アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

2009年10月23日

健康診査受診券が妄想を生むとき

廃業してから2年と少しの時が経つ。

時間にも余裕が出てきた。

余裕があるのは時間だけかも知れない。

財布と気持にゆとりはない。


手元に平成21年度の健康診査受診券がある。

検診料のところが気にかかる。




特定健康診査は有料で、それ以降が全て無料と印刷されている。

肝炎ウィルス検査、前立腺がん検診、肺がん検診、

大腸がん検診、胃がん検診は全て無料なのだ。


注意事項の欄に“無料”の説明書きがある。

「後期高齢者医療被保険者証をお持ちの方」とあるが、これは当たらない。

「生活保護法による非保護世帯の方」、これも申請していないので当たらない。

「本年度70歳以上になられる方」、これもまだまだ先のことで当たらない。

「本年度75歳になられる方」、前述同様。

「平成20年度市民税非課税世帯の方」、最後の条件に該当した。


という事は、病院に行くと収入面での個人情報がバレルことになる。


受付で、

「この人無料だわ」、

「まだ若いのに!」

と内心思うに違いない。

そうだ、目を合わさないよういサングラスでもして行こう。


待合室で、

遠目にこちらをちらちらと窺いながら、何やらヒソヒソと。

「ほら、あの人だよ。無料受診の人」

「仕事しているのかしら?」

我慢できなくなったら病院をそそくさと出よう。


妄想は妄想を生み

病院から情報は拡散し、近所で、

「お隣さんね、がん検診が無料だそうよ。いいわね」

「どうやって生活しているのかしらねー」

と、なにやら勝手に物語が動き出してきた。


受診券を見ていた連れは、

「無料はいんだけど……」

「いやだなー」

「無料と書かなくてもいんじゃない?」



自営業をしている頃、計算の間違いかと思われるほど、

所得税、健康保険税を納めたことがある。

当時は仕事が忙しく健康診断を受けられない時期でもあった。



ちょっと待てよ!

過去には売上金の大部分を、

所得税だ健康保険税だと、“とられ?”ていたではないか。

あの頃は忙しくて、ろくに健康診断も受けられなかった。

過去の分を取り戻すつもりで大手を振って行ってこようと決めた。

当然全てのがん検診を無料で。

貧しく哀れな人と見られないように最低限の“なり”をして。


読んでくれてありがとう。





ブログランキングに参加しました
にほんブログ村 その他日記ブログ 日々のできごとへ


つぶやき ブログランキングへ

記事の分類
検索



最新の記事
ランキング 気が向いたら・・・
にほんブログ村 その他日記ブログ 日々のできごとへ


つぶやき ブログランキングへ

写真ギャラリー
ファン
最新コメント
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。