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2023年10月27日

自転車という乗り物について(後編)『Wレバー・フロント3速・リア8速最強説』


ところで、ピスト以外の3台は、いずれもリア(=うしろ)8速ですが、これでいいんすか・・・時代は11速12速へ進んでますが、

8速と9速、2台持ちだったころ、ハッキリ分かるほど9速のほうが早くチェーンが伸びるんもんで、じっさい比べてみたら、9速のほうが明らかに細いんで、なるほど便利さの代わりに耐久性を失ってると納得・・・レースに出るわけでなし、むしろ8速の耐久性が大事なんで、この時点から8速だけでいこうと、

ちなみに、リア8速最強説を根拠立てて主張されている自転車系ユーチューバーは、飯倉(いいくら)氏のみ!(話題の部分から再生されます。)


3台とも8速なら、パーツも使いまわしが効(き)いて何かと便利ですしね・・・ちなみにこの3台、フロントもすべて3速ですが、今どきは2速、なんならフロントシングル(1速)もありますが、なんでまた、

変速がある以上、どんな登り坂も自転車から降りずに登り切りたいわけで、そんなときはフロント3速でしか使われない激軽(げきかる)22t(teeth=ギアの歯数)が必要に・・・それに加えてダブルレバーで変速するようになってから、リア(=うしろ)側は変速させずに、フロント(=前)側だけ3段変速として使うことを覚えたんで、

フロントだけ3段変速って、どういうことすか、

リア8速のうち中間の2速から7速のあいだで、その道に最適な歯数を選んでおけば、あとはフロント側で理想的な3段変速が実現できるという、

つまり、こまめな変速から解放されて、ゆったり気分で走れると、

しかし2速だとちょっと厳しいから、最低3速は欲しいんで、そうなるとフロントのチェーンホイールも古典的な3枚のほうがむしろ好都合、

古典的といえば、ドロハン(ドロップハンドル)の2台ともWレバーですけど、デュアルコントロールレバー(=ブレーキレバーと変速レバーが一体化した便利なドロップハンドル)にもどる気は無いんすか、

いちど、変速機能が無いブレーキレバーを使ってしまうと、デュアルコントロールレバーよりも、はるかに低予算で質感の高いブレーキレバーが購入できることが分かって、それに変速をWレバーにすると、指先の感覚だけが頼りなんで、自分が操作してる感がより強まって、デュアルコントロールレバーみたいな機械まかせのワンタッチ変速よりも、効率は落ちるけど、生きてる実感はより強くなる、

ここでもピストバイクに通じるような不便さから来る楽しさや充実感があると、

なもんで、最新のワイヤレス変速機とか、電動アシストとか、まあ好きな人はどんどんハマればええし、そこでしか味わえない楽しさもあると思うけど、逆にそこまでするなら、いっそ中型バイク免許を取得してモーターサイクルに乗った方が早いんちゃうか、と思ってみたり、

ちなみに、乗るとするなら、

スズキGSX250R 2023年モデルの『パールグレッシャーホワイトbQ』一択(いったく=しかない)、

そのココロは、

250ccには珍しく身長180pにちょうど良い大きさ、疲れにくいシート、日本の田舎の景色を楽しみながら、シフトチェンジを気にせず、中低速でのんびり走る楽しさが味わえる点、同時に高速道路での安定性、振動や排気音が控えめなのもありがたい・・・2017年に登場した時は恐ろしく安い価格やったけど、現在はかなり値上がりしてるみたいやなあ・・・そのぶん質感も走りもそれなりに向上してるから、それはそれでええけど、

しかし、近い将来カワサキさんから、惜しまれつつ絶版になってしまった名車『エストレヤ』の後継モデル、メグロばりにクラシックな外観の230ccの空冷単気筒が登場しますよ、



しかし、先週あたりホンダGB350を納車したばかりのライダーさんは、これ見てどう思うんやろ、

でも、このバイク、まだ発売日すら決まってないし、人気のバイクは手に入りづらい状況はまだありますし、何とも思わんのとちゃいます・・・それよりも、いつもオートバイ(=モーターサイクル)と比べて、圧倒的に自転車がスゴいと思うのは、ライポジ(=ライディングポジション、乗車姿勢)を納得の行くとこまで、ミリ単位で極めることができる点、

たしかに、サドルひとつにしても、高さや前後や傾きなど、ミリ単位で変えられるし、それに合わせてハンドルの幅や高さや傾きも調整できるし、やったこと無いけど、クランクの長さも5ミリ単位で変えられるし、それらがピタッと気持ちよく決まった時のしっくりした乗り心地は、自転車乗りだけに許された極楽(ごくらく)かもしれんな・・・カラダがその車体に慣れるたびにわずかずつ変化するライディングポジションにも敏感かつ繊細に対応できるし、『人馬一体(じんばいったい)』感とは、まさにこのことやな、

あとモーターサイクルと圧倒的に異なるのが、当然ですが、車両を持ち上げて歩けるほど軽量な点、

ガソリンも電気も使わんから軽くできるし、構造も簡単やから、ショップに頼らんでも自分ですべて整備できるし、

ちなみに、モーターサイクル(=オートバイ)に乗らない最大の理由は、

買う寸前まではいくけど、足先のちょっとした動き以外、ずっとカラダが車体に固定されたまま動かせないのがどうにも苦痛で・・・自転車の場合、自分がライダーであると同時にエンジンでもあるから、足腰を中心に全身をしっかり動かし続ける必要があって、そこで生きてる実感も味わえるんやけど、

自転車よりはるかに複雑な構造で、見た目の多様性もじつ豊かなんで、動画であれこれ視聴するのは楽しいモーターサイクルですけど、購入までには至(いた)らないと、

自転車の何倍も高価やし、あれこれかかる費用を思うと、そのぶんカメラに回したなるし、たまに現れるマナーの悪いクルマのドライバーは恐怖でしか無いし、後続車両が来るのに景色の良いせまい橋の上でカメラ撮影なんてムリやし、自分じゃまったく修理できんし、バイク用ヘルメットは重いし窮屈(きゅうくつ)やし、強風にさらされながらじっとしてるから、カラダが芯から冷えるし、自然のかなでる繊細な音も聴き取れへんし、

ふつうの感覚だと、足を動かさずに遠くまで楽に移動できるからこそ、モーターサイクルなんですが、まさにそこがネック(=気になる問題点)なんすか、

という事からも分かるように、自分は心底(しんそこ)自転車が好きなんで、モーターサイクルについては、動画をあれこれ視聴するくらいで、すでに大満足というか、

数年まえ偶然発見したCCMというイギリスの小さなバイクメーカーのデザインセンスにひとめぼれして以来、他メーカーのモーターサイクルがすべて物足りなく見えてしまうほど・・ ・

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