由比正雪が江戸で軍学者として名を知られた頃、三代将軍徳川家光の時代で厳しい武断政治が行なわれていた。
関ヶ原の役以降多数の大名の取りつぶしが遠慮なく行われ、浪人の数が激増しており、その数約40万人ともいわれる。
再仕官の道も厳しく、巷には多くの浪人があふれていた。浪人の多くは、自分たちを浪人の身に追い込んだ幕府の政治に対して不満を持つ者も多く、また生活苦から盗賊等に身を落とす者も存在しており、これが大きな社会不安となっていた。
*参考資料:中央公論社発行 日本の歴史19巻
静岡に来たら由比正雪の生家を訪ねてみてください。
JR東海道線 由比町駅下車 歩いて行けます。
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