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『流浪の月』
後評判も聞かず
前評判も聞かず
フラットな状態で見に行きました
この後内容に触れます
ダメな方は
立入禁止ですよ
![20220521_174115.jpg](/nobishiroa247/file/20220521_174115-thumbnail2.jpg)
![20220521_174205.jpg](/nobishiroa247/file/20220521_174205-thumbnail2.jpg)
広瀬すず様、松坂桃李様主演です
まず映像がキレイです
美しいです
なんといっても
広瀬すず様の美しさに
特化しています
若さと
美しさと
演技の上手さと
圧倒されます
もちろん、
人物以外の
月や、川、水、雨、コーヒーショップ
アンティークショップの店内もグラスも
こだわりの美しさ、
映画の映像美に
妥協はありませんでした
心の栄養になりました
そして
広瀬すず様だけでなく
松坂桃李様はじめ、
横浜流星様しかり
俳優陣がすばらしいです
松坂様におかれましては、
身体の極限の細さに驚きました
成人の男子があんなに
役でガリガリになるモノでしょうか
もちろん撮り方もあるでしょうが
成人男性がそこまでやせ細るなんて
どんなつらい現場で
あったのか恐ろしくさえ思います
(尊敬)
その松坂様を筆頭に
子役の方も、
多部未華子様、趣里様、柄本明様すべてが
”上手い”のです
(絶賛します)
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以下がっつり
ネタバレしますね
内容的には
重めな映画ですが
破滅や絶望だけの
映画ではありません
(個人差があります)
![20220521_174458.jpg](/nobishiroa247/file/20220521_174458-thumbnail2.jpg)
人の悩みや抱えてる問題は
他の人から見たら
全く想像もつかない
分からないもので
主人公の女の子は
まず幼い頃から
理不尽なつらい
現実を生きてる
仕方なく
仮住まいの家に
(居候している為)
帰りづらい少女が
心と身体に傷みがある青年と
雨の日に公園で出会い
その青年のやさしさに
すがりつくように
ついていってしまう
当然青年は
成人だし
女の子は未成年で
青年が少女を
勝手に連れ帰れば誘拐になってしまう
でも、その時その少女は
青年についていってしまうのだ
その時は
そこにすがるしかなかったのだと
思うので同情するしかない
当然
誘拐事件になってしまう
少女と青年のつかの間の
寄り添うような
幸せの時間が
世間から見れば
青年による
少女連れ去りの
凶悪事件となり
青年は罪に問われ
一生消えない
犯罪者の烙印が
押されてしまう
映画はそこで終わらない
そこから15年後に
また2人の
運命を交差させるのだ
誘拐事件から
15年後に
偶然に出会ってしまう
当事者の2人
過去は”罪”として、
ずっといつまでも消えない
ネットが過去を
暴き出す時代だから
過去を隠したくても
そこからは逃げられない2人
15年後の今
穏やかに静かに
青年は淡々と
穏やかに暮らしている
(心の傷は一生消えなくても)
ひょっとしたら
誘拐事件がなければ
もっと傷つかずに
青年は幸せに
過ごせたかも
しれないとは思うが
実は誘拐事件の前から
男は秘密があって
さらに
親との関係で
心に傷があるので
複雑なのだ
一方
大人になった少女は
自分のせいで
捕まってしまった男が
罪人になったことを
心のどこかで
悔やみ生きている
彼女は少なくとも
男の元でつかの間
幸せだったから
少女はその事件当時
まだ子どもで被害者の立場で
あったために
被害者として立場的に同情はされて
若干生きやすいように
描かれてはいるが
つらい生活で
あっただろうとは思う
いろいろあったにせよ
15年後の少女は
広瀬すず様が美しく
成長なされているし
それなりに
仕事にも就いているし
なおかつ
横浜流星様が演じる
素敵な恋人と同棲中なので
幸せになったのかな、と
映画を観ている観客に
一瞬思わせる
(実はそれはまやかし)
印象に残ったのは
冒頭に川が出てきて
橋を渡るシーンがまさに
人生の岐路の象徴のようなのだ
ここで少女と青年が
もっと違う方法を選んだならば
引き返したならば
違う人生があったかも
などということを
観客に考えさせ
何度もこのシーンを
フラッシュバックさせることで
少女の後悔を感じさせる
それくらい
川のシーンは
印象的に
出てくるのだ
エンディングは
けじめが付けようがないけど
一旦のけじめがあって
終わります
言えることは
起こしてしまった
過去はもどせない
人生とは
そういうモノかも
男の真実も最後に
衝撃的に暴かれ
責任を背負いながら
二人で生きていくように
見えるので
光は見えるし
救いはあると思いたい
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さて
同じ李 相白監督が撮られた
『悪人』を見たことがありますが
その映画を思い出しました
殺人を犯した男に
くっついて回る(言い方!)女性
が出てきます
こちらは少女ではなく
成人女性です
男性は誘拐したつもりはない
(少なくとも)
ただ、男自身は
破滅に向かっている
犯罪から逃げる形に
はなっています
女は男に無理やり出なく
自分の意思で付いて行っている
でも世間から見れば
当然、誘拐というか
その女性の方に同情が集まり
女性は
被害者ということになるのですが
私には
どう考えても女性が
”いい人”に思えないし
同情できなかったです
女性の役をされたのは
深津絵里様でしたが
ぱっとしない不美人な役が
似合わなかったんです
結婚願望とかモテたいとか
恋愛願望はあるけど
思うようにならないなって役を
されてるんですが
深津様という
ステキさが美しさが、邪魔をした
もっと、醜い感じがあって
いいんじゃないだろうかと
思いました
(個人的にひがみでしょうか?)
まんまと監督に
そういう風に
誘導されてるのかもしれませんが
でも
当時一緒に見た友人と映画の感想を
言い合ったときに
深津様のされた女性に対しての
考え方が
真反対で、そのことを
おもしろいなーと思った事を
思いだしました
あの頃より
私も人生を重ねたので
今、見直したら違う
感想をいだくのかもしれません
こんなつれづれ感想や、好きなことを
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