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2018年11月19日

心筋梗塞の後遺症と脳に残る障がい

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心筋梗塞はこわい



心筋梗塞を一度起こすと、死亡率は約30%といわれています。

それは、発症後に病院に着く前に心臓がとまってしまう、いわゆる“突然死”を起こし原因が特定できない人の中に、心筋梗塞の人がかなりの割合で含まれているからです。

冠動脈集中治療室(CCU)のある病院では、心筋梗塞の死亡率は約5〜10%ですが、ここ数年はこれより改善がみられません。

胸の痛みなどの症状が起こってからすぐ病院に行き、冠動脈の詰まった箇所をカテーテル治療で開通させることに成功した患者は、最近では1週間以内に退院することが出来ていて、その後の生活にもほとんど影響がありません。

その一方で、まだ亡くなる方も多く、また生命が助かっても心臓の細胞が死んでしまう壊死の範囲が広い患者は、たとえ退院ができたとしてもその後にさまざまな合併症を起こす可能性があります。

心筋梗塞の合併症


心筋梗塞の合併症の代表的なものは、心不全不整脈です。

心不全とは、心筋梗塞により心臓の細胞の一部が死んでしまい心臓のポンプ作用が衰えるために、全身の臓器に充分な量の血液を送れなくなってしまう病気です。

代表的な症状は息切れで、今まで楽に昇れていた階段を昇るのに、息切れのために途中で休まなくてはならないといった症状があります。状態がひどいと、食事を摂るだけでも疲れが出たり、食欲すらも失っていきます。

急に夜間に呼吸困難になり肺の中に水がたまる急性心不全を起こし入退院を繰り返す方もいるのです。

不整脈も心筋梗塞後の患者の重篤な合併症であり、心室細動といって心臓がとまったのと同じ状態となる不整脈を起こし亡くなる人もいます。

最近、病院内やさまざまな場所に置かれている自動体外式除細動器(AED)はこの心室細動をなおす機械です。
心室細動を起こす可能性が高い患者の体内には、あらかじめ植え込み型除細動器というペースメーカーが植え込まれます。

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心筋梗塞のリハビリテーション



心筋梗塞を一度でも起こしたということは、心臓のポンプの力が衰えてしまったということを意味します。その重症度によって程度はまちまちです。

例えばこれまで4基のエンジンで飛んでいた飛行機がエンジンが3基になったり、ひどい場合には1基のエンジンで飛ばなければならなかったりするような状態です。1基のエンジンで飛ぶためには、当然スピードをおとさなければならず、また重たい体重も落とさなければ行けません。

人間でいえば歩いたりする速度をおとしたり運動量をおとすことにより無理のない生活をしなければなりません。そうでないと飛行機は墜落、人間でいえば心不全や不整脈を起こし死につながってしまいます。

そうならないようにする一つの手段が、心筋梗塞後のリハビリテーションです。


心筋梗塞後のリハビリテーションは入院した時から退院までの「急性期リハビリテーション」、退院後に社会復帰をするまでの「回復期リハビリテーション」、それ以降は再発予防のためにほぼ一生続く「維持期リハビリテーション」となります。


通常は、入院当日はベッドの上に安静になり、心筋梗塞の程度により歩行開始や入浴開始の時期が決まりこれもリハビリテーションの一環となります。

短い人で1週間、平均約2週間で退院となりますが、入院期間が数ヵ月におよぶ患者もいます。


退院後は保険診療で心臓リハビリテーションが認めらており、最近では週に1〜3回病院に通い自転車をこぐなどのプログラムでリハビリテーションをする病院も多くあります。

徐々に運動量を増やしていき、心臓機能の改善や危険因子の軽減に効果を発揮します。

また、退院時に行なう運動負荷試験で運動量の設定を行ない、リハビリテーションを個人で行なう方法もありますが、いずれにしろ適切な運動の継続は予後の改善に有効であることが知られています。

もちろん、入院前から足腰が悪かったために歩行をすることができない患者もいますが、そういう人は心不全や不整脈を起こさずに入院前の生活状態まで回復することがリハビリテーションということになります。
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脳梗塞の後遺症



脳梗塞は脳の血管が血栓などによって詰まり、脳に「酸素」や「ブドウ糖」が行き渡らなくなることで、脳の細胞が死んでしまう病気で、その壊死の部位や範囲、程度によって運動や言語、視覚などさまざまな障がいが残る場合があります。

損傷された脳の部位によって、どんな後遺症が残るかが決まると言っていいでしょう。


残念なことに、一度死んでしまった脳神経や脳細胞は元通りになる事はありません。それだけ脳も心臓も、実に精密に作られてるのですね。

発症初期の段階で重い症状が出ている場合は、後遺症が残ることを覚悟しなければなりません。

脳梗塞の後遺症は「運動障がい」「感覚障がい」「言語障がい」「高次機能障がい」などが多くの場合起こりますが、その一部またはすべてが後遺症として残ることがあり、脳梗塞の症状同様に百人百様です。

<運動障がい>

脳の運動を司る部位が損傷されると、日常生活で手足を動かすことが困難になる場合があります。身体に片麻痺や半身麻痺が起こり、手足の動きのコントロールが利かなくなることで、歩いたり、階段を上ったり、箸を持ったりするなど日常生活のさまざまな行動ができにくくなります。

また、喉や舌の筋肉に影響が残ると、ろれつが回らなくなったりするなど発声に問題が残ったり、物を飲み込んだりする「嚥下」ができなくなり生きることすら難しい局面にもぶつかることもあります。

<感覚障がい>

感覚を司る神経は、運動神経と密接な関係があり、片麻痺を起こした場合、同じ側に感覚障がいを起こす場合が多くなります。手足が痺れたり、物に触っても感覚がなかったり、温度を感じなくなるなど感覚が鈍感になったりすることがあります。

<言語障がい>

喉や舌の筋肉の問題による発声だけでなく、脳の言語を司る部分が損傷すると、言葉や文字の理解ができなくなる場合があり、喋れない、文字が書けないなど、意思の疎通が難しくなることがあります。

<高次機能障がい>

大脳皮質など脳細胞の物理的な損傷により、高次脳機能障がいが引き起こされ、脳の機能が低下して、さまざまな神経や心理学的な障がいが残ることがあります。

これは「認知障がい」とも呼ばれ、記憶や学習、思考、判断などの認知過程に問題が発生し、記憶が失われたり、新しい出来事が覚えられなくなったりする「記憶障がい」、集中力が低下してミスが多くなる「注意障がい」、ものごとを実行することができなくなる「社会的行動障がい」、興奮したり暴力を振るうなどの「社会的行動障がい」が起こることがあります。

脳の血管が詰まる“脳梗塞”、心臓の血管が詰まる“心筋梗塞”、ともに恐ろしい病気です。

日々の生活のなかで予防につとめ、もし発見したら早期の対処が大事ですね。





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