2018年03月11日
犯人目線の金田一少年と、犯人主観の犯沢さん
今日は犯人側の立場から描かれた、話題の二冊について。
最初に書いておかねばならないのは
どっちも好みはあるけどおもしろいから一回はお試しで読んで!!
ということです。
おそらくどちらの原作も、ドラマやアニメで見て読んだという方が多いのではないかと思うのですが、ひとまずご紹介を。
金田一少年の事件簿 → 金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿
名探偵コナン → 名探偵コナン 犯人の犯沢さん
という、二大推理漫画の犯人視点スピンオフとなっています。
・・・・・・
同じ犯人の別視点
さてこの漫画比較の肝は「主人公となっている犯人さんにどれだけ感情移入できるか」でもあるかとおもいます。
犯沢さんの場合は、元々コナンでの表現がゲーム「かまいたちの夜」などでおなじみの影人間方式で描かれています。
そのため、犯沢さん自体にキャラクターが立っているわけではなく、あくまで犯人が分かるまでの代理キャラです。ですが作中絶対登場するキャラ(?)なので、知名度はぴかいちなわけです。
また全ての事件関係者、ということで、事件の思い出に関わるわけではなく、万人受けする生活から、あるあるが描かれています。
一方金田一の方は物語毎に異なる性格の犯人視点で描かれているので、事件の視点から描かれています。
ので同じ部分でも、異なるつっこみで新たな世界をもたらしてくれます。
後高確率というか、超確率でお亡くなりになっているので最後は大体輪っかがついている人が多いのが泣けるというか、いろんな意味で「じっちゃん」そっくりというか…………。
万人受けはなかったとしても、今の読者或いは読者だった人に懐かしい笑いをもたらしてくれます。
「共感」の道筋
あまり人を殺めたことがある方はいないと思うのですが、原作が「そらそうするわ……」な共感というか同情を見せるのに対し、この二本はどちらかといえば「状況あるある」の共感になっています。
犯沢さんの場合は人並みにしては若干過激な妄想があるあるですし
※妄想中
金田一の場合は(よく広告などで見かける)これ
はじめちゃんやめたげてよお!!!
両方があるあるだと両方面白いのです。
しかし犯沢さんに共感できなければ金田一の方が面白く、
金田一の犯人の背景がわからなければ犯沢さんの方が面白く感じるでしょう。
両方読んでもやっとなるのはそこなのです。
共感がいかに作品に大事かわかるニ作品かもしれませんね。
蛇足だけど金田一の方のノリが「福本作品」に似ている気がする
アオリも「零」だったし。倒置法がちょっと多い
この男を知っている…!
■□■電子書籍版はこっち■□■
紙の人はこっち↓↓
最初に書いておかねばならないのは
どっちも好みはあるけどおもしろいから一回はお試しで読んで!!
ということです。
おそらくどちらの原作も、ドラマやアニメで見て読んだという方が多いのではないかと思うのですが、ひとまずご紹介を。
金田一少年の事件簿 → 金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿
名探偵コナン → 名探偵コナン 犯人の犯沢さん
という、二大推理漫画の犯人視点スピンオフとなっています。
・・・・・・
同じ犯人の別視点
さてこの漫画比較の肝は「主人公となっている犯人さんにどれだけ感情移入できるか」でもあるかとおもいます。
犯沢さんの場合は、元々コナンでの表現がゲーム「かまいたちの夜」などでおなじみの影人間方式で描かれています。
そのため、犯沢さん自体にキャラクターが立っているわけではなく、あくまで犯人が分かるまでの代理キャラです。ですが作中絶対登場するキャラ(?)なので、知名度はぴかいちなわけです。
また全ての事件関係者、ということで、事件の思い出に関わるわけではなく、万人受けする生活から、あるあるが描かれています。
一方金田一の方は物語毎に異なる性格の犯人視点で描かれているので、事件の視点から描かれています。
ので同じ部分でも、異なるつっこみで新たな世界をもたらしてくれます。
後高確率というか、超確率でお亡くなりになっているので最後は大体輪っかがついている人が多いのが泣けるというか、いろんな意味で「じっちゃん」そっくりというか…………。
万人受けはなかったとしても、今の読者或いは読者だった人に懐かしい笑いをもたらしてくれます。
「共感」の道筋
あまり人を殺めたことがある方はいないと思うのですが、原作が「そらそうするわ……」な共感というか同情を見せるのに対し、この二本はどちらかといえば「状況あるある」の共感になっています。
犯沢さんの場合は人並みにしては若干過激な妄想があるあるですし
※妄想中
金田一の場合は(よく広告などで見かける)これ
はじめちゃんやめたげてよお!!!
両方があるあるだと両方面白いのです。
しかし犯沢さんに共感できなければ金田一の方が面白く、
金田一の犯人の背景がわからなければ犯沢さんの方が面白く感じるでしょう。
両方読んでもやっとなるのはそこなのです。
共感がいかに作品に大事かわかるニ作品かもしれませんね。
蛇足だけど金田一の方のノリが「福本作品」に似ている気がする
アオリも「零」だったし。倒置法がちょっと多い
この男を知っている…!
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