2009年08月25日
トントン拍子が恥ずかしい
義母は81歳で亡くなった。
癌の病気だった。身体に大きな変化が現れたのは4月だった。
食事がのどを通らなくなり、次第に呼吸も困難になった。
医者には手術しても助かる見込みはないと言われた。
6月に入院した。緩和ケアが目的だった。
余命は3ヶ月と言われた。
妻は毎日看病に通った。
「痛いところは?」「何か言いたいことは?」
義母にはたいしたことを言えなかった。
「絶対によくなるよ」などと言ったら、大ウソをついている気になった。
義母は初めのうちは、治そうという気持ちも見受けられた。
そのうちに諦めに近い表情になっていった。
7月になると痛み止めの薬の作用もあって、常時、眠った状態になった。
7月のある日義母は旅立った。
:
先日、義母の49日法要後の食事会での施主としてのあいさつで、
「母は病気の進行が速く、トントン拍子に病状が悪化した」
と、口を滑らせてしまった。
(しまった!)と思ったが、そのままあいさつを続けてしまった。
どうして「トントン拍子」の言葉が出てきたのか、
自分でも不思議やら恥ずかしいやら。
癌の病気だった。身体に大きな変化が現れたのは4月だった。
食事がのどを通らなくなり、次第に呼吸も困難になった。
医者には手術しても助かる見込みはないと言われた。
6月に入院した。緩和ケアが目的だった。
余命は3ヶ月と言われた。
妻は毎日看病に通った。
「痛いところは?」「何か言いたいことは?」
義母にはたいしたことを言えなかった。
「絶対によくなるよ」などと言ったら、大ウソをついている気になった。
義母は初めのうちは、治そうという気持ちも見受けられた。
そのうちに諦めに近い表情になっていった。
7月になると痛み止めの薬の作用もあって、常時、眠った状態になった。
7月のある日義母は旅立った。
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先日、義母の49日法要後の食事会での施主としてのあいさつで、
「母は病気の進行が速く、トントン拍子に病状が悪化した」
と、口を滑らせてしまった。
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どうして「トントン拍子」の言葉が出てきたのか、
自分でも不思議やら恥ずかしいやら。
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