a.春先にふさふさの黄色い花が印象的な、この花は?
b.俗に「ミモザ」っていうけど、正確にはアカシアの仲間なんすね、
a.ブログやってるおかげで、知らなかった花の名がまたひとつ覚えられた、
b.ところで、このありふれた街角はどこすか、
a.全国から観光客があつまる京都の嵐山、そこから数百メートルもはずれると、どこにでもあるような普通の住宅街や、
ポイント2
b.ここは?
a.ここも観光客の目には触れないふつうの河川敷、少年野球チームの手作り球場が広がってる、
b.右手は桂川すか、
a.そう、少し下るとブラマヨ小杉さんの実家も近い桂離宮、少し上流には松尾大社、さらに上流が嵐山や、
b.あの橋のあたりにも支流があったような、
a.有栖川(ありすがわ)っていう住宅街を流れる小川、その上流は嵯峨野で、大覚寺の大沢の池へつながってる、野球が強くてその名が全国区となった北嵯峨高校は、その大覚寺のすぐそばの田園にポツンと建ってる、
b.やっぱり京都は何かスゴいとこやなあ、ありふれてるようでありふれてないし、
ポイント3
b.そんな京都からJRの各駅停車にゆられて30分ちょっと、JR栗東(りっとう)駅から本日の旅が始まります、
a.大都会からたった30分の輪行なのに、周囲の環境は回り舞台のように劇変、一度この味を知ってしまうと、もうあとにはもどれない、
b.滋賀県の場合は琵琶湖もあるからなおさらですね、
a.栗東(りっとう)駅は新快速が停まらないから、とりわけ静かでゆったりしてる、
b.そんな栗東駅西口で、袋から取り出したフレームに輪っか(タイヤ&ホイール)をはめて、びわ湖方面へすこし走り始めると、さっそく時代劇のロケにも使えそうなのどかさが、
a.あらためて調べてみれば、近江湖南27名刹霊場22番、正楽寺(しょうらくじ)ということらしい、
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ポイント4
b.その正楽寺(しょうらくじ)からびわ湖へ向かってわずか10分、で、この広がり、
a.EW&F(アース・ウインド・アンド・ファイア)のファイア抜きや、
b.つまり、土と風ってこと?
a.滋賀県はまん中に平べったいびわ湖が広がってるから風が強い、そのびわ湖のかなりの面積は干拓されてるから土も多い、
ポイント5
b.あの山は比叡山(ひえいざん)かなあ、
a.うむ、このあたりは好きで何度も走ってるけど、その横を通ると必ずカメラを向ける、名も無いゲートボール場がこれ、
b.姿の良い木が並んでます、
a.サクラかなあ、ちなみに、ここはびわ湖の内湖(ないこ=オマケのように付いてくる小さな湖)のほとりにあるから、木々のうしろにヨシも群生して良いアクセントになってる、
ポイント6
b.ここが烏丸(からすま)半島公園か、
a.ホンマはこんなコトバは無くって、じっさいは三つのエリアがそれぞれ別の名前で呼ばれてる、
b.三つのエリアっていうと、この野外彫刻のならぶ烏丸記念公園、水生植物公園みずの森、県立琵琶湖博物館、この三つ?
ポイント7
a.そう、でもお目当ては、この半島をただ一周するだけの広い遊歩道、これが最高に良い、
b.どこがいいんすか、
a.琵琶湖のほとりを三角形に走るから、1辺ごとに風景が変わって、琵琶湖の魅力がシンプルに伝わってくる、クルマも来ないから、びわ湖をながめながらゆっくり安全に流せる、
b.ちなみに、その1辺は日本最大とも言われるハスの群生地では、
a.そう、北東へのびる遊歩道の右手に広がってる、
ポイント8
b.こんな芝生の広場もあるんか、琵琶湖ごしにさっきの比叡山(ひえいざん)も・・・
a.もう少し暖かいと、色んな人たちが自然と集まって来る、
「すっきりと びわ湖の先に 比叡山(ひえいざん)」