2023年08月13日
未使用のまま前世紀から保管されていた謎の26インチクロモリMTBのフレームとフォークが家にやって来た!
で、なぞのオールドMTBフレームですが、
届いてますがな、金曜に、
実物、どうでした、
フォークをよく見たら、TANGE(タンゲ)の小さな刻印・・・じゃあフレームもTANGEじゃないかと探したけど、これという確証は得られず・・・けど、1990年代のMTBを画像検索すると、どうもアラヤさんとこの MUDDY FOX (マディー・フォックス)がイチバンそれらしいような、
当時、日本の各自転車メーカーも、まったく新しいオフロード自転車であるマウンテンバイク市場で、激しく技術競争をしていたわけですが、
ミヤタが『ライテック』という軽さと強度を両立した溶接技術を確立して世界最軽量フレームを売りに『リッジランナー』シリーズを世界に売り込んでいたのに対して、アラヤ・タンゲ合同チームは、伝統的なフレーム素材である鉄にこだわり続け、こちらも高品位な加工技術が、世界に知られる存在へ、
じゃあ、クロモリフレームじたいは、信用できる品であったと、
たぶん間違いない、
そのうえで、あらたに見つかった問題点とか、
フォークコラムに差し込む古いタイプのステムを使うためか、フォークコラムがあまりに短すぎたり、手持ちのフロントディレイラーが、細身のクロモリフレームに合わなかったり、シートポストクランプが1990年代特有の形状だったり、つぎつぎと問題点も出てきたけど、いずれもパーツの追加注文で解決できるレベルなんで、こちらもひと安心、
こういう事をやってると、特に感じますけど、驚くほど豊富な選択肢から安価なパーツが選べて、驚くほど素早く正確に配達される・・・これってモノ作りの国ならではの凄味(すごみ)というか、
カナダに移住された飯倉(いいくら)氏によると、同じアマゾンでも、何から何まで信じられないほどサービス悪いっていうもんな、
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あと、変速用のWレバーですけど、今回購入したシマノ製は、いま愛用してるダイアコンペの無段階式じゃなく、SIS(Shimano Index System『シマノ・インデクス・システム』)式ですが、これは、
SISっていうのは、シマノの変速システムのいちばん根っこにあるカラクリで、レバーを動かすと変速位置で正確にピタッと止まるしかけ・・・もっともWレバーのばあい、これが当てはまるのは、リア8速を受け持つ右レバーだけで、フロント3速を受け持つ左レバーは、両端(アウターとインナー)だけ定位置で止まるものの、ミドルは自分のさじ加減で変速する仕様になってる、
無段階式と比べてどうすか、
この星のすみずみまでSISが浸透してることを思うと、Wレバーくらいは無段階のまま、自分の指先の感覚で変速したいような気もするけど、
なのになぜ、今回はSIS式Wレバーを、
シマノさんの変速システムの根幹(こんかん)にある SIS(シマノ・インデックス・システム)の最初期の形を体験できる貴重な機会なんで、
ところで、車体のペイントはどうしますの、
下地塗装なんで、もともとは味気ない真っ白だったはずやけど、年数たって、ちょうどええ感じにうっすら黄ばんで上品なクリームホワイトになってるんで、このままでも、ええような、
中古の1990年代のMTBって、かなりどうなのって配色も多いですしね、
仕上げ塗装の配色デザインで、かなり損してる中古MTBが多く、それなら白一色のほうが、まだしもええし、各種パーツ類に派手目な色も使えるし、野外用テプラで自分なりのステッカーを作ったり、やり方は色々と、
ところで、26インチMTBって、700cのタイヤも入るんすか、
ブレーキの取り付け位置だけが変わるんで、便利アイテムでそこが調整されれば、問題なく乗れるそうや、
完成まであとわずか、パーツ待ちの状態で気が早すぎますけど、今回フレームから組んでみて、どうすか、
『ぼくの夏休み オールドマウンテンバイク編』やないけど、前世紀の新品フレームを1から組み上げ、念願だった、1990年代の名車、アラヤ・マディー・フォックスらしき 26インチ・クロモリ・フルリジッドMTBに乗れるわけで、ていねいに保管・販売・配送していただいた各業者さんには、ひたすら感謝しか無いなあ、