おもしろい心理学〜心理の達人〜

人は誰でも褒められることを嬉しく感じ、褒めてくれる相手には好感を持つものです。

自分の好意を伝えるのが上手な方ほど、「さり気なく褒めるテクニック」に長けていると言えます。

心理学者の「ジョセフ」と「ハリー」が発表した「ジョハリの窓」によると、人が褒められて最も嬉しく感じるのは「本人が気づいていない、他人が知っていること。」なのだそうです。

例えば、美人で有名な女性がいたとして、「いつもお綺麗ですね。」と伝えるよりも、「気配りができて素敵ですね。」などといった内面的なことについて、あるいは「自分でも気づいていない意外な才能」を褒められることの方が喜びも大きくなりますし、より良い記憶として残るのです。

特に多くの女性はプライドの高い男性心理をよく理解しているので、自分の好意をさり気なく伝えるために相手を褒めることもあるでしょう。

相手を褒めることは「私はあなたのこんなことやあんなことも気づいていますよ。」という一種のサインと言えるかもしれません。

意図してアピールしているのか、無意識の内に親しくなりたいと思っているかは人によって異なりますが、どちらにせよ褒めてもらえることは、少なからず相手が自分に興味を示している証拠だと言えます。

ただし、世の中には本当に褒め上手な人がいることを忘れてはいけません。

恋愛感情ではなく、自分の印象を良くするために心がけて、意識的に言っている人もいます。

これも「パーソナルスペース」同様に、誰に対しても褒めることが得意なのか、自分に好意を伝えるために褒めてくれるのか見極める必要があります。

また、好きな人にアピールするためにも、相手の長所を何気なく褒めてみるのも良いでしょう。

特に最初にお伝えした「本人が気づいていない、他人が知っていること。」を参考にしてみて下さい。