2016年04月03日
ハイエンド・ヘッドホン「SENNHEISER HD800 S」を開封するでごわすっ!!
ゼンハイザーが2009年に発売した「HD800」、
その上位モデルとなる「HD800 S」が2016年2月に登場しました。
発売からまだ2ヶ月経っていないこともあってか、
HD800 Sについてネット検索してもあまり情報が無いですね。
数週間、悩みに悩み…… 購入しました!

その上位モデルとなる「HD800 S」が2016年2月に登場しました。
発売からまだ2ヶ月経っていないこともあってか、
HD800 Sについてネット検索してもあまり情報が無いですね。
数週間、悩みに悩み…… 購入しました!

ヘッドホン一つで20万円(税別)です。 大卒・初任給の1ヶ月分です。
(;´Д`)
自宅から最も近い量販店で国内正規品を購入しようかと思っていましたが、
あいにく展示機のみで取り寄せでした。
また金銭的に余裕があるわけではないですし、やはり安く買えるのであれば安く買いたい!
と思ってしまいます。
それで結局、正規代理店&ポイント付与のAmazonで購入しました。
税込216,000万円の10%ポイント還元で「実質194,400円」でした。
この価格なら並行輸入品と価格差があまり無いと思ったので、国内正規品を選びました。
ちなみに、国内正規品も並行輸入品も商品自体は同じものです。
並行輸入品には無料保証期間がありません。
また、運悪く初期不良品に当たった場合、販売店によってはきちんとした対応をしてくれるか等の不安が残ります。
万が一売却する際、非正規代理店で購入したものである場合、買取を行うお店によっては
買取拒否や大幅に減額されてしまう可能性もあるので注意して下さいね。
Amazonで金曜日の夜に注文、同日夜中に発送、翌日土曜日の午前10時過ぎには手元に届きました。
非プライム会員ですが、早すぎますね。。。
いつもありがとうございます>ヤマト運輸さん
それでは開封です! ダンボールの中から箱を取り出します!!
昨年購入したHD700と同じようなデザインの箱です。
HD700も大きな箱でしたが、HD800 Sは更に大きい箱です\(◎o◎)/

箱の中から真っ黒な箱が出てきました。 これもHD700と同じですね。

「取扱説明書、国内保証書、お手入れ用の黒いクロス」も入っています。
初期ロット品の説明書には日本語表記がありませんが、ゼンハイザー・ジャパンに問い合わせると
日本語表記のページが追加された説明書と粗品?をDM便で送ってくれます。(もちろん無料です)

黒い箱を開けるとすぐにHD800 S本体が登場します。
写真ではわかりにくいですが、本体の内側に黒いポーチがあります。
HD700のときは独特の臭いがしましたが、HD800 Sは殆ど臭いがしません。

HD800 S本体右側にあった黒いクッションを退かすとステレオ標準プラグとケーブルが出てきます。

黒いポーチの中身は「バランス駆動用ケーブル、USBメモリ」です。
バランス駆動用ケーブルはHD800では別売りですが、HD800 Sでは標準付属品の一つです。
それとHD800 Sのブラックカラーに合わせてケーブル端子もブラックになっています。

HD800 Sの外観です。
HD800とは外装色が異なり、HD800 Sは「プレミアムマットブラック」仕上げで
落ち着いたマットブラックと控えめな光沢感によって、やや高級感が上がった印象を受けました。

ヘッドバンド上部には「シリアルナンバー」もレーザー刻印されています。
私のHD800 Sは800番台です。
“S”の文字はどこにも無く、HD800との違いがありません。 ここは非常に残念です。

HD700とHD800 Sを並べて撮影。

まだ購入間もないですが、少しレビューします。
【装着感】★★★★★
質量だけを見ると重い部類ですが、装着感は良いです。素晴らしいです。
装着感も妥協無くしっかりと拘って開発されたことが伝わってきます。
ただ、長時間の装着では頭頂部から若干重みを感じてしまうのは仕方ありません。
【音漏れ】★★★★★
開放型である為、音漏れします。
聴いている音量を100とすると、外部への音漏れ量は60~70ぐらいに感じます。
屋外、特に公共の場で使用すれば間違いなく迷惑になります。
【音場】★★★★★
HD800同様、素晴らしいの一言です。
この音場に満足できない方は、もうスピーカーしかないですね。
ヘッドホンでここまでの音場を表現できるのものは現時点では他に存在しません。
音がどこまでも広がっていく広大な開放感がある、唯一のヘッドホンです。
【音質】★★★★★
HD800 Sについてメーカーは、HD800のウィークポイントとしてよく挙げられる
「低域の不足感と高域のピーク」を主に改善した、HD800の上位モデルであると説明しています。
HD800を所有していない為、以前試聴した際の記憶・印象との比較になってしまいますが、
低音の不足感はある程度改善されていると思います。
ズンズンと低音が主張してくるような感じは当然ありませんが、上から下まで全域がよりフラットに
近づいたような印象であり、丁度良いバランスだと思います。
また、ボーカル曲の場合、HD800はボーカルがやや遠く感じられてボーカル曲に向かないという印象でした。
その印象・記憶が確かであれば、HD800 Sではボーカルが少し近くなったように感じられます。
実際にHD800 Sを所有して自室で聴いていると、ボーカル曲も悪くないなぁと思えます。
ただ、細かいことを言うと、声の艶感や暖かさというものが薄いです。
HD700は声から暖かさや元気さが伝わってきます。
HD800/HD800 Sはキレイな声であることに間違いはありませんが、無機質で冷たく、機械的な感じです。
HD700がどのような曲でも平均80点を取るとすると、
HD800/HD800 Sは100点を取る曲もあれば70点を取る曲もある、というような感じで
万能型とは言い難いヘッドホンだと感じます。
やはり聴く曲に応じてヘッドホンを使い分けるのがベストだと思います。
個人的には、女性ボーカルやピアノの音の表現力は「beyerdynamic T1」の方が素晴らしいと思います。
beyerdynamic T1から響く女性の声には艶や色っぽさが含まれており、
他のヘッドホンには真似できないレベルにまで仕上げられていると感じられます。
「音場のHD800、音質のT1」と良く言われますが、私も確かにそうだなぁと感じます。
音場を取るか、音質を取るか……金銭的に余裕があればT1も欲しいです。怖いよー ((((;゚Д゚))))ガクブル
【総評】
HD800 Sは、HD800同様にピアノやハイハット等の高音域を本物のようにしっかりと鳴らせます。
そして何と言っても「広大な音場」が最大の武器です。
イヤホン・ヘッドホンで “音場を楽しむ” という聴き方が出来るのは、現状 HD800/HD800 S のみです。
多くの楽器の音が同時に鳴る場合、格下クラスのイヤホンやヘッドホンではそれぞれの音が混ざり
ごちゃごちゃとした鳴らし方になっています。
しかし、HD800/HD800 Sはたくさんの音が重なり合っているような状況であっても、
全ての楽器の音をはっきりと聴き取ることができてしまいます。
それに加えて、各楽器がどこにいるか? 各演奏者の位置関係まで頭の中で容易にイメージできてしまいます。
広大な音場によって、これまでとは違った音楽の聴き方&楽しみ方ができるのが最大の魅力です。
安い買い物ではありませんので、ネット上のレビューだけでなく
ぜひぜひ店頭等の試聴可能な場所に足を運んであなたの耳で聴き比べて、確かめて
あなたの求める音を鳴らしてくれるヘッドホンを選んでくださいね^^
【Amazon】Amazon価格はコチラ!!
国内正規品を希望される方は「この商品は、Amazon.co.jp が販売、発送します。」の文面があることを確認した上で注文して下さい。
(販売元がAmazonではない場合、国内正規品として無償保証を受けられない可能性があります。)
HD800 S
>>国内正規品 / >>並行輸入品
HD800
>>国内正規品 / >>並行輸入品
>>beyerdynamic T1 2nd Generation
女性ボーカルやピアノ等を最重視する方にオススメします!
オススメのヘッドホンアンプ内蔵USB DACはコチラ!!
>>国内正規品 HDVD800
ゼンハイザー純正のヘッドホンアンプで、HD800を開発する際に使用されています。
価格が非常にネックですが、純正同士の組み合わせは他では得られない安心感があります。
>>OPPO OPP-HA1
ステレオ標準プラグ、バランス接続を各1系統装備しています。
HD800/HD800 Sのやや細い音が、太く明るい音傾向に変化します。
かなり発熱する為、通気性の良い場所に設置する必要があります。
一番のオススメ機種です。
>>Pioneer U-05
ステレオ標準プラグの他、バランスケーブルも接続できます。
多くの機能に細かい設定まで出来るので、オススメです。
>>Fostex HP-A8
音に若干味付けがされてあるものの、基本は原音忠実です。
素直な音を鳴らす一方で、それがかえって面白みの無いつまらない音と感じられるかもしれません。
発売から年数が経っていますが、販売価格が下がったことでコストパフォーマンスは高いです。
(;´Д`)
自宅から最も近い量販店で国内正規品を購入しようかと思っていましたが、
あいにく展示機のみで取り寄せでした。
また金銭的に余裕があるわけではないですし、やはり安く買えるのであれば安く買いたい!
と思ってしまいます。
それで結局、正規代理店&ポイント付与のAmazonで購入しました。
税込216,000万円の10%ポイント還元で「実質194,400円」でした。
この価格なら並行輸入品と価格差があまり無いと思ったので、国内正規品を選びました。
ちなみに、国内正規品も並行輸入品も商品自体は同じものです。
並行輸入品には無料保証期間がありません。
また、運悪く初期不良品に当たった場合、販売店によってはきちんとした対応をしてくれるか等の不安が残ります。
万が一売却する際、非正規代理店で購入したものである場合、買取を行うお店によっては
買取拒否や大幅に減額されてしまう可能性もあるので注意して下さいね。
Amazonで金曜日の夜に注文、同日夜中に発送、翌日土曜日の午前10時過ぎには手元に届きました。
非プライム会員ですが、早すぎますね。。。
いつもありがとうございます>ヤマト運輸さん
それでは開封です! ダンボールの中から箱を取り出します!!
昨年購入したHD700と同じようなデザインの箱です。
HD700も大きな箱でしたが、HD800 Sは更に大きい箱です\(◎o◎)/

箱の中から真っ黒な箱が出てきました。 これもHD700と同じですね。

「取扱説明書、国内保証書、お手入れ用の黒いクロス」も入っています。
初期ロット品の説明書には日本語表記がありませんが、ゼンハイザー・ジャパンに問い合わせると
日本語表記のページが追加された説明書と粗品?をDM便で送ってくれます。(もちろん無料です)

黒い箱を開けるとすぐにHD800 S本体が登場します。
写真ではわかりにくいですが、本体の内側に黒いポーチがあります。
HD700のときは独特の臭いがしましたが、HD800 Sは殆ど臭いがしません。

HD800 S本体右側にあった黒いクッションを退かすとステレオ標準プラグとケーブルが出てきます。

黒いポーチの中身は「バランス駆動用ケーブル、USBメモリ」です。
バランス駆動用ケーブルはHD800では別売りですが、HD800 Sでは標準付属品の一つです。
それとHD800 Sのブラックカラーに合わせてケーブル端子もブラックになっています。

HD800 Sの外観です。
HD800とは外装色が異なり、HD800 Sは「プレミアムマットブラック」仕上げで
落ち着いたマットブラックと控えめな光沢感によって、やや高級感が上がった印象を受けました。

ヘッドバンド上部には「シリアルナンバー」もレーザー刻印されています。
私のHD800 Sは800番台です。
“S”の文字はどこにも無く、HD800との違いがありません。 ここは非常に残念です。

HD700とHD800 Sを並べて撮影。

まだ購入間もないですが、少しレビューします。
【装着感】★★★★★
質量だけを見ると重い部類ですが、装着感は良いです。素晴らしいです。
装着感も妥協無くしっかりと拘って開発されたことが伝わってきます。
ただ、長時間の装着では頭頂部から若干重みを感じてしまうのは仕方ありません。
【音漏れ】★★★★★
開放型である為、音漏れします。
聴いている音量を100とすると、外部への音漏れ量は60~70ぐらいに感じます。
屋外、特に公共の場で使用すれば間違いなく迷惑になります。
【音場】★★★★★
HD800同様、素晴らしいの一言です。
この音場に満足できない方は、もうスピーカーしかないですね。
ヘッドホンでここまでの音場を表現できるのものは現時点では他に存在しません。
音がどこまでも広がっていく広大な開放感がある、唯一のヘッドホンです。
【音質】★★★★★
HD800 Sについてメーカーは、HD800のウィークポイントとしてよく挙げられる
「低域の不足感と高域のピーク」を主に改善した、HD800の上位モデルであると説明しています。
HD800を所有していない為、以前試聴した際の記憶・印象との比較になってしまいますが、
低音の不足感はある程度改善されていると思います。
ズンズンと低音が主張してくるような感じは当然ありませんが、上から下まで全域がよりフラットに
近づいたような印象であり、丁度良いバランスだと思います。
また、ボーカル曲の場合、HD800はボーカルがやや遠く感じられてボーカル曲に向かないという印象でした。
その印象・記憶が確かであれば、HD800 Sではボーカルが少し近くなったように感じられます。
実際にHD800 Sを所有して自室で聴いていると、ボーカル曲も悪くないなぁと思えます。
ただ、細かいことを言うと、声の艶感や暖かさというものが薄いです。
HD700は声から暖かさや元気さが伝わってきます。
HD800/HD800 Sはキレイな声であることに間違いはありませんが、無機質で冷たく、機械的な感じです。
HD700がどのような曲でも平均80点を取るとすると、
HD800/HD800 Sは100点を取る曲もあれば70点を取る曲もある、というような感じで
万能型とは言い難いヘッドホンだと感じます。
やはり聴く曲に応じてヘッドホンを使い分けるのがベストだと思います。
個人的には、女性ボーカルやピアノの音の表現力は「beyerdynamic T1」の方が素晴らしいと思います。
beyerdynamic T1から響く女性の声には艶や色っぽさが含まれており、
他のヘッドホンには真似できないレベルにまで仕上げられていると感じられます。
「音場のHD800、音質のT1」と良く言われますが、私も確かにそうだなぁと感じます。
音場を取るか、音質を取るか……金銭的に余裕があればT1も欲しいです。怖いよー ((((;゚Д゚))))ガクブル
【総評】
HD800 Sは、HD800同様にピアノやハイハット等の高音域を本物のようにしっかりと鳴らせます。
そして何と言っても「広大な音場」が最大の武器です。
イヤホン・ヘッドホンで “音場を楽しむ” という聴き方が出来るのは、現状 HD800/HD800 S のみです。
多くの楽器の音が同時に鳴る場合、格下クラスのイヤホンやヘッドホンではそれぞれの音が混ざり
ごちゃごちゃとした鳴らし方になっています。
しかし、HD800/HD800 Sはたくさんの音が重なり合っているような状況であっても、
全ての楽器の音をはっきりと聴き取ることができてしまいます。
それに加えて、各楽器がどこにいるか? 各演奏者の位置関係まで頭の中で容易にイメージできてしまいます。
広大な音場によって、これまでとは違った音楽の聴き方&楽しみ方ができるのが最大の魅力です。
安い買い物ではありませんので、ネット上のレビューだけでなく
ぜひぜひ店頭等の試聴可能な場所に足を運んであなたの耳で聴き比べて、確かめて
あなたの求める音を鳴らしてくれるヘッドホンを選んでくださいね^^
【Amazon】Amazon価格はコチラ!!
国内正規品を希望される方は「この商品は、Amazon.co.jp が販売、発送します。」の文面があることを確認した上で注文して下さい。
(販売元がAmazonではない場合、国内正規品として無償保証を受けられない可能性があります。)
HD800 S
>>国内正規品 / >>並行輸入品
HD800
>>国内正規品 / >>並行輸入品
>>beyerdynamic T1 2nd Generation
女性ボーカルやピアノ等を最重視する方にオススメします!
オススメのヘッドホンアンプ内蔵USB DACはコチラ!!
>>国内正規品 HDVD800
ゼンハイザー純正のヘッドホンアンプで、HD800を開発する際に使用されています。
価格が非常にネックですが、純正同士の組み合わせは他では得られない安心感があります。
>>OPPO OPP-HA1
ステレオ標準プラグ、バランス接続を各1系統装備しています。
HD800/HD800 Sのやや細い音が、太く明るい音傾向に変化します。
かなり発熱する為、通気性の良い場所に設置する必要があります。
一番のオススメ機種です。
>>Pioneer U-05
ステレオ標準プラグの他、バランスケーブルも接続できます。
多くの機能に細かい設定まで出来るので、オススメです。
>>Fostex HP-A8
音に若干味付けがされてあるものの、基本は原音忠実です。
素直な音を鳴らす一方で、それがかえって面白みの無いつまらない音と感じられるかもしれません。
発売から年数が経っていますが、販売価格が下がったことでコストパフォーマンスは高いです。
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