梅雨入りして夏本番も近いこの季節、琵琶湖エリアの美しい風景が、たびたびフラッシュバックして幸せな気分に、
過去のショッキングな体験が、何度も心に浮かんで人を苦しめるフラッシュバックですけど、しあわせなフラッシュバックもあるとは、
何度も好きでおとずれた琵琶湖なんで、近畿から遠く離れて10年以上過ぎた今も、各地の印象的なシーンが、ふと心に浮かんで来て、そのまま、あの道この道とつないで空想のサイクリングになったり、
京都嵐山を拠点に、近畿一円に張り巡らされた私鉄・JRを味方に約10年間、さまざまな地域へ輪行しましたけど、けっきょく琵琶湖、それも、いちばん京都よりの大津あたりが一番記憶に強く残ってると、
近江八幡とか、琵琶湖大橋とか、役物(楽しませてくれる仕掛け)だらけの琵琶湖エリアやけど、いちばん京都寄りで、訪れた回数も多いせいか、
しかし、けっこう過密ですよね、大津のあたりは、
山と琵琶湖に挟(はさ)まれた、ただでさえ狭いエリアに、国道1号線、名神高速、新幹線、京福電鉄、JRびわ湖線、JR湖西(こせい)線…さらに、これでもかと多くの家々や、工場・企業、名所旧跡の数々がひしめきあい、
このひしめき具合もまた、楽しみのひとつであると、
大津のばあい、琵琶湖があるんで、過密であればあるほど、琵琶湖の広々した景色が、対比でより素晴らしく見えてくるという相乗効果もあって、
そういえば、浜大津港から瀬田の唐橋(せたのからはし)にかけて、琵琶湖ぞいに広々した素晴らしい自転車歩行者用遊歩道が、
真冬は切ないほど寒く、きっつい風雪に見舞われるこのエリアやけど・・・そのぶん真夏は、暑ければ暑いほど、琵琶湖から吹く風は爽やかなばかり・・・ああ書いてるとマジで行きたなってくる、
京都に最も近い琵琶湖ということで、輪行と自走を半々で組み合わすこともあったり、
いちばんスタンダードなコースは、岡崎公園や南禅寺あたりを愛(め)でてから、山科疎水(そすい)ぞいに三井寺の裏手の山を越えてくルート、よりドラマチックなコースとしては、わざわざ宇治のほうから、山ん中に分け入って、南郷洗堰(なんごうあらいぜき)から瀬田川ぞいに北上する迂回(うかい)ルート、さらに、最後のころは、奈良から山を越えてく、かなり気合いの入ったルートまで、
ここまで来ると完全な物好きの世界というか、まるで自転車アスリートの練習メニューのような強度、
蒸し暑さも本格的な7月、ツールドフランス開幕直前企画と称して、京都からわざわざ奈良まで輪行後、和束町(わづかちょう)の茶畑を抜け、童仙房(どうせんぼう)へと林道をひたすら登り、信楽(しがらき)高原から、瀬田川ぞいに琵琶湖へ向かうという、
なんでまた、そんなきついコースを、しかも真夏に、
きつければきついほど、ゴールの琵琶湖が、映画の感動的なラストシーンみたいに映るんで、
南郷洗堰からは、瀬田の唐橋(せたのからはし)まで、クルマが入ってこられない自転車歩行者用道路が、水ぎわに続くのも大きいすね、
あの道がまた,なんとも気分ええもんで、それ目当てで何度も走ったほど、
ここまで来れば、琵琶湖はもう目と鼻の先、
正確には、JRびわ湖線の鉄橋から北が琵琶湖になるそうやけど、へとへとになって、あとは広々と美しい琵琶湖ぞいの遊歩道をゆるゆると、JR大津駅まで、
あのとき、琵琶湖を一望するベンチで味わった、コンビニのありふれたサンドイッチとコーヒーは、人生でもなかなか味わえない、心揺さぶるうまさでした、(つづく)
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