やはり最大のマイナス面は、実測15sもあると、きつい登り坂になるほど軽快さが失われることかなあ、
ちなみに、四半世紀も人生を共にした街乗り用にカスタムした26インチのフルリジッド(サス無し)・マウンテンバイク『ミヤタ・リッジランナー』は実測で11sジャスト、
車重が4sちょっと増えて、タイヤも大径化してるんで、きつい登り坂での重さが気になるところ・・・もっともそのぶん、最大32tのスプロケを、レアもんの(なかなか市場に出回らない)34tに換(か)えてやれば、あとは、慣れの問題のような気もする、
コストダウンを優先するために、かなり重いタイヤを履(は)いてるせいも、
たしかに前後タイヤをええもんに替えるだけで1sは軽くできるし、
ここは国産メーカーで統一したいし、街乗りメインやし、つぎ履くタイヤは、IRC(井上(Inoue)ゴム(Rubber)工業(Company))のマーベラで決まりやなあ、
アイアールシー MARBELLA (マーベラ) クリンチャータイヤ 27.5x2.25 IRC 送料無料 価格:5,965円 |
で、そんなアラヤ・マディフォックス・ダートから半月ぶりに、12年も乗り続けてる実測11sで細いタイヤ(700×28c)のクロモリ・シクロクロスに乗りかえてみて、その違いとかどうすか、
半月ぶりに乗り換えると、こぎだしの軽さは感動的なほど・・・けっこうな坂道でも踏み込んだぶんだけ加速感があって、車重が4sちょっと違うとこれほど軽快なんやと・・・反面、路面の凹凸(おうとつ)はそのまましっかり伝えてくるんで、舗装路でも荒れた路面はけっこう突き上げ感も激しく・・・それで、かならずこまめな抜重(ばつじゅう)作業とワンセットで走ってたことを思い出したりして、
抜重(ばつじゅう)ってなんすか、
英語で言う「アン・ウエイティング」と同じ意味で、路面からカラダに伝わるの突き上げ感を逃がすために、ほとんど無意識に行われるカラダの動き・・・フロントアップや、もっとシンプルに、手や腰にきつい振動が来そうなときは、ハンドルやサドルからカラダを浮かして振動を逃がすような一連の動作のこと、
なかなか話してる人いないんちゃいます、
たしかに、あまりに当たり前な体の反応なんで、YouTubeでちゃんと取り上げてるチャンネルも見たことないけど、自転車好きなら、この作業は自然とやれてるはず・・・でないと、あっというまに、ハンドルやサドルからのきつい振動をモロ食らって、自転車そのものがイヤになるはず、
じゃあ、路面からのきつい振動に対しては、全身でたくみにショックを吸収しながら、走ってると、
マウンテンバイクなら、そういう気づかいが少なくても、より快適に走れるんで、半月ぶりに、サスペンションのない硬くて細いタイヤで走り出すと、アスファルトでも、場所によってはけっこうな突き上げ感で、「なるほど、この自転車でわざわざ悪路を走ろうとは思わへんなあ」と、
振動吸収性に優れたクロモリフレームでも、同じことなんすか、
クロモリフレームにしても、耐久性を犠牲にしてまで乗りごごちを優先できひんし、けっきょくアルミフレーム同様、路面の振動は正直にハンドルやサドルに伝えてくると思ったほうが良い、
じゃあクロスバイクも、基本的には、振動をそのまま伝えてくる自転車なわけすか、
マウンテンバイク風な太いタイヤのモデルも少数あるけど、基本にあるのは、ロードバイクの軽快さなんで、それとワンセットで、路面からの突き上げ感もより激しくなるわけで、
ちなみに最近はやりの、グラベルロードはどういう位置づけなんすか・・・イマイチ位置付けが曖昧というか、
せっかく出してきた新カテゴリーなんで、一時的な流行で終わって欲しくないんで、そういう意味では、グラベルロードのキャラクターをよりハッキリきわ立たせるため、街乗りマウンテンバイクよりもさらに薄味(短いトラベル量)で、より軽量な専用フロントサスペンションをつけて、マウンテンバイクの街乗りハードテイルモデルと、どっちを買うか迷うようなモデルとして売り出してくとええんちゃうかなあ・・・じっさい、SRサンツアーさんからも、新開発のグラベルロード用フロントサスペンションが製品として売られてるし、2年前にはフルサスのグラベルロードすら発表されてるし・・・マウンテンバイクからロードバイクへディスクブレーキがやって来たことを思うと、次はフロントサスペンションがロードバイクにやって来る流れになるのでは、
46万円だけあって、フルサスフルカーボンで11sそこそこ・・・バリ重いEバイクよりも、こっちがより美しく見えるのは自分だけやろか・・・
これをフロントサスペンションだけにしたら、さらに軽くしたり、コストダウンもできるし、タイヤ幅もせまくできるし、あれこれ可能性に満ちてるなあ、
じゃあ、けっきょく悪路を楽しんで走ろうとしたら、少なくともフロントサスペンションは装備しといたほうが良いと、
そう、なわけで、売れ筋のグラベルロードバイクにフロントサスペンションを装備したモデルがぜんぜん見当たらないのがじつに残念、
SRサンツアーさんとこのグラベルロード向けフロントサスペンションGVXシリーズは、7万円もするんで、ただでさえ値上がり気味な自転車業界では、なかなか実装したくても思い切れないとか、
たしかになあ、開発がはるか先に進んでるマウンテンバイクなら、フロントサスペンションも安価で満足のいく製品が買えるし、それなら、わざわざグラベルロードを買うより、圧倒的に安く技術的にも熟成されたハードテイルマウンテンバイクを選ぶか・・・じっさい我々もそうしたわけやし、
ところで、いつも思うんですけど、クルマやバイクよりも圧倒的に行動半径がせまい自転車であればこそ、そのぶん、どんな道でも得手不得手(えて・ふえて)無く、快適に走りたい・・・日常使いの街乗りマウンテンバイクの醍醐味はまさにここにあるわけで、
リアサスは贅沢(ぜいたく)機能としても、リモートロックアウト(手元で固定する)機能が付いた、安価なコイル式フロントサスペンションは、ホンマ有ると無いとでは大違いやもんなあ・・・これのおかげで、街乗りで走りたくなる道や路面がとたんに倍増するわけで、同じ行動半径でも楽しさの密度感がぜんぜん違ってくる、
街中にはオフロードが無いというのは全然違いますしね、
どんな街にも1つや2つは川が流れていて、河川敷には豊かなオフロードエリアが広がってるわけで、河川敷のサイクリングロードから、ほんの少し河川敷オフロードに入って行くだけで、住んでる町の印象はガラッと変わるし、いろんな種類の路面を組み合わせてバラエティー豊かに走る楽しみもあるわけで・・・街乗りマウンテンバイクやグラベルロードで、日常生活に密着した街乗り(日常生活圏での)の楽しさを味わって欲しいと思うなあ、
街乗りマウンテンバイクのお手本、アラヤ・MFD(マディ・フォックス・ダート)
バックフォークに記された「アラヤ・ハードテイル・ジオメトリック・フィロソフィー」に見て取れる、元祖和製マウンテンバイクメーカーならではのフレームにかける情熱と自信!大阪のメーカーらしく、フレーム以外はすべて普及価格帯のパーツでまとめることで10万円をはるかに下回るお求めやすい価格を実現!すべてのフレームサイズを、歩道走行に必要な600oよりさらに短いハンドル長560oでまとめるあたりにも、国内メーカーならではのセンスが光る…