2016年04月22日
高速道路工事中の橋桁が落下 二人心肺停止
防災士厳選の防災グッズ36点セット【ディフェンドフューチャー】
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/images/2016042201001973.jpg
巻き込まれた車はなし
22日夕方、神戸市北区の新名神高速道路で、工事中のおよそ120メートルの橋桁の片側が下を走る国道に落下しました。
警察によりますと2人が心肺停止の状態で、ほかにも少なくとも7人がけがをしているということです。
神戸市消防局によりますと、22日午後4時半ごろ、神戸市北区道場町の新名神高速道路で工事中の長さおよそ120メートルの橋桁の片側がおよそ20メートル下の国道176号線に落下しました。警察によりますと、2人が落ちた橋桁に挟まれるなどして心肺停止の状態だということです。また少なくとも7人がけがをしていますが、いずれも話ができる状態だということです。
消防の話では全員が作業員とみられるということです。 この橋桁は有馬川と国道176号線を東西にまたいで建設されていて、橋の西側が国道上に落下しています。警察が周辺を通行止めにして調べていますが、これまでのところ巻き込まれた車はないということです。 道路を管理するネクスコ西日本によりますと、落下した橋は工事中の新名神高速道路の全長およそ500メートルの有馬川橋で、橋脚と橋脚の間に鋼鉄製の橋桁を取りつける工事をしていたところ突然、落下したということです。
警察は橋桁が落下した詳しい状況や原因を調べています。
「ゴーッと言う音」
事故現場の近くにある事務所に勤める男性は「ゴーッというすごい音が聞こえたので外に出てみると、10メートル以上の高さにある高速道路が傾き、一部が下の道路に落ちていました。下敷きになった人がいるかどうかなどの状況は分かりませんが、消防車や救急車がたくさん到着し混乱しているように見えます」と話していました。
「すごい爆裂音聴こえた」
事故現場の近くに住む68歳の男性は、工事中の高速道路の下を車で100メートルほど通過した後、信号待ちをしているときにバックミラーで橋桁が崩れていくのを目撃したということです。男性は「ズドドドッというものすごい爆裂音とともに、100メートル近くあると思われる橋桁が西側から崩れていく様子が見えました。車は下敷きになっていないとみられますが工事関係者が巻き込まれたようです。少しの差で自分が下敷きになっていたかもしれないと思うとぞっとします」と話していました。
過去には広島で橋桁事故
過去に国内で起きた大規模な橋桁の落下事故としては、25年前の平成3年3月14日に広島市安佐南区の新交通システム、アストラムラインの建設現場で15人が死亡した事故があります。
この事故では、重さおよそ60トンの橋桁が、およそ10メートル下の道路に落下し、信号待ちの車などを押しつぶして車に乗っていた人や作業員など合わせて15人が死亡、8人がけがをしました。事故の原因について裁判では、橋桁を支えていたジャッキの位置が適切でなかったために重さに耐えられずに倒れ、橋桁が落下したとされました。さらに、橋桁と橋脚をワイヤーでつなぐなどの落下防止の対策がとられないなど安全管理も不適切だったと指摘されています。
こんなものが落ちてきたらひとたまりもありません。
回復を祈ると同時に、事故の再発防止を願うばかりです。
防災士厳選の防災グッズ36点セット
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巻き込まれた車はなし
22日夕方、神戸市北区の新名神高速道路で、工事中のおよそ120メートルの橋桁の片側が下を走る国道に落下しました。
警察によりますと2人が心肺停止の状態で、ほかにも少なくとも7人がけがをしているということです。
神戸市消防局によりますと、22日午後4時半ごろ、神戸市北区道場町の新名神高速道路で工事中の長さおよそ120メートルの橋桁の片側がおよそ20メートル下の国道176号線に落下しました。警察によりますと、2人が落ちた橋桁に挟まれるなどして心肺停止の状態だということです。また少なくとも7人がけがをしていますが、いずれも話ができる状態だということです。
消防の話では全員が作業員とみられるということです。 この橋桁は有馬川と国道176号線を東西にまたいで建設されていて、橋の西側が国道上に落下しています。警察が周辺を通行止めにして調べていますが、これまでのところ巻き込まれた車はないということです。 道路を管理するネクスコ西日本によりますと、落下した橋は工事中の新名神高速道路の全長およそ500メートルの有馬川橋で、橋脚と橋脚の間に鋼鉄製の橋桁を取りつける工事をしていたところ突然、落下したということです。
警察は橋桁が落下した詳しい状況や原因を調べています。
「ゴーッと言う音」
事故現場の近くにある事務所に勤める男性は「ゴーッというすごい音が聞こえたので外に出てみると、10メートル以上の高さにある高速道路が傾き、一部が下の道路に落ちていました。下敷きになった人がいるかどうかなどの状況は分かりませんが、消防車や救急車がたくさん到着し混乱しているように見えます」と話していました。
「すごい爆裂音聴こえた」
事故現場の近くに住む68歳の男性は、工事中の高速道路の下を車で100メートルほど通過した後、信号待ちをしているときにバックミラーで橋桁が崩れていくのを目撃したということです。男性は「ズドドドッというものすごい爆裂音とともに、100メートル近くあると思われる橋桁が西側から崩れていく様子が見えました。車は下敷きになっていないとみられますが工事関係者が巻き込まれたようです。少しの差で自分が下敷きになっていたかもしれないと思うとぞっとします」と話していました。
過去には広島で橋桁事故
過去に国内で起きた大規模な橋桁の落下事故としては、25年前の平成3年3月14日に広島市安佐南区の新交通システム、アストラムラインの建設現場で15人が死亡した事故があります。
この事故では、重さおよそ60トンの橋桁が、およそ10メートル下の道路に落下し、信号待ちの車などを押しつぶして車に乗っていた人や作業員など合わせて15人が死亡、8人がけがをしました。事故の原因について裁判では、橋桁を支えていたジャッキの位置が適切でなかったために重さに耐えられずに倒れ、橋桁が落下したとされました。さらに、橋桁と橋脚をワイヤーでつなぐなどの落下防止の対策がとられないなど安全管理も不適切だったと指摘されています。
こんなものが落ちてきたらひとたまりもありません。
回復を祈ると同時に、事故の再発防止を願うばかりです。
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タグ:高速道路 事故 橋桁
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