2024年03月18日
還暦過ぎて納車した初 Eバイク『ミヤタ RIDGE-RUNNER(リッジランナー) i 6180 』
まずはバーハンドルを歩道走行を許された600oにカットできなかったという残念な報告から、
ハンドルパイプの中に配線が通っていて、これはさすがにEバイク初心者がイジるのは危険すぎるんで、
じゃあ、街乗り用にハンドルカットする場合は、納車前に店の人にやってもらうと、
調べたら、歩道だけでなく自転車走行レーンを走る場合も、600o以下のハンドルで無いと2万円以下の罰金になるんで要注意やな…しかし自転車専用道路もアカンってことになるとつらいな、
移動しづらいすね、まあじっさい自転車のハンドル幅に目を光らせるおまわりさんなんて一度も見たことありませんけど、
とりあえず、残りの4台は歩道を走れるから、1台くらい歩道を走れないほうがむしろ新鮮やし、そのままのハンドル幅のほうがオフロードには向いてるし、
ドロッパーポストについても、ちょっとしたトラブルが、
ハンドルスイッチひとつでサドルを上下できる便利なシートポストやけど、そのケーブルが電動モーターを守る金属ガードに圧迫されて動かなくなる初期トラブルがあって、結局ガードをネジ止めしてる一部をヒモで代用してゆるく固定したらスムーズに動きはじめた・・・この部分はミヤタさんにすみやかな改善を求めたい、
でもって、さっそく2時間ほど試走したわけですが、最初の印象は、
27.5インチフレームじたいは2年まえのARAYA MFD(アラヤ・マディフォックスダート)で経験済み・・・けど今回は人生初の2.8インチ幅のセミファットタイヤなんで、タイヤの幅だけでなく高さもかなりあるんで、じっさいは29インチフレームと同じ車格・同じ走行感覚になるわけで、視点はさらに高いし、長いハンドルバーや25s近い車重やその重さをモノともしない電動アシストパワーなんかもあいまって、巨人の国の自転車みたいな印象、
極太(ごくぶと)セミファットタイヤの走りについてはどうすか、
デザイン面でもバッテリーを内蔵したぶっといフレームにピッタリやし、時速20q以下でなめらかな平地を走るなら、アシスト無しでも驚くほど軽く進む、
それはタイヤ径(けい)の大きさも関係してると、
そう、大径(だいけい=半径の大きな)タイヤになるほど悪路走破性と共にスピード保持能力も高まるし、
そういえば、安全に景色を楽しみながら走れる速度域も時速20q前後まですね、
ロードバイクがイマイチ好きになれないのは、ひたすら速く走るよう急(せ)かされてるような圧がただよってるからで、じっさい時速30qで巡航なんかしたら、走り続けるほうが圧倒的にラクなわけで、良い景色に出会っても止まれなくなるし、良い景色じたい気づかず通り過ぎてしまうことも、
じゃあカメラとセットで自転車に乗るばあいは、マウンテンバイクのほうが向いてると、
それに、時速24qに近づくほど電動アシストはゼロに近づくってことは、そもそもそれ以上のスピードでラクに巡航できるロードバイクには必要ないアシストとも言えるわけで、
時速20q未満で走るような悪路や激坂でこそ、電動アシストが光り輝くと、
なわけで、久しぶりに悪路や激坂ばかりをわざと走りたくなって、マウンテンバイク本来の楽しさを思い出したような、
電動モーターのノイズについてはどうすか、
ナオッキィさんが高音ノイズが気になるようなことを言われてたけど、それは無くてひと安心、
3年前の動画なので改良が進んだのか、高音ノイズは聞こえませんでした・・・むしろ激坂でもかなり静かなモーター音やなあという印象(話題の部分から再生されます)
たいていの登り坂はエコモードでじゅうぶん行けそうですが、
OFF→ECO→NORMAL→HIGHの4モードがあるけど、舗装路の激坂ならECOでもだいじょうぶなほど、
激坂登りになると、スピードも遅くなるから、そのぶんECOモードでも電動アシストはより強力になると、
だもんで、レースに出るような体力自慢の若者には必要ない乗り物かもしれんな、
だから、『電動介護自転車』というマイナスイメージがチラッと心に浮かんだんすか、
そりゃ65才にもなれば、介護保険にも強制的に加入させられるし、じっさい自力で激坂を登ろうという情熱が薄れてるのも事実やし、
『電動介護自転車』をプラスイメージでとらえ直したら、どんな感じですか、
特にエコモードは、自分がこいでる感がしっかり味わえて、なおかつ急坂になればなるほど強いアシストパワーで軽々と登ってくれるから、非常に気の利(き)いたお助けマンがそばに居てくれるような、
ギア比はどうすか、
急坂が連続するオフロードばかりならこれでもええと思うけど、我々のように一般的な街乗りが多くなると、ロー側のギアがまったく使われないまますぐトップに入るんで、フロント34t(ティー)はより重い38tあたりに換えたりして様子を見てみたい・・・こういう時、シマノさんだと専用工具からパーツの互換性までしっかりサポートされてるんでとても安心、
しかし、せっかくワイドレンジのスプロケが付いているのにトップ側ばかりすり減ってすぐ交換っていうのも残念すね、
電動アシスト自転車あるあるみたいで、重いギアに入れても、モーターのパワーでラクに回せるもんで、ついついシフト操作を怠けてトップ側の重いギアばかりが酷使されてすぐすり減るらしい、
サドルや乗車ポジションついてはどうすか、
サドルはカッコええからこのまま使いたいけど、思ったより硬めなんで尻パッド付きのインナーがあったほうがラクでいい・・・これは姿勢が起きてるせいで、お尻への過重がより増してることも影響してるみたいや、
ちなみに、身長180pでサドルをいちばんうしろに引いて、ハンドルをいちばん低くしてもまだ前傾不足であると、
ドロップハンドルに慣れたカラダなんで仕方ないけど、これも慣れなんで、こっちがリッジランナーに合わせていく必要もあるし、フロントサスペンションの空気圧を下げればより前傾になるし、最近やらなくなったロングライドにはむしろこれくらい立った乗車姿勢のほうが向いてるかもしれんし、
せまいフレームに取り付けるので、左右から取り出しできるボトルケージを購入しましたが、その印象は、
アマゾンに、ミヤタのオンラインショップと同じモノが半額以下で売ってたけど、これが非常に軽量で使いやすく、シリコン系の潤滑剤を塗るとさらに快適に出し入れできて、知らないメーカーやけど好印象、
LIBIQ(リビック)カーボンコンポジットボトルケージデルタ 税込み1,650円
手元レバーで伸縮自在なドロッパーシートポストについては、
舗装路メインなら、正直無くてもだいじょうぶな装備やけど、せっかく初体験できる便利パーツなんで、街乗りでも有効に使えるようにしたいし、これがきっかけでオフロードも走ってみたくなったりして、
まだ最初の急坂アスファルトを試したばかりですが、その印象は、
自分の足を回しながら静かに登っていく自転車本来の充実感はそのままに、ビックリするほどラクに坂を登れるという不思議なしあわせ、所有する他の4台では体験不可能だった新たな世界へのとびらが完全に開かれたような、
オートバイやスクーターでなくEバイクを選んだことについては、
移動範囲は圧倒的にせまいけど、そのぶん余裕をもって周囲の景色を楽しめるし、どんな車両よりも静かなんで乗りながら周囲の音もちゃんと楽しめるし、自転車の延長線上にあるから自分の足がしっかり回せるし、それと同時にこれまでとは比較にならないほど簡単に見晴らしの良い場所まで登って春本番の野山を散策できるし・・・こんなしあわせ、他ではなかなか味わえないかも、