徳川家光がまだ48歳の働き盛りで病死した。
後を徳川家綱が継ぐこととなったが、まだ11歳の子供であった。
これを絶好の機会として正雪は、幕府の転覆と浪人の救済を掲げて行動を開始する。
由比正雪は、手筈として計画では、まず丸橋忠弥が指揮をして幕府の火薬庫に火をつけ爆発と同時に各所に火を放って、これに驚いて江戸城に駆け付けた老中ら主要人物たちを鉄砲で討ち取り、江戸城を乗っ取るというものである。
同時に静岡でことを起こして由比正雪が指揮して、駿府城を占領して、久能山にある金銀を奪って軍資金にあてる。さらに、大坂で金井半兵衛が事件を起こさせれば、全国の浪人たちを味方に付け、幕府を支持する者たちを完全に制圧するという作戦であった。
続く
久能山
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