ああ腹へったなあ、兄貴の墓参りしたら何か食おうぜ、杖助(じょうすけ)よう、
オレ腹へってねえよ、
オオ?!イタリア料理店ができてるぜえ、この先だってよ、
この先は霊園だぜ、こんなとこに店出して、客なんて来(く)んのかよ、
というぐあいに、アマゾン・プライム会員なら、いつでも無料で、シリーズ最高傑作『ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕(くだ)けない』全話が視聴できるように、
その代わり、プライム会員の年会費や、他にもあれこれ、しれ〜と値上げされてますね、
ところでお盆の季節といえば墓参り、「墓」は英語でGRAVE(グレイヴ)、語尾に L をつけたらGRAVEL(グラベル)、これにKINGを足したら、
ちょっとした悪路も安心して走れる、パナレーサーの名作売れ筋タイヤシリーズ、GRAVEL KING(グラベルキング)ですけど、それがなにか、
今から5年ほど前になるけど、まだグラベルキングが登場して間もないころ、さっそくこのタイヤを購入して走り出したんやけど、なぜかひと月もしないのにパンク・・・しかも、妙なことにゴミひとつ落ちてないのどかな田舎道(いなかみち)で、パンと音がするほど派手(はで)なパンク・・・なもんで、なんとなくこのタイヤにマイナスイメージを抱(いだ)くようになって、
それでも、5年たってラインナップの豊富さは目を見張るモノがありますし、高品質でありながらお求めやすい価格設定も、ありがたいかぎりで、
なもんで、もう5年もたってるし、改めてグラベルキングを購入して走り始めたんやけど、同じようにひと月もしないうちに、パンと音がするほど派手なパンクをやらかして、しかもその場所が、5年前とまったく同じ場所だったという、
でも、その道は他のタイヤで何度も走ってますが、1度もパンクしたことは無く・・・なのに、なんでまたグラベルキングだけが同じ場所で2回も、
5年前のグラベルキングにしても、この地点以外では、一度もパンクしなかったし、なんか気味悪くて、
道の先に霊園があるとか、
いや、心霊現象とはまったく無縁そうな、見晴らしの良い川ぞいの爽(さわ)やかコース、
でも、ちょっと気がかりな点は、川の対岸に親水公園があって、大学生が溺れ死んでますよ、ちょうど1回目のパンクをしたころやないすか、
確かにそうやけど、そもそも対岸を走る自転車、それも特定銘柄(めいがら)のタイヤに、5年おきに2度も災(わざわ)いをおよぼす意味がよう分からん、
対岸の公園のほうはどんな感じなんすか、
こちらも川ぞいの広々と明るい公園で、事故現場近くの道も何度となく走ってるけど、一度も変なトラブルが起こることもなく・・・それに再度確認した所、パンク地点は公園より数百メートルも下流やし、
だったら、なおさらじゃないすか・・・仮に公園から泳いで対岸に渡ろうとして、そのまま流されたとしたら、公園より少し下流で命を落とされた可能性も、
でもパンク地点は、川岸から百メートルも離れた小高い堤防ぞいの道やで・・・お盆シーズンで話を盛りたいのは分かるけど、ちょっと無理があるような、
でも、不思議な話もあるもんすね、5年後に同じタイヤが同じ地点でパンクするって、
これが大都市なら、あちこちにパンクのリスクがあるんで、怪談にすらならんけど、田舎はほんまにパンクせえへんから、何年たってもパンク地点の記憶が鮮明に残ってる、
で、そのパンクした場所で、パンクしたチューブをはずし、持参した新品チューブに入れ替えて、ミニポンプで空気を入れて無事帰宅・・・帰宅後、パンクしたチューブの穴をふさいで・・・ところが今度は新品チューブのほうが何かおかしい・・・どうもスローパンクしてるような、
1日でハッキリ分かるほどタイヤが柔らかくなってるんで、さっそく外してパンク箇所を調べたらどこにもそれらしい穴が見当たらないので、すこしゾッとしながら、何回も水にくぐらしてパンク箇所を調べたら、なんとバルブの部分からじんわりと気泡(きほう)が、
信頼のドイツブランド『シュワルベ』のチューブに限ってそんなはずはないと思いをめぐらすと、ひとつ気になることがあって、それはバルブコアが外せるタイプのチューブであること、
チューブにパンク防止剤とか入れる場合を想定して、あえてバルブを外せるタイプなんすね、
こういう外せるタイプは、バルブをよく見ると、ペンチではさんで回せるよう、平べったい面があって、工場出荷時、そこの締(し)めが甘くてスローパンクの原因になったみたいや、
あれ以来一度も行ってないから、このタイヤでもう一度おなじパンク地点を通過して、検証しましょうか、
いや、やっぱり何となくグラベルキングで行く気には・・・行くとしたら別のタイヤがええなあ、
別のタイヤでも同じポイントでパンクしたらどうします?
3度目の正直か・・・さすがに気味悪いな、だったら用心して、パンク地点の少し手前から歩いて、突起物が散乱してるかどうか、しっかり確かめながら進もう・・・まあ、ともあれ、怪談話としてはあまりに弱すぎるし、最後にオマケが欲しいな、
じゃあ、最後にベテランお笑い芸人、藤原の原西(はらにし)さんが中学時代に経験したマジなやつを、
『YouTubeで見る』をクリックすると、別ウインドウが開いて、最初から再生されます。原西さんの心霊体験は28分35秒から、また31分11秒から始まるケンコバさんとハリウッドザコシショウが経験したやつも、かなりりなもんです・・・心霊モノが苦手な方は、ぜひここでお引き取りください。