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2023年07月10日

『17年ぶりに好印象なグラベルバイク用ドロップハンドルを新調・・・これまでの自転車生活なども振り返りながらレビューしてみた』(後編)


今回グラベル用ドロップハンドルを購入したタイオガという自転車パーツメーカーなんすけど、品ぞろえが風変わりで、ドロップハンドルで選べるのがこのグラベル・ツーリング用の『タスクフォース グラベル』1本だけという、

ロードバイクよりもBMXやマウンテンバイクのパーツが得意なんで、そのせいちゃうか、

(ホームページなどから引用)
『タイオガの歴史』
1978年から現在に至るまで、サイクリング体験の質の向上を目指した革新的な製品開発を行う総合パーツブランド「タイオガ」(母体は日本企業マルイ)。現在では標準規格のひとつである、かつて「タイオガサイズ」と呼ばれた1.1/8インチのステアチューブや、加速力とトラクションを最大化したパターンのBMXタイヤ「コンプV」、ダウンヒルでのバイクコントロール性能を高めた「タイオガDHサドル」などを産み出し、2006年にはパッドを必要とせず、比類のない衝撃吸収性と快適性を持つサドル「スパイダー」を発表。この「スパイダー」サドルは、2009年のRed Dot Design Awardを受賞し、世界中にその名を広めました。

『タスクフォース グラベル』には、400o・420o・440oと3種類のハンドル幅が選べて、そのなかの420oを選んでますけど、そのわけは、

オストリッチのフロントバッグを付けるために、変速をWレバー型に変えて、ハンドル回りのシフトケーブル類をスッキリさせたんやけど、それでも今までの400o幅だとサイドポケットの出し入れが少し窮屈(きゅうくつ)なのと、これまで400o幅のドロップハンドルしか経験してないんで、他の長さも試したいというのがあって、

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じっさい乗り比べて、左右10oずつ広がった印象はどうすか、

どっちでもええような変化というよりも、劇的な大変化で、ハンドルひとつ換えただけやけど、ひとまわり大きな乗り物に乗ってるようなどっしりした安定感があって・・・立ちこぎする時も、左右への倒しこみがより深く自然にやれてじつに爽快・・・じぶんの身長180pくらいなら、むしろ420oが標準なのかも、

グラベル用ドロップハンドルの特徴として、下ハンが末広がりになってますが、その点はどうすか、

ブレーキレバーが垂直じゃなく少し「ハ」の字になるんで、個人的には見た目イマイチやけど、それを上回る快適さ、

具体的にはどんなふうに、

上ハン(ハンドル上部)をにぎってる時も、指が真下でなくほんの斜め下に伸びて、じつにささいなことやのに、これがとても手に優しくて心地(ここち)ええんや、

ツールドフランスを観てると、グラベル用じゃないふつうのドロップハンドルでも、ブラケット部分をあえて「ハ」の字型にセッティングしてる選手も多いような・・・ちなみにグラベル用ドロップハンドルになると、下ハンは上ハンより70oも広くなって、490oになりますが広すぎません?

マウンテンバイクにくらべるとこれでもぜんぜん狭いし、ジョイマン高木氏のように両手が広がってより深い前傾(ぜんけい)姿勢が取れるから、向かい風にも強いし、前傾による低重心に加えて上ハンより70oも幅広なんで、安定性もより高まって、風にあおられる心配も無く、荒れ地での安定走行も可能に・・・ちょうどマウンテンバイクに昔よく付いてたバーエンドバーを握りながら、ロードバイクのような深い前傾姿勢で走るような感じ、

快適さには定評あるエルゴングリップのなかでも、あると何かと助かるバーエンドバーが一体化したこちらのモデルが最強では…

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感想(1件)




じゃあ深い前傾姿勢さえ苦にならないなら、こんな理にかなったハンドルもないと・・・ちなみに、最初は苦手だった前傾姿勢が、なんでこんなにラクラクできるようになったんすか、

アホみたいな答えやけど、カラダがだんだん慣れて来たからとちゃうか、

向かい風のしんどさより、前傾姿勢のしんどさを選んで、数(かず)こなすうちに、だんだん前傾姿勢が苦にならなくなったと、

それに前傾姿勢になると、サドルとハンドルに体重が分散され、下半身だけでなく上半身も使って走れるようになるんで、総合的にはこっちの方がずいぶんラクなこともわかって来て、

ちなみに、今まで付いてた補助ブレーキやフロントバッグも外してしまいましたが、

あったらあったで便利やけど、かわりにハンドルまわりが重鈍(おもにぶ)くなるんで、このさい取り回しの軽快さを優先して、

ちなみにポジションのセッティングは、どうしてるんすか、

最初に、下ハン握って立ちこぎしてみて、きゅうくつにならない長さのステムを選んで、そのハンドル位置にあわせてサドルの前後位置を決めて、ハンドルの高さはサドルより気持ち低めにして、あとは、自分のカラダがシックリ来るまでサドルの傾きやハンドルのシャクリ(手前に引き上げる角度)を微調整して、

サドルの高さはどうするんすか、

マウンテンバイクみたいに過激な傾斜地を走る場合は足つきも大事になるけど、それ以外は基本、足が伸びきるちょっと手前あたりが、回してて心地良い、

乗りながらポジションが変わることもあるんすか、

特に今回みたいに、長年使い続けた重要なパーツを新調するばあいは、自分のカラダがそれになじんでいく時間が必要になるんで、最初の感覚で決めてしまうより、気長に距離を乗りながら、じょじょにセッティングを詰めてくほうがええような、

しかし、なんでロードバイクでなく、ツーリング系やシクロ系なんすか、

ジェイミスというメーカー同様、自分もマウンテンバイクの影響が強いからとちゃうか、

(ホームページなどから引用)
『ジェイミスの歴史』
JAMISは、1979年フロリダ州タラハシーで誕生した。最初の製品はビーチクルーザー。それはアースクルーザーと呼ばれ、その製品の評判は瞬く間にフロリダのビーチに響き渡った。創業当初、ビーチクルーザーを中心に展開していたJAMISは1983年、現在のMTBの原型ともいえるDAKOTAを発表。1985年にはDAKOTAやDAKARを発表し、名だたる世界のMTBブランドの一員となった。

そういえば、さっきジェイミスの日本向けホームページをのぞいたら、とうとうロードバイクが無くなって、グラベルロードしか選べないように、

海辺をゆったり流すビーチクルーザーを改造してマウンテンバイクが生まれたせいか、マウンテンバイクに乗ってると、スピードに急(せ)かされて走るようなことが無くなってきて、高速巡行が得意なロードバイクからどんどん遠ざかっていくような気がする、

それでジェイミスさんもロードバイクから、より低速重視のグラベルロードへ重心を移したと、

ずっと前に誰かのブログで「ロードバイクはスピードを出さないと楽しくないけれど、マウンテンバイクはゆっくり走らせても楽しい」という、名言を聞いたことがあるけど、じっさいロードバイクのようなスピードが出る自転車だと、素晴らしい風景の中を走っていても、なかなか停(と)まろうという気が起こらないけど、巡航速度の低いマウンテンバイクやグラベルロードやツーリング系の自転車だと、ロードバイクより気軽に停まれて、風景を愛(め)でながらカメラを取り出す余裕も生まれたりして、そのゆったりした時間の流れがええんや、

そういえば、京都に住んでるころ輪行にハマって、まるで自分の実家に帰るような気分で、何度もびわ湖エリアを散策して、近江大橋やびわ湖大橋をはじめとして、びわ湖へそそぐ大小いろんな川のいろんな橋に立ち止まっては、心に残る景色をカメラに収めていました、

自分にとって、自転車とカメラはワンセットなんで、より速く遠くへ移動することより、こころひかれる景色に出会ったら、そのつど気軽に立ち止まれるほうが大事なんや、

そういう意味でも、コーダブルームさんの『KESIKI(景色)』というネーミングにはしびれますね、

梅雨明(つゆあ)けも近いし、ホームページの写真もロゴもイメージゆたかで、『ぼくの夏休み』的1台として、強力にオススメしたなるなあ…

この装備で10万円以下と、そうとうお買い得感もありますし、

ドロップハンドルバージョン『KESIKI Touring』も追加されたし、サドルにまたがると斜め下に見える太陽と水平線のロゴ(=シンボルマーク)もええ感じやし、必要ないのにもう1台欲しくなってくる、

KESIKIを紹介したコーダブルームさんのホームページ
https://khodaa-bloom.com/bikes/kesiki/

これ以上シフト数を増やすと、耐久性が落ちて価格は上がるため、あえて流行を追わず堅実な8段変速を採用するあたりもシブい!!

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感想(1件)




同時期に登場したライバル、低価格帯グラベルロードの名作 MIYATA『フリーダム・プラス』と比較しながらていねいに解説されています!


熱中症をたくみにかわしながら、精神エネルギーが具現化した愛車(スタンド)と共に、忘れられない夏の景色をさがしに行こう!!
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