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2013年09月01日

山んなか走って由良川見に行こう@「JR無人駅から起動開始」



b.JR嵯峨嵐山駅もすっかりモダンな駅舎に生まれ変わりましたね、

a.新しくなってもう何年になるんやろ、

b.2008年6月14日に使用開始なんで、もう丸5年になります、

a.もうそんなにたつのか、

b.ところで、今回の旅はどこ行くんすか、

a.今年の夏、福知山の花火大会で痛ましい事故が起こってコトバもないけれど、今回はその花火大会の会場までは行かず、途中から由良川(ユラガワ)を折り返して、JR綾部(アヤベ)駅から特急列車で殿様帰りの予定、

b.なぜ、福知山駅まで走らず、途中で折り返すんですか?

a.由良川(ユラガワ)の景色をゆっくり眺めたいから、特に右岸(=下流に向かって右手)はクルマが入れないゆったり道が川ぞいに伸びてて、ここがとっても風光明媚(フウコウメイビ=素晴らしいながめ)なんや、

b.なるへそ、ではさっそく旅の日付など、お願いします、

a.2010年9月11日、JR嵯峨嵐山駅を9時過ぎに出発、園部(ソノベ)のひとつ手前、吉富駅まで輪行して、ここから自転車でスタート、山あいの田園を抜け、峠を越え、由良川(ユラガワ)をゆっくり流して綾部駅から特急で帰路につくというもの、

b.自転車とカメラは、

a.現在も現役バリバリ、ミヤタの名作マウンテンバイク、リッジランナー、1996年モデル、カメラは小粒ながら意外と写りが良いオリンパスのミュー1050SW、

b.なんで、吉富(ヨシトミ)なんてマイナーな駅で降りるんすか、

a.駅の横からのびる府道454号線がとても走りやすく景色もいいので、いつしかお気に入りの駅になってる、

b.無人駅とはいっても国道9号線をはさんでローソンもあるし、なにかと便利ですね、

a.郵便局も同じ駅舎内っていうユニークな作り、

b.それでは年季(ネンキ)の入った(=長年にわたって使い込まれた)マウンテンバイクにホイール(=車輪)を取り付けて、いざ由良川(ユラガワ)を目指しましょう、

a.うむ、ではさっそく道草好きな我らは、由良川(ユラガワ)と逆の方向に走り始めよう、

b.嵯峨嵐山の駅からわずか20分ゆられただけやのに、どえらい田舎へ来たような気がしますね、



a.いや、確かにどえらい田舎やけど、あの男前豆腐の本社工場はこの駅の少し北やし、その手前にはメグミルクの大きな工場もあるんやで、

b.そうなんすか、それは知りませんでした、

a.でも確かに、いま走り出した国道の南はこれという工場もないし、だから大きな車両も通らんわけで、結果とても走りやすい、



b.江戸時代から変わらないような味のある集落を縫って70mほどの名もない峠を越えると、ビックリするほど広い道がまっすぐ伸びてますね、しかも、クルマがほとんど走ってないや、

a.大阪の自転車乗りたちが必ずというほど愛用する国道477号線に連絡するからこんなに広くなめらかなのか、

b.贅沢微糖ですね、

a.「ゼイタク・ビトウ」や、

b.でも、われわれは国道477号線たどらないんすね、

a.うむ、ここまで来たらあの「中山峠、良い峠」を使わずにはいられない、

b.今回その峠道の写真がなくて残念ですが、

a.景色写すより、風を切って走る方が気分良かったんやな、このときは、

b.つぎの写真は中山峠のずいぶん先、9月11日というのに、もう刈り入れの終わった田んぼも、



a.福知山をへて日本海へとつながる大動脈、国道9号線はあの山の間を走ってるんや、

b.ということは、9号線に合流するんですか、この道、

a.いや、ぎりぎりのところで横に旧道がのびてるんで、そこを行こう、

b.なるほど、旧道というだけあって、昭和のテイストが色濃く残ってますね、それに交通量もほどほどで走りやすいや、

a.ここで左折してすぐ20mほど登って下ると、塩谷古墳公園



b.「しおや」、「しおたに」、どっちなんすか、

a.わからん、「正式な読みをお願いします」、京丹波町観光協会様御中(オンチュウ)、

b.御中ってなんすか、

a.個人じゃなくて団体や組織あてに郵便物を送るときは、「様」のあとにこれを付ける習わしらしい、

「組織には様御中(サマオンチュウ)と宛名(アテナ)する」、

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