2014年03月16日
PACE
失語症の方へ音声言語に対する
訓練やその他の言語モダリティに
対する訓練だけでなく、実用的な
コミュニケーション訓練を行う事は
大変重要です。
その訓練法として
Davis & Wolcoxによって
開発された今回のタイトルである
PACE
(=Promoting Aphasics' Communicative Effectiveness)
このPACEの主な効果としては
・残存するコミュニケーションの改善。
・他者とのやり取りの喜びを与える。
事が挙げられます。
PACE実施にあたり、心掛ける
4原則は以下に説明します。
@新情報を交換する。
⇒患者からの新情報が聞き手(訓練者)に
蓄積され、目標語が何であるかを同定する
というプロセスが重要視される。
A患者と訓練者が同等の役割を担う。
⇒患者も訓練者も交互に話し手、
聞き手になる。
B伝達手段の自由な選択。
⇒言語・非言語共に駆使して伝達する。
訓練者の役割が話し手の場合、
患者が用いると効果的な手段を提示する。
Cコミュニケーションへのフィードバック。
⇒断片的な情報でも成功の可否を
フィードバックする。患者からの
情報が不足している場合には、
表出を補うようQを出す。
患者に残存する能力を見極め、
実用可能なコミュニケーション手段を
見出す事は、患者のQOL向上及び
社会復帰に寄与する貴重な一歩であり、
言語リハビリに携わる者として、
常に意識したいものです。
訓練やその他の言語モダリティに
対する訓練だけでなく、実用的な
コミュニケーション訓練を行う事は
大変重要です。
その訓練法として
Davis & Wolcoxによって
開発された今回のタイトルである
PACE
(=Promoting Aphasics' Communicative Effectiveness)
このPACEの主な効果としては
・残存するコミュニケーションの改善。
・他者とのやり取りの喜びを与える。
事が挙げられます。
PACE実施にあたり、心掛ける
4原則は以下に説明します。
@新情報を交換する。
⇒患者からの新情報が聞き手(訓練者)に
蓄積され、目標語が何であるかを同定する
というプロセスが重要視される。
A患者と訓練者が同等の役割を担う。
⇒患者も訓練者も交互に話し手、
聞き手になる。
B伝達手段の自由な選択。
⇒言語・非言語共に駆使して伝達する。
訓練者の役割が話し手の場合、
患者が用いると効果的な手段を提示する。
Cコミュニケーションへのフィードバック。
⇒断片的な情報でも成功の可否を
フィードバックする。患者からの
情報が不足している場合には、
表出を補うようQを出す。
患者に残存する能力を見極め、
実用可能なコミュニケーション手段を
見出す事は、患者のQOL向上及び
社会復帰に寄与する貴重な一歩であり、
言語リハビリに携わる者として、
常に意識したいものです。
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