2009年11月12日
瓜二つ
車で商品の配達中、
橋を渡り終わった先の信号が黄色に変わったので徐行した。
徐行しながら何気無く右側の歩道を見た。
自分に似ている。
背恰好まで同じで、
ジーンズと赤いジャンパーは自分の持っている物にそっくり。
一瞬、自分が歩いていると思ったほどだった。
夢を見ているような感じで、思わず笑ってしまった。
信号が赤色に変ったので車を止めた。
世の中こんなこともあるのかと、運転席から目でその人を追いかけた。
視線に反応したのかこちらを一瞥したとき、
「あっ、俺だ!」
その人は何も感じなかったようで、
顔を進行方向に向け直して、橋を渡って行った。
やがて信号は赤色から青色に変わり、
静かにアクセルを踏むとバックミラーに見える“俺”は遠ざかって行った。
「こんなことってあるんだ」
幻を見ているような気持ちだった。
長い年月を生きてきたが、初めての経験だった。
夜、連れにそのことを話したら、
「世の中には一人だけ自分とそっくりな人が居るんだって!」
「その人を見てみたかった」
と、笑っている。
わたしに似た“あの人”、どこの誰だったのか?
今、記事を読んでくれている“あなた”、そんな経験ありませんか?
読んでくれてありがとう。
橋を渡り終わった先の信号が黄色に変わったので徐行した。
徐行しながら何気無く右側の歩道を見た。
自分に似ている。
背恰好まで同じで、
ジーンズと赤いジャンパーは自分の持っている物にそっくり。
一瞬、自分が歩いていると思ったほどだった。
夢を見ているような感じで、思わず笑ってしまった。
信号が赤色に変ったので車を止めた。
世の中こんなこともあるのかと、運転席から目でその人を追いかけた。
視線に反応したのかこちらを一瞥したとき、
「あっ、俺だ!」
その人は何も感じなかったようで、
顔を進行方向に向け直して、橋を渡って行った。
やがて信号は赤色から青色に変わり、
静かにアクセルを踏むとバックミラーに見える“俺”は遠ざかって行った。
「こんなことってあるんだ」
幻を見ているような気持ちだった。
長い年月を生きてきたが、初めての経験だった。
夜、連れにそのことを話したら、
「世の中には一人だけ自分とそっくりな人が居るんだって!」
「その人を見てみたかった」
と、笑っている。
わたしに似た“あの人”、どこの誰だったのか?
今、記事を読んでくれている“あなた”、そんな経験ありませんか?
読んでくれてありがとう。
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