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舛添要一知事の政治資金疑惑をめぐり、都内自治体の首長、議会関係者らから批判が噴出しています。いずれも知事の資質を問題視しており、辞職を含めた厳しい対応を求めています。
墨田区議会自民党は１０日、都議会自民党の宇田川聡史幹事長あてに、舛添知事の辞職を含めた厳しい対応を求める要請文を提出しました。
要請文では「都民の都政に対する不信が増幅し、都政のトップリーダーとしての資質に大いなる疑問符がつき、都政の前進に大きな影を落としている」と指摘。１３日に予定される都議会総務委員会などで政治資金疑惑を究明し、精査したうえで知事に対する不信任決議を含め、厳しい対応で迫るよう求めました。

自民党墨田総支部も同党の石原伸晃都連会長あてに同じ内容の要請文を出しました。
同区では山本亨区長が７日、「何を買ったのかさらに詳しく説明し、理解を得るべきだ」と述べ、説明が不十分との認識を示していました。

調布市議会は１０日の本会議で、「政治資金疑惑に対して説明責任を果たさない東京都知事に辞任を求める決議」を全会一致で可決しました。
決議は政治資金の不正使用問題などに「都民の抗議と怒りの声が日々、拡大している」と指摘。第三者による調査報告、都議会での答弁は「説明責任をまったく果たしていない」、給与減額を表明して知事の職を全うするとの態度にも「都民の理解を得ることは到底できない」と強く批判しています。

小金井市議会も同日の本会議で「辞任を求める意見書」を全会一致で可決。意見書は自民、共産、公明党会派などが連名で「舛添知事の態度は、都民を愚弄する無責任極まりないもの」と極めて厳しい言葉遣いで批判しました。
多摩地区では、清瀬市議会が７日、「舛添都知事の政治資金疑惑等に対し全容解明と辞職を求める意見書」を全会一致で可決しました。

稲城市の高橋勝浩市長も、９日の記者会見で「ここまで公私混同がはっきりしていると、公職に残ることは極めて難しいと思う」と述べて舛添知事の辞職は避けられないとの認識を示すなど、首長からも厳しい指摘が相次いでいます。



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