a.マウンテンバイクこぎながら山野の写真が撮りたくてコンビニで買った「写るんです」が1号機、1996年のことやった、
正しいつづりは「写ルンです」か、そういえばそうだったような、話ちがうけど、吉田戦車の「伝染るんです」おもろかったなあ、
b.そのあとは、
a.APSっていうフィルムカメラ最後のあがきで、各社から色々売り出されてて、それにまんまと乗せられて買ったのがキヤノンのIXY(イクシ)、IXY(イクシ)シリーズの最初のモデルやった、当時4万ちょっとやから、けっこうな値段や、
初代「IXY」はAPS(アドバンスド・フォト・システム )カメラ、フィルムカメラ最後の光芒、
b.IXY(イクシ)っていうとキヤノンの小型デジカメで有名ですけど、もともとはフィルムカメラだったんか、
a.そのあと父親が使ってないミノルタの一眼レフをもらったり、オリンパスの「ミューU(ツウ)」を買ったり、最終的には、GR1とコンタックスRX(with50ミリ&85ミリ)の2台に落ち着いた、
b.GR1っていうと今でもリコーを代表するような広角カメラの代名詞ですけど、
a.これもIXY(イクシ)と同じくフィルムカメラ末期に登場して、最初から写りの良さで評判のカメラだった、
b.GR1は当時いくらで、
a.6万越えてた、フリーターには高すぎるハードルなんで、ひたすらカタログを隅から隅までながめ、ボール紙で実寸の模型を作り、しこしこお金を貯めてようやく、
b.買った時どうでした、
a.うれしかったなあ、今まで買ったカメラでイチバン愛着あるかなあ、使わなくなった今もたまに取り出して握ってみる、手が喜ぶというか、高いだけあって質感もすばらしいし、
b.コンタックスは?
a.もちろん愛着はあるけど、こっちはボディーもレンズも中古だったから、新品のGR1にはやはり一歩及ばず、
b.しかし、フィルムカメラとデジタルカメラという両方を体験して感じたことは何かありますか、
a.デジタルになって家電のような扱いになったような気がする、フィルムカメラの時代はもっと高級感があって、京都のカメラ専門店なんか行こうもんなら、上の階は庶民が手を出せないような貴金属クラスのカメラが鍵付きのガラスケースに並んでて、素人や貧乏人は出てけみたいな空気がみなぎってた、そこでしこしこカタログ集めるのが楽しみだったなあ、
b.ああ、そういえば京都でいちばんにぎやかだった河原町には中古カメラだけで商売してる店もありましたね、
a.ああ、名前忘れたけどそこは庶民的で、カメラ店ぽくない小さな店やったけど、選び抜かれた中古品が良心的価格で並んでたから、前を通ると必ずチェックしてたし、あまり出回ってない昔のカメラもあったりして楽しかった、
b.今はどうなってるんかなあ、
a.ずいぶん前に京都でいちばん大きなカメラ店が倒産したし、どこも苦しい状況やろなあ、
b.しかし、せっかく買った高価なフィルムカメラがデジタルになって使えないのはつらい、
a.一眼レフのレンズは何とか使えるから、それだけでもありがたいと思わねば、
b.そういえば、フィルムカメラと同じサイズのセンサーも年々安くなってくるはず、
a.実現するか分からないけど、フィルム型のセンサーが開発されて、フィルムカメラにフィルムを入れる要領で、かつてのカメラがそのままデジタル化されたらホンマありがたいなあ、
「そのまんま アナログカメラ デジタルへ」、
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