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2014年05月19日

MMSE

本日は私の復習も兼ねて
臨床上、施行頻度が高い
同職種の方に馴染みの深い
検査法をご紹介します。

紹介しますのはHDS-Rと
並び、Folstein et al. によって1975年に
公表された心理検査である

MMSE
(Mini-mental stage Examination)


特徴や判定方法などは
下記を参考にされてください。


【目的・特徴】
 ⇒認知障害測定の尺度で、認知能力や
   記憶力を簡易に検査する。0〜30点満点で
   国際的に最も普及している。


【施行時間】
 ⇒約10〜15分。

【内容】
 ⇒時間・場所の見当識、即時想起、計算、
  遅延再生、物品呼称、自発書字、図形模写等。


【判定方法】
 ⇒27〜30点・・・正常範囲。
   22〜26点・・・軽度認知障害疑い。
   21点未満・・・認知症疑い。
 ⇒24〜30点・・・正常範囲。
   20〜23点・・・軽度知能低下。
   10〜19点・・・中等度知能低下。
   10点未満・・・高度知能低下。


【施行上の注意】
 ⇒正常被験者、神経症の方で20点以下の事は稀。
 ⇒問診し、何も回答が得られない場合は誤答とする。
 ⇒言語機能が障害されている失語症には施行しない。



以上になります。判定方法は
が2種類あるので、評価者によって
解釈が異なりますが、私は
後者での解釈が多いです。

その理由としては、臨床上高齢者に
施行すると、計算などが苦手で拒否
される方が非常に多く、
計算項目の5点減点で軽度認知障害
疑いと即時判断するのは
ナンセンスであると感じるからです。

スクリーニングだけに固執することなく、
数値化できない個別性や観察所見を
含めて多角的に評価する
事も私は重要だと考えています。
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