2021年03月21日
ロビンフッド(Fate)はあざとい!?再臨やバレンタインから辿る
fateシリーズでは様々な偉人や、物語の主人公たちが集まっており、ファンもそれぞれに付いている。
その中で私の推しが「ロビンフッド」である。
ロビンフッドで検索するとサジェストに「あざとい」が出てくる、そんな男だ。
だからこそもっと知ってほしいロビンフッドの事を、再臨やバレンタインネタバレを含めて、解説する。
尚本文の中にはネタバレと筆者の妄想も多く含まれるため、注意されたし。
ロビンフッド(Fate)の「あざとい」の意味と裏側
ロビンフッドがあざといことは、ロビンフッドを推しに持つものは大体わかっている。
しかしそもそもなぜ「あざとい」がロビンフッドに使われることになったのか。
そして「あざとい」とは元々どういう言葉なのかと共に、ロビンフッドのあざといを見ていくことにする。
「あざとい」は作中で言及されている「公式」
元々ロビンフッドがあざといことは、BBとサンタオルタ(アルトリア・オルタ)が言及している。
生来の面倒見の良さから、お気に入りになった相手を陰ながら助けるお節介焼きから来ているのである。
しかも気が付かれないように、という徹底ぶりからもその「あざとい」に輪をかけることになった。
「あざとい」って何だ?元は悪い意味
少しロビンフッドから離れて、あざといについてまず知る必要がある。
あざといとは、ずる賢く抜け目ないという本来は悪い意味で使われる言葉だ。
ただ最近になって「あざとかわいい」のように、褒め言葉ではないが一定の評価で使われることになった。
この場合は小悪魔とはちょっと違う、抜け目がない(過不足無く万全に整えている)可愛さといわれる。
女性のあざとい心理と比較する
あざとい女性は基本的に計算高く、異性の前で態度が変わりボディタッチが多いという。
なるほど、ロビンフッドの気に入った相手への計算高さや態度などは当てはまると言っていいだろう。
FGOでの幕間ではさり気なくマスターに布団を買い、気に入った相手として健気についてきてくれる。
でもあざとい(この場合は女性であるが)心理には別のもっと深い根があることが多い。
チヤホヤされたい、自分に自信がある、その他に「寂しい」という心理も隠されているのだ。
ロビンフッドの趣味はナンパだ、もちろんこれは前2つの理由にも当てはまる。
しかしその裏に「寂しい」という気持ちがあるのだとしたら、ロビンフッドのあざといの印象は大きく変わる。
人間は嫌いではない、飲み会の隅で話を聞いているだけで楽しい。
だがその本心を仮定すると、とんでもない闇を背負っているのがロビンフッドなのである。
ロビンフッド(Fate)のバレンタインから見る信頼
ロビンフッドのあざといという面が、如何にヤバイものかという話の次にこそこの話題が必要となる。
それがロビンフッドがバレンタインイベントの折にマスターであるプレイヤーにわたすアイテムである。
もらえるものは青い鳥がモチーフの記念銀貨
毎年FGOのバレンタイン時期には、チョコレートを自サーヴァントに贈れるイベントが用意されている。
2021年のバレンタインまでそのプレゼントに変化はないが、ロビンフッドがくれるのは「名も知れぬ記念銀貨」だ。
とある街の領主が打ち倒され、新しい領主がやってきた記念に発行され、とある女性から貰ったものである。
(再臨時に出てくる青い鳥が柄になっている)
名も知れぬ記念銀貨の重み
バレンタインでサーヴァントから受け取れる返礼品の中でも、ロビンフッドはとにかく重い部類に入る。
他にも自分の宝具を加工したものや、自分の国が倒されたもの、深夜のラーメンなど重い返礼品は多い。
それらに匹敵する程、名も知れぬ記念銀貨の存在感は重い。
この銀貨、とてもキレイに磨かれており、返礼品として渡せるほど身近にいつも置いていることに気がつく。
ロビンフッドの生前の物語が表に出ることは殆どないのだが、生前の宝物であった可能性が高い。
街の住人には優柔不断で好かれていたわけではなく「ロビンフッド」として懇願されて領主を討った。
しかしそこまで感謝されていなかっただろう「彼」がお礼の品として唯一貰ったであろうものが銀貨なのだ。
それはいわば外の人間とロビンフッドを繋げる数少ない証明であったと言えよう。
その品を売って路銀にしても良い、なんて言いながら渡すということは、彼にとって大きな出来事なのだ。
未練からの開放
この一連の流れについて、なぜこんな大事なものを人に渡してしまうのか、という一番の疑問になる。
ピカピカに磨いた銀貨を損得なしに相手に託す、つまりその相手への信頼と言っても過言ではない。
もちろん重いことには変わりはないが、誰かとの繋がりに縋るのではなく、今ある信頼関係を築けた結果とも言える。
ときに自分を卑怯者であり、騎士道なんて…と言っているロビンフッドだが、それは羨望でもある。
そんな働きや強さ、在り方をマスターと共に「卑怯な手を使う自分の騎士道」を学んだことは確かだ。
ダン・ブラックモアとの関係性からそれを少しずつ学び、そして自身の在り方として確立できたからこそ、その銀貨を手放した。
あざとさはロビンフッドの心の踏み込みを確認する行為でもある。
今はもう必要なくなったあの銀貨を受け取るということは、プレイヤーへの多大な信頼であるといえよう。
ロビンフッド(Fate)の再臨からみる再生
Fateの中でも、FGOの再臨システムは段階ごとに絵が変わる。
ロビンフッドの場合は顔を隠しているところから始まり、顔を見せてくれるのは2段階目だ。
しかしそこから先、最終再臨までいくととんでもないことが起きる。
再臨を繰り返すごとに顕になっていく
Fateに限らず、ソシャゲの特徴としてキャラクターは脱いでいくか、どんどん装飾が増えていくキャラ絵が多い。
ロビンフッドは男性キャラなのでそこまでの露出は無いのだが、露出するのは姿だけではない。
そう、再臨していくのに従って、感情も顕になっていくのだ。
第2再臨でフードを取り、第3再臨ではマントは全て脱ぐのだが、ここに加わるのが謎の青い鳥である。
この青い鳥、ロストロビンロンドともいわれているのだが、そこはここでは省略。(きりがないからね)
更に最終再臨では、ロビンフッドはなんとも屈託のない笑顔をみせるようになる。
再臨すること=生まれること
無愛想で周囲との交流さえ拒んでいるように見えるロビンフッドだが、再臨を終えると真逆の印象になる。
これは呼び出された「英霊」としての存在が、成長し、死とも等しい状態から生を得ている状態とも言える。
生から死に向かう生前とは逆に、英霊となることで、死から生へ向かっているのだ。
ロビンフッドに限ったことではないのだが、再臨させていくということはサーヴァントたちを生き返らせることなのかもしれない。
まとめ
ロビンフッドはあざとい。
しかしそのあざとさは生前の思いや行い、自分への確認などの、ロビンフッド自身に向けられている。
そう考えると、その心の重さや自身の在り方への見方は、軽いものから重みを増すこととなるのだ。
笑顔が尊い
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ロビンフッド(fate)プロフィール
ロビンフッドの名前を襲名した「誰か」(色から緑茶や抹茶と呼ばれることがある)
アーチャー(ダン・ブラックモアのサーヴァント)
農耕と調理が得意でナンパが好き。建前や騎士道を嫌うが、騎士道に羨ましさを秘めている。
毒、罠類の扱いに長け、諜報が得意。
設定 奈須きのこ
声優 鳥海浩輔
キャラクターイラスト ワダアルコ
宝具は顔の無い王(FGO追加スキル名は皐月の王であるため、この変化型とも取れる)
登場作品
Fate/EXTRA
Fate/EXTRA-CCC
Fate/EXTRA_Last_Encore(アニメ)
Fate/EXTELLA
Fate/EXTELLA-LINK
Fate/Labyrinth
Fate/GrandOrder
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