Ole Asia

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　まず、本題に行く前に、イエメンのサッカーリーグが延期になっていると言うことを伝え忘れてました。
アジアカップ中だったとは言え、しっかり書くべきだったと反省してます。

　イエメンのリーグは、1月の中旬に開催された17節で時が止まりました。

久々のイエメン情報で、イエメンに興味のある方が、いったいどの位いるのかはちょっとわかりませんが、
イエメンはコーヒー発祥の地と言われたりもする、アラビア半島の最南端の国です。
　最近の研究では、エチオピアが発祥で、イエメン地方の人々が広めたという説が有力らしい
ですが、その国で今結構大変な事が起きてます。

中東情勢に詳しい方はご存知かと思いますが、シーア派系の組織が政権を掌握してしまい
国内が崩壊寸前まできてしまっていて、首都サナァを中心に開催していた国内リーグが
年明けから、無期限の開催延期(今シーズンに関しては事実上打ち切り)になってしまいました。

ちなみに2000年代に入ってイヴィッツァ・オシム監督と第二次岡田監督時代に二度
日本代表は渡航してますが、いずれも外務省から『渡航自粛』と、『渡航の是非を検討してください』
が出されている、非常に政情不安な国です。

　話は代わり、現在AFC杯にイエメンのチームが参加し戦ってますが、今のところそちらの方は辞退せず
戦い抜く方向とのことで、10日に行われたトルクメニスタンのアルトゥン・アスル戦では勝利も
おさめています。

写真＝Yemenakbar.com


　ついさっきの話。写真はイエメン代表が今月行われるガルフカップに向けて中継地の※リヤド国際空港？
の一画で休む選手たち。というのも現地のイエメンでもニュースになったばかりらしく、現地のスポーツ
ジャーナリストのアッバード・ジャラディーさんがFacebookに載せた写真です。

　ジャラディーさんのコメントでは、どうやらFIFAの規定で、選手は体を横にして落ち着ける宿泊施設に
泊まることが義務。らしくイエメンサッカー協会側も当初はその予定だったとの事。

　このブログで、だいぶ前にイエメンサッカー協会が航空券の価格にケチをつけた話の記事を紹介
しましたが、事実としてイエメンはお金が無いんです。

　ただそれはそうとして、自分たちが抱えている大事な選手たちにその影響がこのような形で出て
しまうのは、かなり敬意を欠いた行為であって、"中東のワールドカップ"や"五輪"と言われている
ガルフカップに臨む直前の選手が受けるべきではないと思うから可愛そうでならない。




http://www.yemenakhbar.com/sports/100789.html　　　←一応ソースを書いておきますが、
中継地が※リヤド国際空港なのか※ドゥバイ国際空港なのか等、現地の記事によって分かれてる
部分も多く、一応ここではリヤド国際空港にしておきます。

アル＝シャーブ　ハドラマウト　　1-3　　　アル・ティラル　アデン
　49バヒース　　　　　　　　　　　　　　　　　　9、44アリーンブリー
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　90アフン


アル・ヤルムーク　　　　　　　　　0-0　　　アル・シューラ




アルサクル　ターイッズ　　　　 　1-1　　　　シャーブ　イッブ
　50カウィー　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　13アルバダニー
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


アルイッティハド　イッブ　　　　　1-2　　　　　アル　アハリー・サナァ
　50マミー　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　25バラウィース
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　70リチャード


シャバーブ・アル＝ジール　　　　1-1　　　　　　　アルールーバ
　78アルラフマン　　　　　　　　　　　　　　　　　　　64アルジャブル


アル・ウィハダ　アデン　　　　　2-0　　　　　　アルワハダ　サナァ
　48アバッチ
　65アルカッダース