬間に、軽い立ち眩みが起きました。

参拝をすませ、鳥居を出ると頭のフワフワがなくなりました。

歓迎されているのか、お叱りを受けているのか、

私は、そういう力がないので、どういった意味があるのか分かりませんが、

感謝をし、この不思議体験をありがたいことと受け入れることにしました。

(嫌な感じがしなかったので)







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境内は結構広いです。

大きな木がたくさんあり、古代と変わらない風景を感じられると思います。


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境内の神門前左に聳える「大楠」の御神木です。

フクロウの一種で、青葉の頃に鳴き始めるアオバズクが住み着いていて、

幸福・夫婦円満・不老長寿・交通安全・商売繁盛・悠々自適・学業成就

の御利益があると親しまれています。

姿を見れたら幸運が舞い込んでくるかもしれませんね。

私が伺ったときは見れませんでした。残念。


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延徳三(1491)年に大江貞盛という鋳物師により造られました。芦屋釜で有名な芦屋鋳造技術を使用してつくられているそうです。

500年以上前に作られたとは思えないほど、精巧に作られていて、技術の高さに驚きます。




高倉神社を出て、少し上がったところに古代祭祀場があります。

写真を撮るのを忘れましたが、清々しい気持ちになりました。



最後に


御朱印を頂いたので、ご紹介しますね。

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古代から変わらない風景がある高倉神社はタイムスリップした気持ちになります。

良いご縁でした。


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