ファイナンシャル・プランニングとは、ライフプランを実現するべく、資金の計画を立てることをいいます。ファイナンシャル・プランナー(FP)には、中立公正なアドバイス、および幅広い知識をもとにした総合的な判断力が求められます。また顧客との信頼関係が基本となるため、FPには高い職業倫理が要求されます。
★FPに求められる能力★
1.カウンセリング
顧客の立場に立ち、顧客の問題点をつかむためのヒアリング能力や問題や悩みを解決に導くカウンセリング能力。
2.コーディネート
各分野の専門家とネットワークを構築する能力やそれらを活用できるコーディネート能力。
★FPの定義★
顧客の収入や資産、負債の状況、家庭の事情などのデータを可能な限り集め、顧客の将来の目標や希望を正確に把握し、それを実現させるために必要に応じて他の専門家の協力を得ながら、貯蓄計画・保険・投資対策・税金対策・相続などの包括的なライフプランを立案しそれを実行援助する専門家です。
★FPが求められる主な社会的背景★
@ 急速な高齢化社会の進展
A 日本版ビックバンの進展
B 個人の金融資産の増大
FPは顧客のプライベートな情報を正確に把握する必要がある為、顧客との信頼を得ることがもっとも重要になります。顧客の信頼を得るためにFPが守るべき原則があります。
≪FPが守るべき原則≫
1.顧客の利益優先
顧客の立場に立って、顧客の利益を優先するようなプランニングを行う。ただし、顧客の知識や判断が誤っていた
場合には、それを修正する必要もあり。
2.秘密の保持
顧客から得た個人情報を顧客の許可なく、第三者に漏らしてはいけない。ただし、FPの業務を行うにあたって必要
な場合(別の専門家の判断をあおぐ場合など)には、顧客の許可を得れば第三者に伝えてもよい。
3.アカウンタビリティー
プランニングの過程で商品販売等を行う場合、顧客に対して説明義務を負う。
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タグ:FPの倫理
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