b.ここ伊賀市諏訪地区の諏訪神社前からこの一本道で峠の登り口へ、もう迷うこともなさそうやけど、
a.ここで残念なお知らせがひとつ、
b.なんすか、
a.現在地は標高304mで御斉(オトギ)峠の登り口は307mや、わずか3mの登りと思うやろうが、「どっこい大作」!、その手前に418mの峠が我々を待っていたのだった、
b.トホホ、御斉(オトギ)峠のぼる前に、さらに114mも登りか・・・ところで、「どっこい大作」ってなんすか、
a.「ところがどっこい」、と言ってもつまらんから、試しに使ってみたんやけど、おおYouTubeにオープニングがあるぞ、異色の青春ドラマやったなあ、
b.ウィキペディアにもくわしい解説がありやしたぜ、親方!
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A9%E3%81%A3%E3%81%93%E3%81%84%E5%A4%A7%E4%BD%9C
a.まあそういうわけで、100m登って降りて、いよいよ御斉(オトギ)峠の始まり始まり、
b.山津波があったんすね、このあたり一帯、
a.昭和28年8月15日、台風28号がここ伊賀市に壊滅的な被害をもたらしたとある、きっと今降りてきたこのきつい坂も土石流の通り道やったんやろうなあ、ああ恐ろしい、
b.そのとき流されたお地蔵さまがここ御斉(オトギ)峠のふもとに集められ、まつられているそうです、
a.じゃあ旅の安全を祈って手を合わせておこう、
「山津波、お地蔵さまも何もかも」、
b.ところで、見慣れないぶっといタイヤはいてますね、いつもはもっと細目の1.5くらいじゃないすか、
a.当時シュワルベ社の「マラソン」っていうパンクに強いタイヤを愛用してたんやけど、その倍も値の張るマラソンの最上位モデル「マラソンスプリーム」が新発売になって、いまは1.6も出てるんやけど、当時は2.0しかなかったんで、そんでや、
b.なんでまたそんな高いの買(コ)うたんすか、
a.新発売で、売り文句に「火星探査でも使われたハイテク繊維を使用」とかあって、
b.ああコレすか、日本のクラレが世界に先駆けて開発した高強力繊維「ベクトラン」か、
http://www.kuraray.co.jp/release/topics/2004/040109.html
a.クラレだけにクラクラ来て衝動買いしてもうた、カネもねえのに、
b.で、じっさいどうやったんすか、
a.おこづかいたくさんあったら、今でもこれでずっと行きたいほど、
b.なにがどう素晴らしいんすか、
a.スムーズに転がるって以上に、独特の快適な味わいがあって、乗ってて何度も「ああエエ気分や」っていう瞬間がやってくる、日々そのくりかえし、
b.2.0という太いタイヤ幅はどうでした、
a.それまでの1.5と比べても不思議なほど軽やかやった、
b.このさい広告出しときましょうか、
a.そやな、今現在は26×1.6や700用もあるけど、実際使って惚れ込んでたのは2.0のほうなんで、そっちで・・・
発売当初は7千円台やったからずいぶん値段もこなれてきてるんやなあ、そんでも高いけど・・・
SCHWALBE(シュワルベ) MARATHON SUPREME (マラソン スプリーム) 26x2.00 リフレクター付き【タイヤ】【自転車】(bebike) 価格:5,712円 |
b.じゃあ、一服したところで、お地蔵様がつどうここ307m地点から630mの御斉(オトギ)峠へ登りましょう、
a.うむ、ようやくメインディッシュか、なにやら緊張すんなあ、峠越えてからも長いし景色を楽しみながらゆっくり行こう、
b.12月はじめですが、まだけっこう散らんと紅葉してますね、風がそれほど無いんかなあ、
a.でも、風のあるとこはしっかり吹き飛ばされてんなあ、
b.おお、さっそく最初の見晴らしポイントが、
a.雲が厚いけど、スキマからスジ状にひかりが差し込んで悪くないなあ、
b.登り口が300m越えてたし、ちょっと登ってもそうとうな見晴らしですねえ、
a.今までずっと谷間の道で目が閉じ込められてたし、なおさらやなあ、
「伊賀盆地かなり太古(タイコ=大昔)の湖底かな」、
b.え、それホンマすか、
a.どうも400万年前はここにびわ湖があったらしい、正式には古琵琶湖っていうらしいけど、
必見!古琵琶湖をとても分かりやすく解説してくれてます!
http://on-linetrpgsite.sakura.ne.jp/column/post_124.html
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