アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

2020年08月15日

年齢学序説 博多大吉 幻冬舎よしもと文庫

博多大吉というと、本人もいささか自虐的に書いてるけど、お笑いの華丸大吉で児玉清のモノマネをするほうじゃないほう。正直言って地味で、あいづちをうってるだけという印象なんだけど、なんとなく人の良さが滲み出てて気にはなっていた。

で、読んでみたら、これが文章が上手い。プロならこうは書かないだろうなという文章なので(けなしているわけじゃありません)、ゴーストライターじゃないんだろうな。

人は、特定の年齢によって分岐点を迎えたり、成功へのきっかけをつかんだりという、まあ、ありがちといえばありがちな類型論なんだけど、それを妄想と言い切っているところが潔い。そして、その対象に対しての愛情に満ち溢れている。お笑い、プロレス、歌謡曲などいくつかのジャンルに渡って考察、いや、妄想を重ねているが、結局この人は人間が好きなんだな、なんなら相方の博多華丸が大好きなんだな、ということがよくわかる。

この本は単なるタレント本ではない。人間博多大吉の、人類礼賛の書だ。森羅万象を肯定する大吉教のバイブルなのだ。

この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/10121805
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
プロフィール
なかなかやんさんの画像
なかなかやん
音楽大好き、読書大好き。いろいろ聴きます。DTMなんかもやります。作曲もします。小説も書いてみたいです。
プロフィール
ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 ←よろしければクリックしてください

人気ブログランキング ←よろしければクリックしてください
カテゴリーアーカイブ
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。