2018年05月08日
日曜じゃありませんけど、「日曜の本の話」村上作品にはまったその後
みなさん、こんにちは。
ナツノナカノです。
GW終わりましたね…子供がいる家としては、終わってバンザイでございます…
ようやく静かな日常が戻ってきました
このGWではブックオフで20%オフセールをやっていたので子供連れで毎日のようにうろうろしていました。店によって品ぞろえも違うので、3店舗くらいをぐーるぐーるしてましたね。本棚がいっぱいになってしまうので、最近は紙の本は買わないようにしているのですが、やっぱり本に囲まれた場所に行くとなんだか落ち着きますね。子供には紙の本を読ませてあげたいので、「ゾロリ」だとか「パンダのポンポン」だとかをいくつか買ってあげました。
図書館も本屋さんも古本屋さんもやはり昔から好きな場所なのです。
今日は途絶えていた「日曜の本の話」の続きをすこし。日曜じゃありませんけどね。
「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」で強烈なまでに村上春樹作品にはまった中学生だった私は、お小遣いを手に本屋へ行き次から次へと読み漁るようになりました。
そして中でも「僕」と「鼠」が出てくる一連のシリーズにどっぷりとはまったのです。
風の歌を聴け (講談社文庫)
このシリーズは「風の歌を聴け」から始まるのですが当時中学生だった私には、すべてがあまりに大人っぽく、今まで見ていたものとは違う世界、違う感性を見せてくれたものでした。
そもそも主人公の名前が出てこない小説は私にとっては初めてだったのです。
このシリーズはその後、「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」「ダンス・ダンス・ダンス」と続いていくのですが、特に「羊をめぐる〜」と「ダンス〜」は冒険要素が増えていて面白く、本当に何度も読み返すこととなりました。
1973年のピンボール (講談社文庫)
とは言いながらも、時を経て最近ではその本たちも本棚に置いたまま読み返すことはなかったのですが、例えば日々生活していく中で、ふとした瞬間に村上作品のワンシーンを思い出すことが最近はやたらと増えたような気がするのです。
それは私が大人になったからでしょうか。
少女だったころの私は、大人になったらきっと“ジェイズ・バー”のようなところで酒を飲んで、ピンボールを打ち、そして広告代理店で仕事をして、いつか北海道に旅行に行くのだと思っていました(笑)そして自分もいつか羊男に導かれて、「好むと好まざるとにかかわらず」のっぴきならない状況に追いやられるのではないか…とかそんな事ばかり思っていました。
幸か不幸か、のっぴきならない状況というほどの事態にはいまだに置かれたことがないのですが、それでも何かを決断する時、不安な気持ちになった時、仕事の納期が迫っているとき(笑)羊男が頭の中で囁くのです。
「踊るんだよ」と。
「私はうまく踊れているだろうか」と、心に問い返しながら、それでもなりふり構わず下手なダンスを踊っているような気がします。
余談ですが、日曜の本の話の続きを書くきっかけになったのは、子供とブックオフに行った帰りに車で「恋はみずいろ」を聴いていたからなのです。「フックブックロー」というEテレでやっていた子供番組のCDだったのですが、折笠富美子さんが演じる「しおりちゃん」というキャラクターが美しくのびやかな歌声でこの歌を歌っているのです。そしてこの歌を聴くたびに「ダンス・ダンス・ダンス」に出てきたドルフィンホテルの廊下を思い出すのです。
ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)
村上作品の話はまた続きます。
NHK「フックブックローのふくぶくろ」
ナツノナカノです。
GW終わりましたね…子供がいる家としては、終わってバンザイでございます…
ようやく静かな日常が戻ってきました
このGWではブックオフで20%オフセールをやっていたので子供連れで毎日のようにうろうろしていました。店によって品ぞろえも違うので、3店舗くらいをぐーるぐーるしてましたね。本棚がいっぱいになってしまうので、最近は紙の本は買わないようにしているのですが、やっぱり本に囲まれた場所に行くとなんだか落ち着きますね。子供には紙の本を読ませてあげたいので、「ゾロリ」だとか「パンダのポンポン」だとかをいくつか買ってあげました。
図書館も本屋さんも古本屋さんもやはり昔から好きな場所なのです。
今日は途絶えていた「日曜の本の話」の続きをすこし。日曜じゃありませんけどね。
「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」で強烈なまでに村上春樹作品にはまった中学生だった私は、お小遣いを手に本屋へ行き次から次へと読み漁るようになりました。
そして中でも「僕」と「鼠」が出てくる一連のシリーズにどっぷりとはまったのです。
風の歌を聴け (講談社文庫)
このシリーズは「風の歌を聴け」から始まるのですが当時中学生だった私には、すべてがあまりに大人っぽく、今まで見ていたものとは違う世界、違う感性を見せてくれたものでした。
そもそも主人公の名前が出てこない小説は私にとっては初めてだったのです。
このシリーズはその後、「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」「ダンス・ダンス・ダンス」と続いていくのですが、特に「羊をめぐる〜」と「ダンス〜」は冒険要素が増えていて面白く、本当に何度も読み返すこととなりました。
1973年のピンボール (講談社文庫)
とは言いながらも、時を経て最近ではその本たちも本棚に置いたまま読み返すことはなかったのですが、例えば日々生活していく中で、ふとした瞬間に村上作品のワンシーンを思い出すことが最近はやたらと増えたような気がするのです。
それは私が大人になったからでしょうか。
少女だったころの私は、大人になったらきっと“ジェイズ・バー”のようなところで酒を飲んで、ピンボールを打ち、そして広告代理店で仕事をして、いつか北海道に旅行に行くのだと思っていました(笑)そして自分もいつか羊男に導かれて、「好むと好まざるとにかかわらず」のっぴきならない状況に追いやられるのではないか…とかそんな事ばかり思っていました。
幸か不幸か、のっぴきならない状況というほどの事態にはいまだに置かれたことがないのですが、それでも何かを決断する時、不安な気持ちになった時、仕事の納期が迫っているとき(笑)羊男が頭の中で囁くのです。
「踊るんだよ」と。
「私はうまく踊れているだろうか」と、心に問い返しながら、それでもなりふり構わず下手なダンスを踊っているような気がします。
余談ですが、日曜の本の話の続きを書くきっかけになったのは、子供とブックオフに行った帰りに車で「恋はみずいろ」を聴いていたからなのです。「フックブックロー」というEテレでやっていた子供番組のCDだったのですが、折笠富美子さんが演じる「しおりちゃん」というキャラクターが美しくのびやかな歌声でこの歌を歌っているのです。そしてこの歌を聴くたびに「ダンス・ダンス・ダンス」に出てきたドルフィンホテルの廊下を思い出すのです。
ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)
村上作品の話はまた続きます。
NHK「フックブックローのふくぶくろ」
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