2015年05月30日
この世の中に不必要なものはない
必要ないと思っているものにも、実は役割がある。
どうして雑草がはえているのか?
庭の草を見ていて、何か意味があるのではないか?
実家で農家をやっていましたが、ちゃんと草刈りをしている祖母の畑と、草刈りをほとんどしていない両親の畑でとれた野菜を比べてみると、草がはえている両親の野菜の方が、大きく育ちおいしいのです。
でも、雑草もはえていない、肥料もしっかりとやっている祖母の畑の野菜たちは、ヒョロヒョロで味もあまりしないのです。
草が全部栄養をとってしまうから、草はとらないとだめだと教えられてるけれども、本当にそうだろうか?という疑問がうまれた。
もしかすると、雑草には害虫から守ったり、地中の毒を吸ってくれたり、枯れないように水分を守ってくれたり、いろいろな役目があるのではないかと思い始めました。
なかでも家のあちこちからヤブガラシ(別名 ビンボウカズラ)がはえています。
最初は、でてくるたびにとっていたのですが、あるとき、何か意味があるのではと思って、そのまま放置することにしました。
すると、だいたい今頃、5月中旬ぐらいからつるがでてきます。
中庭につばきの木があるのですが、椿の木をめがけてつるが伸びて、夏には椿を覆い隠してしまいます。
そして晩秋に枯れて何もなくなってしまいます。
ちょうど日差しのきつい夏に椿の木を覆い隠してくれるので、うまく日差しから守ってくれるのか、1年中 一度も水やりをしたことがありませんが、全く枯れたり落葉することもなく、ちょうど冬になって花が咲く頃には何もないので、きれいな花をみることができます。
これを見るたびに、なんてうまくできているのだろう?と思います。
世話いらずになるのです。
そんなことを考えていたら、テレビでぶどう園の雑草を刈らずにしておいた方がおいしいぶどうができるとききました。
そして、”奇跡のリンゴ”の映画をみて確信しました。
人間もそうだと思うのです。
人それぞれ違うのです。
役割がそれぞれ違うから、同じように育たなくてもいいのです。
世話をしすぎるのもよくありません。
いろんなことを経験する中で、成長していくのです。
人それぞれ興味や関心も違うのですから、必要のないものはないのです。
ある小学校の教頭先生から、子どもがけんかするのでどうしたらいいですか?と聞かれたことがあります。
少々のけんかだったら、そこから学んでいくからいいんですよ。むしろその経験なく大きくなってからけんかした時に、痛みがわからないから手加減なくやってしまった方がこわいですから。
とお話をしたことがあります。
植物と一緒で、すくすく育つように悪いものを取りのぞいているつもりが、実は、成長の邪魔をしていたということもあるのです。
何も手を出さずに見守るというのは難しいかもしれませんが、助けを求めてきた時に手をさしのべられる方がいいと思います。
私も、この方法が授業でも成果を得ています。
ついつい口出ししたくなるし、指示していった方が自分が楽です。
でも、そこを何もせず、見守っていた方が大きな実を結ぶのです。
やはり自分自身が修行をしているのですね。
体の中の癌でさえ、体の中の解毒のためにできているのだそうです。
その解毒作用を、殺してしまい、さらに毒を入れるから 体がもたなくなるのです。
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