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2024年03月10日

ロードバイク・アレルギー


・・・時速24キロ以上になると電動アシストが切れてしまうってことは、もともと平均スピードの高いロードバイクには向いてないシステムってことすか、

そのとおり、もし高価でメチャ重いE(電動アシスト)ロードバイクを買う予算があるくらいなら、フルカーボンのロードバイクを購入したほうがよっぽど楽しいに決まってる・・・電動アシスト無しでもラクラク時速24キロ以上で走っていられるし、

つまりこういうことすか、荷物を多く積んで走ったり、激坂やオフロードを走ったり、そんな場面で初めて電動アシストの素晴らしさが分かると、

そんな場面で意味不明なのがグラベルロードバイク・・・オフロードタイヤが装着できるシクロクロスというフレームが昔からあるのに、なんでわざわざキャラのかぶるややこしいフレームを出してくるのか、

世界でもまれなほど、舗装率の高い日本の道路環境にあって、オフロードも行けますよ的ロードバイクに乗る意味があるのかという根本的な疑問も、

なもんで、ヤマハさんからまったく同じモーターとバッテリーでクロスバイクとグラベルロートが売り出されたけど、あきらかにクロスバイクのほうがお買い得なわけで、

じっさいクロスコアRCとワバッシュRTの価格差を『価格.com』で調べてみると、3月9日現在の最安値でクロスコアが273,955円、ワバッシュRTが416,955円、その差14万3千円と、かなりな額ですね、

14万円もあったら、基本性能のしっかりしたベーシックなロードバイクがラクに買えるし・・・けど、各種付属品の経費もコミコミで考えるなら、10万円以下のロードバイクを紹介したこの動画とか参考になりそうやな、

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激坂はクロスコアRCでがっつり登り、平坦(へいたん)なアスファルトはアシスト無しの入門用ロードバイクで時速24キロ以上の走りを楽しむ・・・ワバッシュRT1台分の予算で、この2つが同時に実現すると、

ちなみに、グラベルロードについて傾聴(けいちょう)すべき批判的コメントがこちらにあるので、大いに参考にしていただきたい、グラベルロードバイク用の高価なコンポーネント(各種駆動システム)がいかに中途半端がお分かりいただけるはず、

話題の部分から再生されます


ところで、ロードバイクらしいロードバイクって過去1度も乗ってないのでは、

たしかに、シクロクロス止まりやな、

なんで乗らないんすか、

いちばん敷居(しきい)が高いというか、カジュアル(普段着)に対するフォーマル(礼服)というか、なんか入りづらいんや、

別にそんな気ぃ張らんでも、気楽に乗ればええんちゃいますの、

ロードバイクといえば、その頂点はツールドフランスなんかの世界的ロードレースで使用される超高額な自転車なわけで、やはり他の車種に比べると格式が飛躍的に高いイメージで、

つまり、日常生活の延長線上でダラッと乗るような自転車じゃなくて、こっち側にもそれなりの気合いが求められてると、

ヨーロッパでツールドフランスなんかの超有名なロードレースで総合優勝なんかした日には国民的英雄あつかいなわけで、そんな場で使われる自転車もまた、究極にカネをかけた耐久性ガン無視の数百万円もする勝負マシンなわけで、

そのランクがどんどん下がって、最下層に10万円以下の頑丈(がんじょう)で重たいロードバイクが並ぶと、

別の見方をしたら、そういうクラス分けのピラミッド構造というか、ロードレースの勝ち負けですべてが決まっていく世界観が好きになれないもんで、ロードバイクにはしぜんと近寄らないようになってるんかも、

じゃあマウンテンバイクのほうはもっとカジュアルなんすか、

もともとアメリカ西海岸でサーフィンに飽きた若者達が、サーフボード片手に砂浜をのんびり走るビーチクルーザーを改造して山遊びを始めたのが出発点やから、勝ち負けや社会的地位や名誉とはもともと無縁な世界で、そこが大きな魅力とちゃうかなあ、

つまり、権威も何もない純粋な遊びの世界から生まれたのがマウンテンバイクなんで、速く走ろうがゆっくり走ろうが、見知らぬ土地へ冒険に行こうがいつもの近所をまったり流そうが、それぞれが気の向くままにやればええと、

最低100q走れないと入会できないロードバイクのクラブが近所にあるけど、マウンテンバイクにはそういった堅苦しさや体力自慢と関係無いとこで自転車を楽しめるから好きなんや、

それで前世紀の終わりごろに、国内でもマウンテンバイクブームが盛り上がったと、

ヨーロッパ中心の権威主義的なしゃちこばったロードバイクの世界とは真逆な、ふだん着(ぎ)のような気楽さがええわけで、

確かにロードバイクのスッキリした姿を見てると、こっちまでスッキリしたカッコをするよう求められてるような、

重いカメラバッグを斜めがけなんてもってのほかで、必要最小限の持ち物はジャージのうしろポケットにスマートに収めて、ペダルもぶざまなペンギン歩きしかできないドデカいクリートでガッチリ固定するタイプで毎分90回転以上でひたすら回し続けなあかんし、すね毛はツルツルに剃(そ)り落として水着みたいなパッツンジャージ履(は)かなあかんし、平均時速30キロ以下のトロトロ走行など基本許されない空気がみなぎってるし、

そこまで言われると、ロードバイクに乗ることじたい、だんだん息苦しくなってきますね、

そういう研(と)ぎ澄まされたアスリートの世界に憧れがあるなら、『弱虫ペダル』とセットでどうぞお好きにと言うしかないけど、自分はぜったいに関わり合いになりたくないし、

自転車とカメラが一体化して、美しい風景の前で立ち止まることが何よりも大事な我々みたいな乗りかたには最初から向いてないと、

敷かれたレールに乗せられる前に、取りあえずそれらぜんぶを払いのけたいほうやから、ロードバイクがもともと持ってるヒエラルキー(権威主義的ピラミッド構造)にはとりわけ強い拒絶(アレルギー)反応があるのかも、

ぜい肉をそぎ落とされたロードバイクのいさぎよい姿はいつ見ても素晴らしいもんですけど、

まあ見てるだけで満足できる、そんなジャンルの自転車がひとつくらいあってもええやろ、

というわけで、さっそく目の保養に世界のジャイアントさんのロードバイク最新情報でも観てみますか、

100万円オーバーの究極マシンやけど、見るだけならタダやし、


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