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b.さあ、ゴールのJR園部駅まであと20キロほどなんで、しんどいけど、騙し騙し(だましだまし)行きましょう、
a.おお、さすがに国道9号線とクロスするこのあたりは開けた雰囲気や、コンビニやスーパーまであるぜよ、
b.涼みがてらスーパーでなにか、食い物や飲み物、買っておきましょう、
a.しかし、いま気づいたけど、自転車って止まると暑いな、あたりまえか、
b.汗をかいた上に風を受けて走るから、空冷エンジン、でも水飲んで内側からも冷やすから、ダブる冷却装置か、
a.それに、歩きと違って足の裏が焼けた地面に触れないから、ずいぶんラクなんやろな、
b.あと、ヘルメットもうまく設計されてるから、炎天下だと、かぶってる方が涼しいっす、
a.そうだ、ヘルメットの広告を打とう、
【MET◆メット】 クロスオーバー アーバンヘルメット【02P04Aug13】★ 価格:7,000円 |
b.みんな口をそろえて言うのは、イタリアのメット社のヘルメットが日本人の頭に実に良くフィットするということ、
a.じっさい、そう思うし、これは安くてデザインも良くて、とってもお買い得でした、この値段なのに首の後ろでLEDライトが点滅するとは・・・
b.もう一個のヘルメットもメット社製ですね、
a.もう今から何年前やろ、5年以上かぶり続けてるけど、いまだに愛着があって手放せないでいる、日本のOGKもヘルメットの老舗メーカーだけど、メット社に比べてデザインが1〜2歩及ばないのがとても残念、値段も性能も素晴らしいだけに・・・
b.さて、例によって旅の疲れから、ラスト20キロを切って写真撮影も激減、
a.正直言って、もうそんな余裕ないっす、心でしくしく泣きながらひたすら漕(こ)ぐばかりやで、
b.でも、そんな中にも一枚、印象的な写真が、
a.このエリアじゃ欠かせない「中山峠」でござるよ、
b.どんな峠なんすか、
a.京丹波町と南丹市を結ぶやさしい峠なんだけど、京丹波町からだとすっきり明るく広い道をゆったり50m登る、
b.南丹市からだと、
a.ぜんぜん違う味わいで、120mの登りなんやけど、森のなかのワインディングロード(=クネクネ道)が穏やかに続いてしんどいというより楽しい、一時大量の不法投棄が谷を埋めて目も当てられなかったけど、人々の尽力(ジンリョク=力強い働き)によって感動的なほど元の姿を取り戻しつつある、
b.クルマは?
a.せまい道なんで、ほとんどのクルマは国道9号線へ流れる、でも昔はきっとこの細道がメインルートだったんやろな、そんな風格を感じる名物峠、
「南丹(ナンタン)の、中山峠、いい峠」、
b.「南丹」って?
a.丹波山地の南エリアっていう意味、ちなみに今回の旅の前半におとずれた、福知山市や綾部市は「中丹」っていうらしい、
b.じゃあもっと日本海に面した北の、天橋立(アマノハシダテ)は北丹エリアっすか、
a.いや、そこはなぜか、「丹後(タンゴ)」っていうんや、ちなみに天橋立は丹後半島の付け根でござるよ、
b.やはり日本語は複雑ですね、
a.ニュアンスが豊かなんで、ときに行き過ぎるんとちゃうか、
b.てなわけで、くっちゃべってる(=取り留めなく雑談してる)間に、カラダは勝手に園部駅前っすよ、
a.ああ、しんどかった、最後の60分はそれしかなかった、もちろん達成感もあるけれど、
b.まあ今回もそれなりにさり気なく色んな事がありましたが、無事にゴールできて何より、
a.ここJR園部(ソノベ)駅でマウンテンバイクを袋詰めして、嵯峨嵐山駅まで30分弱、ふたたび自転車に車輪をはめて、自宅まで10分弱、でもその前に、
b.そのまえに、
a.ずっと独りぼっちで留守番させた、ネコの愛娘(マナムスメ)に少し高めのハムを買っていってあげよう、塩分控えめでうまいの、
「白川プレスハム(ヘルシー)」健康豚肉(けんとん)を使った安心ハムです。塩分控えめ体に優しい! 価格:1,050円 |
b.帰宅は午後7時を回っちゃいますね、
a.自転車はしばらく、三時間ほど見るのも乗るのもイヤじゃ、
b.好きな事とはいえ、暑いなかいくつもの峠越え、ご苦労さんでした、
より大きな地図で 京丹波町から南丹市へ を表示
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