iPadで編集後、iCloudで公開しています。
https://www.icloud.com/iphoto/projects/ja-jp/#1;CAEQARoQZERUuABtLukjz2Qbnzsg-w;9E7FD613-4B31-492A-84B0-74AD652FB1D2
a.さあ、信楽の宮跡で弁当食って散歩もしたし、そろそろ次のエリアへまいろう、
b.いきなり交通量の多い幹線道路に出くわしました、
a.信楽を南北に貫く国道307号線、通称「近江グリーンロード」、
b.この国道は渡るだけっすね、いつもどおり、
a.静かな味わい深い道を走らねば生きてる甲斐がない、国道は最後のチョイスや、
b.てことは、この雲井小学校も、左右に道が走ってますが、より雰囲気豊かな左手を行きましょう、
a.小学校の校庭から運動会のざわめきがする、ススキも生えてるし、いかにも秋やなあ、
b.そんな路傍(ろぼう=道ばた)に古いお地蔵様も、
「道ばたの地蔵も駈(か)ける運動会」、
a.山すそにそって続くこの道、静かで味があるなあ、通るクルマも少なく、いずれも近所の穏やかなドライバーばかりやし、
b.そんななか、歴史を感じさせる神社が、
a.「日雲神社」、なんて読むんや、
b.そのまんま、「ひくも」で良いみたいっす、
a.YouTubeにここの太鼓踊りが紹介されておるぞ、
b.しかも解説付きで為(ため)になります、ところで、この日雲神社、神聖な敷地の中を信楽高原鉄道がぶち抜いてます、ほかにルート無かったんかなあ、
a.山あいで線路を敷けそうな平野部は限られてるから、仕方なかったんやろうけど、罰(バチ)があたりそうでちょっと怖いなあ、
b.そういえば大きな鉄道事故がこのすぐ北側で起こってますねえ、1991年に、
a.ところで、信楽って町は走ってみて初めて分かったけど、せまく細長い平野部に鉄道や国道や田園や住宅や公共施設や、あれこれ全部がぎゅっと凝縮されてるんやなあ、
b.ふつうの田舎よりずっと密度がある、でも同時に道の選択肢も少ない、というか、実際これ以外無いんじゃないすか、自転車がのんびり走れる道って、
a.ほんまや、じゃあ帰りもこの道か、
b.ところで、今回はどのあたりまで行くんすか、信楽町の、
a.線路にそってこの道を進んで、終点の信楽駅前からぐるっと町中を一周、最後に「陶芸の森」って小高い丘へ登ってみようと思う、
b.しかし、このルートは調子いいっすね、少し小高い場所を走ってるんで、右手が見晴らせて楽しいし、ゆるやかにカーブする昔ながらの道の風情が残っていて、
a.下に見えてる道も古そうやな、舗装されてるけど、
b.いやされるようなカーブがずっと続いてますねえ、
a.クルマは走りにくいやろうけど、自転車には最高に心地良い曲線やな、
b.そうこうするうちに、町の中心部をながれる大戸川(ダイドガワ)がぐっとこちらへ蛇行して、右手から丘も迫ってきました、
a.前方に吊り橋が見えるな、何年ぶりやろ、吊り橋見るなんて、
b.川をはさんで駅とお寺をつないでるのか、
a.いかにも由緒ありげな門がまえ、
b.玉桂寺(ギョッケイジ)というそうで、信楽宮(シガラキノミヤ)が完成するまでの間、聖武(ショウム)天皇が住まわれたそうです、そののち弘法大師空海さんも訪れて記念植樹をしております、
a.なるへそ、どうりでやんごとない雰囲気や、
b.「やんごとない」?
a.漢字で書くと「止事無い」、非常に尊いというほどの意味あいじゃ、
b.民家も見あたらないこの駅に、立派なつり橋がかかってるのも、大いにうなずけますね、
「つり橋を 渡りやんごと ない寺へ」、
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image