慶安4年7月22日奥村八左ヱ門の訴えで由比正雪の謀反のたくらみが発覚した。
江戸幕府の打ち手はまだ江戸に残っている槍の名人丸橋忠弥をとらえ、さらに江戸に向かって正雪を追いかけた。
一方、計画の失敗を知った正雪は旅館の一室で家来とともに切腹した。
その後、正雪ととらえられた家来の首は見せしめのため鈴ヶ森の刑場でさらし首にされた。
そこに一人の男がやって来た正雪の下男をしていた「才蔵」という男である。実はこの男、松平伊豆守の命を受け正雪の陰謀を探っていた男であった。
この男は、さらされている正雪の首を見るや驚いた様子で「おや」、「これは…」、「ちがう!これは正雪ではない」由比正雪の目じりの下に小さなほくろがなかったのである。
おお! 「これは天下の一大事早く伊豆様にしらせねば…。」と言って走り去っていった。
『さらし首になっている正雪はにせ者だった。』ここから新たな物語が始まっていきます。由比正雪と伊賀の影丸の対決が面白く描かれています。
もちろん、私も読んでおります。
参考図書:横山光輝画 伊賀の影丸 由比正雪の巻
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