2023年11月07日
物価上昇のおり、取りあえず丸一年の節約生活へ・・・第1弾は まだやってなかった Wii版『ドラゴンクエスト25周年記念』ロト三部!(前編)
たしかに、アメリカほど過激じゃないけど、食品を中心として、そうとう値上がりが続いてますね、
アマゾンさんも『置き配(おきはい)』が主流になって、対面受け取りがほぼ不要なんで、ついつい要(い)らんモンまで買うクセがついて、これもそろそろ、どうにかせんと、
ちなみに現行の大ヒットゲーム機 Switch については、来年、下位互換性を保(たも)ったまま(=現行のゲームはすべて遊べるようにした上で)さらにパワーアップした新機種が登場するというウワサも、
そんな話もあるけれど、整備しながら何年も大事に乗り続ける自転車とちがい、ゲーム機のほうは、買って少しやってはすぐ飽きての繰り返し・・・そんな自分への反省もこめて、ここはひとつ十数年まえに購入してゼルダを一回やっただけのWii本体をしっかり使ってやろうと、
そこで選ばれたのが、和製RPG の古典的名作、ドラクエ三部作 T・U・V(ワンツースリー)ということで、
ドラクエが世に出て25周年にあたる2011年、Wiiから記念版が発売され、オリジナル版とスーファミ版、あわせて5本のゲームが収録されてるけど、せっかくやるならオリジナルのファミコン版で遊んでみたい、
ということで、ドラクエT(わん)も、こないだやっと虹の橋が架かり魔王城への道も開かれ、もう大詰めですが、どうすかここまでやってみて、
ファミコンの音源なんで、まずこの味もそっけもない電子音に慣れるまでに数時間、かなり悪い操作系に慣れるのに数日、
たしか、階段の登り降りも、いちいちコマンドしてやらんと、
話す相手の位置に合わせて東西南北をいちいち指定するなんて、今じゃありえへんし、
でも、それってマップの東西南北を覚えてもらおうという親切心からじゃないすか・・・ふつうは前後左右というはずですし、
かもしれん、なんせこのゲームが登場した1986年は、RPG(ロールプレイングゲーム)というジャンル自体、マニアックな遊びでほとんど認知されてなかったから、地図上の東西南北から覚えてもらう必要が、
YouTubeに開発当時のウラ話が紹介されてますけど、ファミコンが世に出てまもない頃は、文章を読ませるゲームじたい無かったんで、ドラクエ発売前に、わざわざアドベンチャーゲームの『ポートピア殺人事件』をリリースして、ゲーム画面上の文字を読むことに慣れてもらったり、ファミコン雑誌にRPGというゲームの解説をそれとなく載(の)せてみたり、
ゲーム容量の関係で、使える文字の種類まで制限されてたみたいやし、今じゃ考えられない高いハードルをいくつも越えて世界一のRPGを目指し、ストーリー、ゲームデザイン、モンスターデザイン、音楽制作、販売戦略とすべてに最高のメンバーをそろえ、実際その通りにしてしまった所もスゴイ、
で、じっさいに『ドラクエ1』をやり始めて、前世紀の古くさい操作系に難儀(なんぎ=苦労)しながら、ようやくこれに慣れたと思ったら、今度はレベル上げの単純反復作業が延々と、
オリジナルのファミコン版『ドラクエ1』は、とくにこれがきついんや、
ここまで1個もええ思いしてないすけど、大丈夫ですか、
たぶん止(や)めるなら、このあたりやろな、
じゃあ、ようやくこのへんで、面白さもかいま見えたと、
HP・MPも増えてきて、しぜんと行動範囲も広がってくると、『慣れたころがいちばん危ない』という格言どおり、自分の読みとチカラを過信して、強いモンスターに命を奪われる場面も増えてくるわけで、ゲームとはいえ死ぬ時は痛いし、このあたりで当時は無かったWii版お助け機能『中断セーブ』も多用するようになり、ウェブ上の攻略法も調べ始め、レベル上げの単純反復バトルや単調な電子音にも慣れてきて、
あらためてラダトーム城から魔王城まで旅してみてどうすか、
やはり良くできてる、
具体的には、
反面教師として登場させて申し訳ないけど、ドラクエのずっとあとに、PCエンジンの超大作RPGとして鳴り物入りで登場した『天外魔境U』は、ドラクエとは比較ならんほど操作系・音質・グラフィックは優れてたけど、いざプレイし始めるとビックリするほどオモロ無いのも事実で、
なんでなんすか、
いま思うに、キッチリとマニュアルどおりの作り方で意外性が無く、プレイする側がすぐ先を読めてしまうというか、プレイヤーの裏をかくハプニング的要素がほとんど無いというか、売れてほしいから難易度を下げ過ぎて、これが裏目に出たような、
いわゆる一本道のゲームになってると、
そう、敵の出現パターンもすぐ読めるし、ストーリーの分岐もこれといって無いし、大げさに言うとノベル(小説)のページをただめくって読み進めてるような、
その点、ドラクエには歯ごたえがしっかりあったと、
たとえば、出発点のラダトーム城から大きなUの字を描いて大陸が広がっていて、Uの字やから当然その先端はつながってないんで一周することは不可能・・・なもんで、どっちのエリアを進むかで、しぜんと話の展開も変わるし一本道の単調さも感じないようになってる、
ちなみに、オリジナルのファミコン版とはいっても、Wii版では所々違ってるような、
オリジナル版にあったはずの『痛恨の一撃(つうこんのいちげき)』が、一度も体験できてないので、これはホンマに残念・・・ただ自分の記憶があいまいで、2か3であった事をごっちゃにしてる可能性もあるけど、
あれって、ほんのたまに登場する予想外の大打撃という、
敵の攻撃力はこのくらいやろうと油断して戦ってると、まれに『痛恨の一撃』でその何倍もダメージを食らって即死とかいう、
その逆『会心(かいしん)の一撃』はけっこう出てきますね、心地よい効果音も昔のまま、
そこもちょっと違ってて、命中率100%のオリジナル版とはちがって、空振りがけっこうあったり・・・これも自分の記憶違いかなあ、
まあともあれ、こういう先の読めない意外性や、選択の自由度、突発的・ランダム的要素が、ドラクエを面白くしてると、
たとえば、ある町で、「橋を渡るとモンスターが強くなる」という話を聞くんやけど、じっさいは例外も多く、橋を渡っても同じ敵が続いたり、その逆に、橋の手前からいきなり強敵に出くわしたり、そういう形式ばらないハプニング性もドラクエの面白さで、
倒せば大金がかせげる、その名もずばりゴールドマンですけど、橋の手前でいきなり出くわした時は、メチャ硬くて恐怖しかないすね、
そんな中、最もゾッとしたのはドムドーラの町、
武器も体力も上がって行動範囲が広がると、ついつい橋を渡って行きたくなる北東の町すね、
橋を渡り、強いモンスター達となんとかやり合い、体力ぎりぎりで見えてきたドムドーラ・・・やっとここでひと息つけると町に入ったら、そこは無人の廃墟(はいきょ)・・・外よりさらに強いモンスターがつぎつぎ襲いかかってくるという、
この町がヤバいとか、覚えてなかったんすか、
完全に忘れてた、しかも攻略サイトも見ずに適当にやってたんで、まんまと一杯食わされた、
しかしファミコン時代、中断セーブやくわしい攻略情報も無いのに、みんなようクリアしたもんすね、
自分もそうやったけど、当時の苦労を思うとクラクラするな、
それだけに、最後までやり遂(と)げた時の達成感もハンパないすね、
魔王城のダンジョンの複雑さもかなりなもんやし、ダンジョン内部は、レミーラの呪文を使っても、ごく一部しか明るくならんし、照らす範囲もじょじょに狭まってくるし、
しかし、あらためてドラクエ攻略法のサイトをあれこれ見てみると、その多さと中身の深さには驚かされますね、
『国民的RPG』とは、まさにこのことやな・・・闇が深すぎる現皇室のイメージソング『君が代』はそろそろやめにして、ドラクエのテーマを国歌にしてほしいくらいや、
ファミコン時代は14インチのブラウン管テレビだったのが、今じゃ34インチの液晶テレビですし、最新機種のスイッチでもリニューアル版が遊べるそうですし、
これだけ時代が過ぎた今でも、やっててオモロイんやから、やっぱり日本を代表する世界一のRPGやな、