2015年11月21日
近江八幡へ(6)「近江八幡の城下へ」
b.日野川を渡ると新品の街路灯がならぶかつての街道筋、
a.ようやく近江八幡の引力圏に入った、
b.街道にそって進むんすか、
a.それがいちばん無難やけど、今回は少し左手へ道草しよう、
b.そのこころは、
a.歴史を感じさせるエリアなんで、村の一角にもこんな立派な神社が、
b.鳥居の奥にもさらに重厚な門がまえ、
a.この村だけで寺が六つに神社が三つ、村というより寺町や、
b.人口あたりの寺院数が全国一の滋賀県、だけのことはありますね、
a.見て回る分には気楽でええけど、これらの維持管理費を思うと大変、
b.そんな寺町のすぐ外は、こんなのどかさ、
a.「のどかさや ガードレールで 天日干し」
b.静けさのせいで、道の砂を踏みしめるタイヤの音まで騒がしい、
a.滋賀県はこの静けさが好きや、
b.「静けさや ゆれる稲穂(いなほ)の 音がする」
a.「滋賀県は この静けさが しあわせや」
b.ところで、稲刈りで思い出したけど、このすぐ近くで怪事件がありましたね、
a.あれは驚いた、他人様(ヒトサマ)の田んぼをぜんぶ稲刈りして持ち去るという大胆な犯行、
b.びわ湖周辺では、ほかに大量のメロンやトラクターも盗まれてます、
a.のどかな風土を逆手にとった犯罪・・・悲しいな、
b.本来ならここに収まるはずのお米が、まるごとか、
a.さて、近江八幡の市街地が見えてきた、ずっと続いた田園風景もこれで見納め、
b.ところで、近江八幡のどこへ向かうんすか、
a.JRを中心に広がる新市街と、城下町を中心とする旧市街に分かれてるけど、我々が向かうのは旧市街のほう、
b.ああ、こっから急に始まった、城下町特有のいい雰囲気、
a.写真にしづらいけど、なんで歴史ある通りは走ると気分ええんやろ、
b.道からそういう物質が出てるんちゃいますか、気分良くする蒸気みたいなんが、
a.今そう言われても信じられんけど、後世の科学では意外にそれが真実だったりして・・・
b.こぢんまりした中にも重々しさがただよう寺院、
a.この城下町を治めた豊臣秀次ゆかりの洞覚院(トウガクイン)、
この方のブログに写真付きの素晴らしい解説があります、
http://ameblo.jp/hiyo-piyo-piyo/entry-11527704595.html
b.歴史にくわしいとサイクリングも2割増しで楽しいのに、われわれは勉強不足でいけませんね、
a.ほんまや、せっかくヘルメットで脳ミソ大事に守ってんのになあ・・・・甲斐が無いわ、