気ままに湯ったり

北東北ツーリング　八戸編その３　みろく横町　マンキ食堂

ととやを出て横丁を反対側へ歩き始める僕。

空きが出始める店も増えてきたが、店員と常連らしき客が盛り上がっていてやはり入り込めない。

そうしているうちに反対の端っこまで来てしまった。

その端っこ（ホテルのそば）の店、マンキ食堂がちょうど入れそう♪

こんちはー、っと入るといらっしゃ～い、と威勢のいいお姉さん（美人）が迎えてくれた。

遠慮がちに一番端に座る・・しまった、おでん鍋の目の前だ

若干暑い

お姉さん「どっか寄ってきたんですか。さっきから何度か店の前通ったでしょ

」

う、見られてた

2件目よーっと軽く返して飲み物を選ぶ。

時間が空いてしまうとビール2杯目って気分じゃなくなるので角ハイボールをいただく。

通しはカツオ刺し。小ネギと茗荷たっぷりで嬉しくなる。モチモチの食感

手近にあったメニューから、おでん盛り合わせ（おすすめセット）を頼む。

単品選ぶのめんどくさいから。アルコール入ると考えるのイヤになりませんか。

東北で牛スジのおでんって珍しいな。口の中でホロホロと崩れる柔らかさ。

そしてもっと珍しいと思ったのがほっけのつみれ。

さんまなど青魚と違って臭みがない。ふわふわで美味しい。

「ほっけのつみれなんて珍しいよね」と聞くとお姉さん「この辺じゃ多分ウチだけだと思いますよ。」

メニューを裏返すと天ぷら、だって。天ぷらもできるんだ。

頼むのはいちおしコース。高い方選んでおけば間違いないだろｗ

割と普通のタネだけど、気になるのは南部せんべい。

な～んかケンミンショーで見たような見ないような・・小麦粉に小麦粉をつけて揚げるのかｗ

一通り頼んで料理と酒を楽しみます。

10分ほどで空いていた席があっという間に満席に！

運が良かったわ～。恐るべし八戸パワー。

なんでこんな地方都市がこんな賑わってんの？

隣に来たのは地元の若い兄ちゃん2人組。男3人並ぶと窮屈～

でもガンガン食べて飲んで僕より早く帰って行きました。

お姉さんは「時間かかってゴメンね～」とずいぶん気にしてくれる。

このおかげと最初におでんがあったおかげで天ぷら遅いの全く気にならない。

お代わりはボウモア12年。ロックで供されたが水割りでお願い、とグラス代えてもらった。

決して中味はバーボンではない。スコッチ也。

ボウモアは独特の香りがくせになる。この香りは好みが分かれるかもしれない。

天ぷらは若い店主が揚げてくれた。ピンクの塩で勧められる。岩塩かな？

揚げたて美味い～

隣空いたがすぐキム兄みたいな風貌の常連客が。よっぽど慣れているらしい。

お姉さんと親しげだ。狙ってんのかな？

婚活パーティの話なんかしてる。この横丁で開催されるらしい。

そんな中お姉さんから話しかけられる。

「お客さんはどこから来たの？」

「宮城県だよ」・・・市民じゃないので決して「仙台」とは言わない様にしている。分かりづらかろうけど。

「どうして八戸に来たの？」

「ツーリングで。休みのたびに東京や名古屋みたいな大都市ばっかじゃ能がないからね」

マジレスじゃなく「お姉さんに会いに来たんだよ」とか返せばいいのにアドリブ利かない自分

「じゃ明日朝市に行ってみたらどう？結構有名だよ」

どうもそうらしいっすね。でも明朝はそんな余裕ないや。

行きたいのは山々だけどありがたく話だけ聞いて「それじゃっ」と店を出ました。

お姉さん「道中気をつけてね」

キム兄「いい旅を！」

いい人等だ。八戸に幸あれ。

美人過ぎる市議には会えなかったがｗ満足な一日でした。

ところで南部せんべいの天ぷらですがこんな感じ。

これ一つだけ遅かったのは、せんべい汁用のせんべいを一旦お湯でふやかすのに時間がかかったから、と若い店主。

食べてみるとくにゃくにゃした食感。ちょっと面白いと言ってもいい。

特に美味しいという程のものでもないけどｗ

明日は秋田県に入り水沢温泉を経て横手までの予定。

天気だけが心配だったのだが、ちょっといろいろとあったのでした。

つづく。