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2016年06月10日

モハメド・アリ、米南部で宗教葬 テレ朝は追悼番組放送

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http://img.cinemacafe.net/imgs/zoom/226031.jpg

[iモード]イスラム教徒数千人が参列[iモード]
3日に74歳で死去したボクシング元世界ヘビー級チャンピオン、モハマド・アリ氏のイスラム教にのっとった葬儀が9日、出身地の米南部ケンタッキー州ルイビルで営まれました。参列したイスラム教徒ら数千人は、黒人差別撤廃の公民権運動の象徴で、米国で最も有名なイスラム教徒でもあるアリ氏がリング外でも残した功績をたたえました。

米メディアによると、葬儀会場は1960年代にアリ氏がボクシングの試合で勝利した場所。参列者の宗教を問わず誰でも参加できるようにしたいとのアリ氏の生前の希望に沿った式となりました。
アリ氏の遺体が入った柩がゆっくりと運ばれると、集まった参列者らは静かに祈りをささげ、最後の別れを告げました。トルコのエルドアン大統領や、ボクシング世界5階級制覇で知られるシュガー・レイ・レナード氏ら著名人も参列しました。

キリスト教徒で黒人差別撤廃の公民権運動の指導者ジェシー・ジャクソン師は、アリ氏はボクシングのチャンピオンとしてよりも人権活動家として語り継がれるとし「リングの中でも外でも闘いをやめなかった」と称賛しました。
ルイビルに住むソマリア系米国人の高校教師ハムザ・ハムザさん(61)は「イスラム教徒を勇気づけ少数派の権利のため闘ったチャンピオン。われわれイスラム教徒のお手本だ」と語りました。
アリ氏は64年、ヘビー級チャンピオンになった翌日イスラム教徒であることを公表。ことしの大統領選で共和党候補指名が確定している実業家トランプ氏がイスラム教徒の入国禁止を唱えたことに対し、名指しは避けながらも批判していました。
引退後はパーキンソン病で長い闘病生活を送り、敗血症性ショックのため死去しました。

[iモード]テレビ朝日がアリ氏の追悼番組を放送[iモード]
テレビ朝日は、今月3日に亡くなったボクシングの元世界ヘビー級王者モハマド・アリ氏(享年74)の追悼特別番組を緊急編成。12日午後8時58分から2時間にわたり「モハメド・アリ緊急追悼番組 蘇る伝説の死闘『猪木vsアリ』」を放送します。
アリ氏は1976年6月26日、異種格闘技戦でアントニオ猪木氏(73)と対決。世紀の一戦を中継したテレビ朝日に保存されている秘蔵映像を蔵出しし、全15ラウンドの全貌を公開。猪木氏と当時の関係者が知られざる感動秘話を激白します。
番組は偉大なる足跡を振り返り、心揺さぶられる人間ドラマに迫ります。



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