2015年07月07日
★もう1杯飲みたくなるコーヒーの味! 僕の新々・手鍋焙煎器の公開! バチッ!バチッ! 一ハゼの愉しみ
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◆【再び疾駆〈憧れ・諦め・幻滅・自棄・絶望〉走り書き】――★僕の手鍋焙煎。
【手網】ではない。
【手鍋】。
インターネットで【手網焙煎】で検索をかけると、たくさんヒットする。
しかし、【手鍋焙煎】だと、100分の1くらいに減る。
それも僕の記事が結構な分量を占めている。
だから、【手鍋焙煎】は少数派なのだ。
でも、ま、今の僕には、これしか考えられない。
【手鍋焙煎】の達人を目指したい!
★画像がピンぼけになってしまったm(_ _)m。
手鍋の内側に、実は、網ザルからはがした網を沿わせている。
手鍋と網との間に、2、3ミリのスキマがある。
【手鍋の内側に網を沿わせる利点】
(1)生豆が直接、鍋に触れていないから、焙煎の度合いがコントロールしやすい。
手鍋だけで焙煎をやると、ガス火の熱が豆の凸凹の凸の部分に伝わり、全体に通りにくい。
ときどき豆を焦がすこともあった。
網を鍋の内側に敷く(沿わせる)ことにより、まんべんなく熱が通る(はずだ)という発想だ。
(2)チャフが熱で焼かれ、燃えカスが、網目から鍋の底に抜け出る。
95%のチャフがこれで処理できる。
これはスゴイ!と思っている(^_^)v。
画像の生豆は、ブラジル100グラム。
【今の手鍋焙煎器の前の焙煎器】
金属製ザルの補強ワイヤーをニッパーで切り、下部のフレームと補強ワイヤーを取りはずす。
上部のフレームは残す。
それを手鍋の内側にセットしていた。
このとき、ザルの底と鍋の底のスキマは1センチくらいあった。
1センチもスキマがあると、焙煎に時間がかかるし、味もパンチが足りないものになった。
今回のはこのスキマを調節した、【新々・手鍋焙煎器】ということになる。
★第1段階(8分間)――
ガス火は中火に。
手鍋は五徳の上に置いたまま。
内側に網を添わせないで、鍋だけでやっていたときは、鍋を火の上でカシャカシャ振りつづていた。
この作業がかなりつらかった。
(今は、くどいようだが、手鍋は五徳の上に置いたまま)穴あきお玉でガラガラ混ぜながら(回転させながら)8分間、蒸らす。
回転数は1分間に30回くらい。
お玉の「穴」にあまり意味はない。
パートナーがこれを使っているのを見たことがないので黙って借用している。
数分経つと、豆が白っぽくなり、ふちが少し丸みを帯びてくる。
蒸らし、終了。
★第2段階(5分間)――
ガスコンロを強火に(最強ではない)。
手鍋を上から見た場合、ガスの火が鍋の底から少しはみ出る程度。
お玉の回転数は、焼きムラをふせぐため、ややアップして、1分間に35回くらい。
僕としてはもう少し速く回転させたいのだが、ま、これくらいが僕の限界だし、また、あまり速く回転させると、豆が飛び出す。
しばらくすると、一ハゼ(豆がバチッ! バチッ!と音を立てて爆ぜる)が始まる。
もちろん、一ハゼが終了するまで、穴あきお玉を混ぜつづける。
この段階が、やはり、少しシンドイ。
しかし、一ハゼの音は気持ちがいい。
これが聴けるのが、焙煎の楽しみのひとつである。
ここまでトータル13分間。
★第3段階――
二ハゼ(ピチピチピチ、ピチピチピチと、油が燃えるような小さな音を立てる)が始まったら、ガス火をトロ火に。
お玉の回転もややゆっくりにする。
僕用の豆は、二ハゼが始まって、1分間弱、混ぜつづけてからやめる(中煎り)。
パートナーの分は、二ハゼが始まって、3分間ほど、混ぜつづける(中深煎り)。
画像はパートナー用の中深煎り。
★デッキに出て、ドライヤーで冷やしている。
このとき、網の中に残ったチャフも吹き飛ばす。
★ほとんどのチャフは網の外に落ちている。
★今、その出来上がった【ブラジル】を飲みながら、この記事を書いている。
焙煎した豆は、当日、翌日、翌々日……とドンドン変化していく。
僕は翌日が旨い……と思うのだが、当日の「今、焙煎したんだぜィ!」という豆の味も悪くない。
手鍋焙煎の楽しみのひとつといえる。
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